- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065238813
作品紹介・あらすじ
『鬼灯の冷徹』江口夏実最新作!
地獄の次に描くのは…この世とあの世のはざま!?
大学生の真木と八重子はある日、
頭から血を流しているのに救急車も警察も嫌がる怪しげな男と出会う。
モグラと名乗るその男は「あの世から出禁をくらっている」と
おかしな話をしはじめた。
以来、二人には今まで見えなくてよかったものが
見えてしまうようになりーー。
世にも不死議な物語の幕が開く!
感想・レビュー・書評
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百暗さんの普段の駄目人間ぶりと、しっかりホラー入るところと、大人な余裕を醸し出すところ、それらのメリハリ、緩急さがたまらなく癖になった。
鬼灯さまとはまた別種のキャラだ。
黙っているとイケメンなのもいい。
喋ると大体残念だけど。
一体何をしてあの世から出禁食らったのだろう。
一巻なので、メインパーティが揃うまでの導入編といった感じだった。
丁寧なキャラ紹介というか。
このメンバーでこれからどんな話が展開するのか、とても楽しみ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
江口夏実最新作。「鬼灯の冷徹」とはまた違った形の彼岸と此岸の物語。
主人公の一人であるモグラは、あの世から出禁を食らっている存在です。何故、そんな状態なのかは、今のところ秘密。彼の所持しているカンテラに関わっているような気がしないでもない。
秘密のアイテムを私利私欲で使ってしまって、なんだかんだで怒られてしまいました、みたいなことかな。「出禁のモグラ」の地獄にも、あの冷徹補佐官がいるとしたら、相当なことしでかしたんでしょうね。あの補佐官、罪は罪で執行するけども、個人のポテンシャルは認めて伸ばそうとするからね。
相変わらず、怪異をポップに変換するのが上手い人ですが、時折覗くストレートな恐怖が刺さります。和風ホラー。油断させといて、そこ生じた隙間に差し込んでくる怖さね。
詩魚ちゃんに憑いていた幽霊たちの場面がわかりやすい。あの電柱は声でたものなぁ。家で読んでいてよかったですよ。
さてさて、モグラとひょんなことで出会った真木くんと八重ちゃんの大学生。人であるかどうかは微妙なモグラですが、出会いの縁というのはあるもので、霊媒体質の詩魚ちゃんと、化け猫憑き祓い屋の梗史郎と芋づる式のように、面子が揃っていきます。
もう、少年誌ならバトルものに向けて待ったなしの展開。というよりも、ペルソナのようなストーリーになりそうな雰囲気ですが、日常と非日常の境であれやこれやする話になるのかな。ラスボス倒してモグラさん成仏、めでたしめでたしとはいかないでしょう。
きっと、彼はいつまでもあの抽斗通りにいるんだろうなぁ。
怪異をポップにするのが上手いと言いましたが、陽キャへの距離感も絶妙だと思います。どちらも、理解できない相容れないものという点では、一致する面があるので。藤村くんが強烈なので、陽キャを例にしましたが別に陰キャでも同じ。上手い。 -
モグラさんは一体どういう人なんだろう。。。
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カヴァー裏のぬこ様が怖かったです。
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鬼灯から心機一転、現代風刺(自虐もあるのかな?)に容赦がなくなっている。おもちゃの針でくすぐるギャグからは外れて、真剣で首を取りにいく感じだな〜。面白いと思う!
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1巻目ですからガイダンス的なキャラ紹介といったところでしょうか?どこにでもいる色んな意味でのフツメンが軸の準主役。イケメン超人よりこちらの方が話しが広がりそう。主役が自称死なない仙人なので丁度いいバランス?といったところか。