- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065237694
作品紹介・あらすじ
家族に縛られる人生は、終わりだ――。
甘やかな青春時代すら祖母と母の介護に尽くしてきた勝村瞳子は、気づけばもう四十歳目前。
このまま介護で私の人生は終わるのか――未来が、見えない。
愛し合って結婚したはずの妻に、過剰なルールで束縛され、さらに執拗なDVに悩む丹羽顕。
僕の自由は一体どこに――、出口が、見えない。
心療内科で出会った瞳子と顕は次第に心を通わせていく。
友人とも恋人とも言えない関係の、ぬるま湯のような快さに浸り続けていたが……
「――妻を、殺してしまいました」
「・・・・・・すぐに行くから、待っていてください」
顕からの一本の電話で状況は一変する。
果たして二人の運命は。
感想・レビュー・書評
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宮西真冬2冊目。
「誰かが見ている」とはまた全然違う読了感。
ほんの一筋の光が見える終わり方なのかもしれないけど、物語が終わっても、彼女の人生がまだまだ続くと思うとずーんってなる。
登場人物みんな嫌な奴だな詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
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