- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065235928
作品紹介・あらすじ
二千五百年の時空を超えて私たちに語りかける永遠不滅の思想。マンガで読む「おもしろくてわかりやすい」中国の思想シリーズ新創刊!社訓から「寅さん」まで、中国の聖人孔子と彼の言行録である「論語」は、日本人の日常生活の中に深く融けこんでいる。孔子の人間像とその思想の魅力をマンガでわかりやすく構成。「孔子の一生」「孔子の弟子」「論語」の三部構成で描く、おもしろくてためになる孔子入門書。数十ヵ国で翻訳されているベストセラーを新装版で文庫化。
感想・レビュー・書評
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マンガでなければ読み終えることができなかっただろう「孔子の思想」と「論語」。
孔子は弟子の教育に「格物」「致知」「誠意」「正心」「修身」「斉家」「治国」「平天下」の八項目を、学問、立身、処世の為の目標とした。
また「礼・楽・射・御・書・数」の六芸を習得して「智・仁・勇」の三つの徳を身につけるようにした。
孔子の学問は「道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に遊ぶ」に分かれる。徳が最上位で、以下、言語、政事、文学と続く。
君子に九思あり。・物をハッキリ見ること。・話はちゃんと聞くこと。・穏やかな表情を保つこと。・謙虚にふるまうこと。・誠実に話をすること。行動は慎重であること。・疑問があったら尋ねること。・怒る時はしこりが残らぬようにすること。・うまい話には乗らぬこと。・・・肝に銘じましょう。
残り少ない人生ですが、どれか一つでも実践出来たらですな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二五〇〇年の時を超え、日本人の日常生活に溶け込んできた『論語』の思想をマンガで学ぶ。
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孔子の政治思想 徳治主義
為政者がまず人格的に優れていなければならないという主張。
そのための教育。
戦国に生き、為政者に振り回され厚遇されなかった孔子ならではの考えであろう。
今日の政治的腐敗を思い起こせば、今更ながらに孔子への共感が芽生える。 -
孔子が思った以上に人間臭い面があるように読めた。