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Amazon.co.jp ・本 (354ページ) / ISBN・EAN: 9784065227725
作品紹介・あらすじ
クメールの遺物、持ち出してはならぬ――。
爆裂!! 乱歩賞作家、空前絶後のエンタメ力!
日本、フランス、カンボジア――。
世界を股に掛け、時を超えて繰り広げられる、「超ド級」トレジャーハント・ミステリー!
ああ、すっかり忘れていた、こういうロマン。
説得力のある「嘘」を書くのが小説家の醍醐味だ。
――今野 敏
「預けたいものがある」兼業カメラマンの平山北斗が、恩師・樫野教授からの電話を受けて数日後、教授は不審死を遂げた。友人の栗原、教授の娘・夕子と遺品整理をした北斗は、謎の数字が書かれたメッセージと、150年前にフランス人探検家のL・ドラポルトが所持していた骸骨の人形をみつける。これらは一体何を意味するのか? 真実を追う北斗たちを待ち受けていたのは、思いもよらない「秘宝」の争奪戦だった!
『到達不能極』で圧倒的スケールの才能を爆誕させた乱歩賞作家、待望の最新長編!
感想・レビュー・書評
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超常の力を持つというクメールの秘宝「カーラの瞳」をめぐる争奪戦。なにやら「インディージョーンズ」シリーズを思い起こす設定。だが、映画のような冒険活劇というわけではない。この辺は、ミステリー寄りではなく、もっとエンターテイメント寄りにしても良かったのではないかな。
現代と150年前からの過去の出来事が交互に描かれている。前作の「到達不能極」もそうだったけど、どこかで見たようなストーリーという印象。割とあっさり大団円を迎えてしまったので、独自の印象を残すまで至っていない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界をまたにかけた壮大なトレジャーハント・ミステリー。
古代クメール文明の謎めいた魅力にぐいぐい引き込まれました。
ストーリーはかつてお世話になった教授の不審死から始まる。
彼の遺品の中から発見された謎の数字と150年前のフランス人探検家が所持していた骸骨の人形
謎を追い始める兼業カメラマン、平山北斗とその仲間たちの冒険を描く。
ただのエンターテインメントに留まらず、謎に包まれた歴史の深淵を覗き込むことで、我々が忘れかけていた「探検」というロマンを蘇らせる。
古代文明の知識と現代技術の融合。
それは、かつて私が小学生くらいの時に流行った月刊誌『ムー』を読んだ時のような妙なワクワク感を刺激する。
現代の日常から一歩踏み出し、遠い過去に思いを馳せる旅に出る。
信じがたいような遺物が存在し、それを巡る争いが、自分たちの知らない所で静かに、しかし激しく繰り広げられている。
架空の物語を通じた「説得力のある嘘」。
古代の謎や世界の古代史に興味を持っていた人、月間ムー好きだった人に超おすすめの作品。
日々の生活に冒険のスパイスを加えて、ドキドキワクワクのひと時を過ごせます! -
クメールの瞳という不思議な力を持つペンダントを巡って起こるエンタメ色の強い冒険小説。
過去と現在を行き来して話は進むのだが
それが子供の頃ワクワクしながら観た映画のようで楽しんで読むことが出来た。
王道なストーリー展開なので
驚きは少なかったけれど
着地点含め冒険小説を読んでいる!と言う気分になれて私は好みだった。 -
時間と空間の壁をこえ物語が展開していくが、最後にきちんと現在に収束していき、トレジャーハントっぽい展開になっていくのが面白かった。特に最後の攻防はお約束であるがきちんと盛り上がり、読み応えたっぷり。映像的なシーンが多くありドキドキ感がいい感じであった。
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最初はなかなかいいと思って読み進めたが、登場人物像がステレオタイプになった時点でだいぶ興味が失せた。
一番の抑えである終盤が特につまらない。
それにしても夕子という女性に惹かれる主人公の気持ちが理解できない。ワタシならこんな独りよがりで自分勝手なひとはごめんだ。 -
初めて斉藤さんの作品を読みました。
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面白かったけど「到達不能極」と似たような感じだったなあ。期待したほどでもなかった。前作もそうだったが、時系列がバラバラで語られるので話がめんどくさい。アイデアは面白いんだけどなあ・・・
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なかなか面白かった。最後の方は場所設定が凝ってて良かった。
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「到達不能極」に続く冒険SFミステリー。「未来が見えるクメールの瞳」アンコールワットを作ったクメールの人たちならあり得るかも!映画化を期待!「国により人によって正義が異なるのならば、果たして正義とは何なのだ」「未来は自分で切り開くものだ」
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最後はダイハード的なドキドキだったが不思議なペンダントって。
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江戸末期、フランス軍の日本派遣軍事顧問中尉デンクールは、サイゴンで友人ドラポルトから青銅に水晶が嵌まったペンダントを渡された。クメール王朝時代の物だという。
現在、大学教授の樫野教授がかつての教え子平山北斗に預かって欲しい物が有ると伝えたまま、フィールドワーク中に亡くなった。
未来が見えるという水晶を巡って民間軍事会社と北斗達の捜索がストーリーの大半です。ひねりが効いた展開も無く宝探し的な意味では手掛かり、埋蔵場所にしてもスケールが小さく、お宝を巡る大冒険活劇を期待しましたが残念な結果でした。 -
面白い。
特別に何かがと言うわけではないが。
そんなに複雑でなく日本人作家らしい重厚感のない感じのミステリー。
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平山北斗は、恩師・樫野教授から預けたいものがあるという電話を受けるが、教授は数日後不審死をとげる。彼は教授の娘・夕子と友人・栗原とともに預けたいものを探し…。一方で150年近く前、クメール遺跡から取り出されたペンダントを巡る話が時代を推移し並行して語られる。預けたいものがペンダントであろうことは読み手に想像がつくが、それを手に入れようとする敵、ペンダントの秘密、教授の死の謎等、気になり一気に読み進んだ。後半はアクションアドベンチャー映画を見ているよう!ミステリとしては軽めだが、読みやすくとても楽しかった。
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不審死を遂げた恩師から託された謎のメッセージを解き明かすうちに明らかになる、遥か昔のクメールの秘宝であるペンダントの秘密。遠隔透視をできるらしいそのとんでもない秘宝を巡って繰り広げられる、壮大でスリリングな展開のミステリ。
さまざまな時代と国を経て、現代日本にたどり着いたペンダント。歴史的価値だけではない、常識では信じられないような力を持つそれを狙う者たちとの戦いにはらはらさせられます。たしかにこんなもの、戦争に用いてはいけないのだけれど。それでもある程度の権力者が考えるのはやはりそういうことなのですね。だからそんなものは存在するべきじゃないと思いつつ、その一方でその能力を悪用することなく守り続けた人たちの想いも無視はできず。いったいどうなるのか、最後まで目が離せません。 -
到達不能極を読んでからずっとこの人の次の新刊を読んでみたいと思って3年。
やっと新刊が出たーー!!
こういうダ・ヴィンチ・コードのような、実はこれ本当の話なんじゃない?
と考えた時に最高にワクワクするロマン溢れる小説は読んでいて本当に楽しい。
過去と現在が混ざり合い、徐々に真相が見えてくるドキドキ感とその合間に挟まれる絶妙なラブロマンス。
小説って楽しいよなーと思わせてくれる原点的1冊。
著者プロフィール
斉藤詠一の作品
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