図書館の大魔術師(5) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 570
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065235232

作品紹介・あらすじ

司書試験に合格したシオは見習い司書としてのスタートを切った。
故郷で培った体力と運動神経の良さから実技の成績がズバ抜けてよいシオ。
そんなシオを一方的にライバル視する首席合格者のアヤ。
シオは彼女に歩み寄ろうとするが、逆に機嫌を損ね、「あなたと私達とじゃ覚悟が違う」と言われてしまう。
彼女がシオを敵視する理由とは…? そして未だ姿を現さない同期メンバーとは一体?
発売後即重版の王道ハイファンタジー第5弾!

感想・レビュー・書評

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  • 謂れのない差別を受けている側だからといって、自分と違う属性の人に対して無神経な態度とらないとは限らない。
    差別の眼差しを向けられる場面の多い混血のシオもまた生き方に選択肢のある「男性」であり、司書を目指す《しかなかった》女性とは根本のところが違うのだ……というのは、実は初期から提示されてたことなのだけれど、圧倒的に女性ばかりの中央図書館では読者も忘れてしまいがちな前提だよね。
    そんな衝突を経て、それでも自分なりに司書を目指す意味を見失わないシオをこれからも応援したくなる。

    あとね!
    デレた後のアヤ、あまりにも破壊力高すぎません!?
    親愛の情を示すあの1コマは反則ですって。かわいすぎる。

  • 見習い司書生活が始まって1週間。


    座学の成績が思うように上がっていかないシオ・オウガ・メディナ。
    特にメディナは高貴な血筋で性格も典型的な高慢キャラにも関わらず、勉強も運動もワーストクラスに苦手な困ったさん。思想も強烈に偏った彼女と分かり合える日は来るのだろうか。

    今巻の見所はラコタのクールキャラ2人・アヤとミドリィと仲良くなった事。女性が司書を目指すことの現状、社会進出を果たす上での選択肢がほぼ存在しない問題。アヤはそれを理解した上で、それでも天体の学者になる可能性を諦めていない。
    にわかに好きなキャラになったなあ。
    あとチャイロウちゃん。かわいい。

    オウガはいつもながら朗らか可愛いけど、何やら裏がありそうな?

    スモモもいい奴だね。

    シオ君いろんな子とフラグ建てるけど大丈夫かな。


    空から女の子が降ってきた…なんてファンタジー…
    穿いてない?

    また衝撃の事実とともに次巻へ。彼女も大魔術師になるのね。


    1刷
    2021.6.19

  • まだまだわからないことが沢山……
    そして、一気読みだからいいけど、設定細かくて、間が開くと読み直さないとわからなくなりそう……

  • とても面白い。
    背景などの書き込みが尋常ではなく、また非常に細かい民族設定などと絡めて考察ができワクワクした。小説と漫画の違いはあるが、初めてハリーポッターを読んだ時と同じような未知の世界が感じられた。

  • ついに図書館の大魔術師が…!

    …と思わなくもないのですが、どちらかと言うとシオ周辺の人間関係が気になるわけでして。

    真っ直ぐで二心がなく、例え思いがすれ違ったとしてもお互いの妥協点を探して歩み寄ろうとするシオ。
    なのでどんなツンデレだろうとも篭絡できる…かと思えば、信念かぁ…。
    なるほど。
    当たり前の話ではあるのですが、人それぞれの価値観や考えがあるわけで、その中にはどうしたって交われない、そもそも交わらない事を是とする人がいる、と…。
    改めて、この辺のキャラクター、世界観の多様性がこの作品の魅力だなぁと思うのでした。

    正直、「ハハルクじゃない。メディナの話をしているんだが?」にスカッとしましたけれども(苦笑

    いやしっかし……表紙の美しさ、尋常じゃないな…。

  • この巻でも最後の方で話が大きく動いたかな。
    今後もこんな感じで各巻進んでいくのかな?

  • 見習いとしての日々。
    メディナの敵意はなんなん?
    アルビノなのかな、二代目候補の見習い生と交流。
    相変わらず絵もきれいで読みやすいなー。

  • 本格的に始まった見習い司書の養成課程で習熟が遅れがちなシオとオウガとメディナ。一方で首席優等生のアヤと急速に接近し、見習い仲間とサークル活動も始めたシオに、更なる運命的な出会いが待っていました。
    シオはただ田舎者で訓練不足だから劣等生なのではなく何らかのスイッチが入っていないだけに見えるのは読者の贔屓目でしょうか? 今回とある人物との運命的出会いがあってシオの生まれ持った資質らしきものが次第に明らかになってきましたが、そこに件の人物を巡る様々な政治的思惑や、シオの出自に関してメディナが抱く根深くて厄介な差別を超えた敵意なども絡んできて、糸が少しずつ複雑に織りなされ始めた印象です。
    まだまだ壮大な物語のほんの序章に過ぎないと思われますので、ゆっくりと楽しみに続刊を待つことにします。

  • 漫画にしては分厚くて読みごたえもあり、絵もとてもキレイです。次巻も楽しみ♪

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