- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065236901
作品紹介・あらすじ
500以上にのぼる「稲川怪談」の中から選りすぐりの40作品を定本としてまとめたものが本書です。
座長、ずんじ、稲川先生・・・ファンの間で様々な愛称で呼ばれる稲川淳二さん。関西テレビ系列の「稲川淳二の怪談グランプリ」で多くの怪談師たちを世に送りだし、若手怪談師たちから「巨匠」「レジェンド」と慕われています。
開拓者として怪談ブームの礎を作り、いまや「伝統芸能」とも呼ばれる「稲川怪談」。もとは自身の体験談から始まり、業界人の不思議な話、土地にまつわる噂……と、時代とともに変化し、半世紀を経て、完成度の高い傑作怪談へと発展していきました。
怪談家・稲川淳二が人生をかけて50年にわたり、収集・研究・創作し、語ってきた「稲川怪談」集大成です。
感想・レビュー・書評
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夏になると何回か稲川さんの怪談公演を
聞きに行った事があります
聞いたことある話もありましたが、
最後まで楽しめました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子どもの頃の夏休みといえば「あなたの知らない世界」やら何やら、怖いテレビをいとこらとみては、夜は怪談話、そして肝試しと、たわいのない遊びをやってました。
稲川淳二氏、いまはすっかり語り部の翁のご様子。ここに収録されているのは短編ばかりですが、どれも現実味があります。それは聞き取りした著者が偏った脚色をしていないからかもしれません。きいた話に尾鰭が付いて、どんどん肥大化することはよくあることですが、その匙加減をよくご存知だからこそできる芸当なのでしょう。文章が一人称というのも、語り口調を踏襲していて好感が持てます。 -
ほのぼの系はかわいい。
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往年の名作怪談を収録した傑作選。目で文字を追うだけで、お馴染みの語り口で脳内再生される。
今や数多の語り手が存在する怪談界隈であるが、イナジュンの怪談と語りは今でも輝きを失っていないのだな、と再度実感させられる。
著者プロフィール
稲川淳二の作品





