首の鎖 (講談社文庫)

  • 講談社 (2021年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784065237694

作品紹介・あらすじ

勝村瞳子、独身。自分を疎ましがる母の介護と、実家の店でこき使われているうちに一日が終わる。恋人には、妻がいる。
そんな中、病院の待合室で丹羽顕と出会う。彼は、妻からのDVに悩まされていた。
愛しているのに苦しい、家族への複雑な想いを初めて理解し合えた二人は、ある殺人事件を機に共犯者となるが――。

みんなの感想まとめ

愛と苦悩が交錯する物語が展開され、主人公たちの複雑な人間関係が描かれています。独身の瞳子は母の介護に追われ、恋人には妻がいるという状況に苦しみ、同時に、DVに悩む顕と出会います。二人はお互いの痛みを理...

感想・レビュー・書評

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  • 介護に疲れた瞳子と妻のDVに苦しむ顕。二人の運命は、ある殺人事件を機に回り出す。

  • 3.8

  • 宮西真冬2冊目。
    「誰かが見ている」とはまた全然違う読了感。
    ほんの一筋の光が見える終わり方なのかもしれないけど、物語が終わっても、彼女の人生がまだまだ続くと思うとずーんってなる。
    登場人物みんな嫌な奴だな

  • 頁を開けばいきなり情事の描写。しかも言い方が悪いですが、三文小説的な雰囲気も感じてしまい、メフィスト賞受賞作家っぽくないなぁと思いながら読み始めたら、介護の様子にこのうえなく凹む。しかしそれほどえげつない書き方ではないのが救い。

    娘を介護要員としてしか見ていない家族。いなくなると困るから、陰で娘の幸せを壊そうと図っている。もうこんな家族のことなんか放っておけばいいのに、娘はそうはできません。やっと巡り会えた相手は妻からのDVに遭っているという悲惨極まりないふたりです。

    感情移入はしにくいけれど、この状況が好転する日は来るのだろうかと一気に読まされました。はい、決して三文小説などではありません。

    首の鎖はちゃんと外れますか。

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著者プロフィール

1984年山口県生まれ。2017年、『誰かが見ている』が精緻に組み立てられた心理サスペンスとして高く評価され、第52回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著書に、全寮制女子高で不審な事件が次々と起こる『友達未遂』、介護に悩む女性とDVに苦しむ男性を描いた『首の鎖』がある。

「2022年 『彼女の背中を押したのは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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