復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065239506

作品紹介・あらすじ

出口治明
待望の復帰第一作!

「障害は不自由です。
でも落ち込む時間はありません。
人生は楽しまなければ損です!」

74歳 APU学長 完全復職。

脳卒中を発症してから1年半。
歩くことも話すことも困難な状況から、持ち前の楽観主義で落ち込むことがなく元気にリハビリ生活を送った出口さん。知的好奇心は衰えるどころか増すばかり。学長復職を目指す、講演を行う、再び本を執筆することを掲げ、自分を信じ闘病に励む稀有な姿勢と超人の思想は、私たちに生きる勇気を与えてくれる。本書には類書にない希望が満ち溢れている!

[本書の主な内容]
●やっぱり大事なのは「運と適応の力」
●流れ着いた場所でベストを尽くす
●脳卒中になっても人生観は変わらない
●74歳の僕が完全復帰を目指した理由
●最後に悔いを残さないことが最大の幸福
●身体が完全に元には戻らないと知ったとき
●人生は古希をすぎたら「後は神様次第」
●リハビリで歌った『恋の予感』
●何かを選べば何かをあきらめなくてはならない
●「病気」というピンチから得られるものもある
●ものごとにはすべたダークサイドがある
●あらゆる人が生きやすい社会づくりを
ほか

[本書の構成]
はじめに
第一章 突然の発症から転院へ
第二章 僕が復職を目指した理由
第三章 リハビリ開始と折れない心
第四章 言葉を一から取り戻す
第五章 入院生活とリハビリの「自主トレ」
第六章 リハビリ入院の折り返し
第七章 自宅への帰還からAPU学長復職まで
第八章 チャレンジは終わらない

感想・レビュー・書評

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  • 10年前に出口さんの本に出会い
    共著を含めこれで44冊読みました。
    非常に影響を受けています。

    最近急に出版が減りました。
    一昨年は11冊読んだのに、
    昨年は2冊しか読みませんでした。
    学長のお仕事が忙しいのかなと思っていたら
    昨年1月9日突然発作を起こし、脳卒中
    右半身麻痺と失語症がのこったそうです。

    私の父も祖父も脳卒中をやっていて、
    祖父のほうはこれが原因で亡くなりました。
    二人とも無類の酒好きで、私は遺伝しちゃったから
    不安が強くて、この病気については詳しいつもりです。
    (私は今は断酒しています)

    出口さんはお酒も煙草もやらなかったはず。
    やはりお年のわりに頑張りすぎたのではないか。
    過労が原因ではないか?
    本人もこれからは静かに暮らそうと思っているのではないか?

    しかし出口さん、仕事に復帰したい
    それを目標にリハビリ頑張ります!
    この本ではそんな出口さんのリハビリを詳しく書いています。
    脳卒中について詳しく知っていたつもりの私でも
    初めて知ったことがたくさんあります。

    やっぱり希望を持ってコツコツ頑張ることが大事。
    健康な自分の感想でした。

  • 「なぜ復職を目指すのか。まだやり残した仕事があったからです。」冒頭にあるこの言葉に強い意志を感じました。

    出口さんの著書は好きで今まで何十冊と読んでおり、本人にはお会いしたことはないのですが人生のメンターとさせていただいています。

    脳卒中で入院の報に接したときは驚いたとともに大変心配したことを覚えていますが、この本はその闘病記、というべき本になるかと思います。

    楽観的に考え、決して落ち込まず復帰への強い意思を持つ。論理的に考えた結果としてリハビリのプロフェッショナルを信頼し、目的に向かってトレードオフで決断していく。著書の中で書かれているこの過程に非常に感銘を受けました。

    ああ、出口さんはこのような場でも実践しているだ、すごいな、と。また、自分がもしこのような状態になったたとしたら、ここまで目標を高く持ち実行できるだろうか、そういった目標をそもそも持つことができるだろうか、と。

    学長という重責を担いながら世間に向かって発信していくといった生活は、読者にとっては嬉しいですが心身ともに疲労がたまるのではないかと考えます。

    気力がみなぎっていることはこの本からも伝わってきましたが、願わくばご自愛いただきたいと思います。

  • 現在生きてる人で1、2位を争うほど前向きな人ではないか。脳卒中で右半身麻痺となっても動けなくても、人生いろいろなことがあるなーと置かれた状況を楽しめるなんて。例え事後の強がりだったとしても、結果一冊の本にしてしまう、尊敬しかない!
    引用のあったマルセルプルーストの名言も素晴らしい。出口さんのよく言うところの、旅にかけて、真の発見の旅とは新しい景色に出会うことでなく、新しい見方を得ることだと。深い教養はときに逆境への武器にもなるのかな。

  • 体調不良でお休みされているとは聞いていましたが、脳出血という大病だったとは存じ上げませんでした。ライフネット生命の創業者で、現在は大分県の大学(APU:立命館アジア太平洋大学)の学長を勤めている出口治明さんの1年間のリハビリ闘病記。右半身の麻痺と失語症(発話障害)を患っても、ひたすらポジティブにリハビリに向かう姿。あふれるバイタリティと向上心。ブレないその姿に驚くとともに感動しました。学長への復帰おめでとうございます!◆「人生は楽しまなければ損」「知識は力なり」「迷ったらやる。迷ったら買う。迷ったら行く」

  • 諦めず頑張ってください。
    迷ったらやる。

  • ヘレンケラーの伝記を読んでいるかのような感覚。凄く勇気づけられた。出口さんの復活への思いにグッと来てしまった。

  • 体調を崩されたのは知っていたが、まさか脳卒中で右半身不髄、言葉もダメだったとは。
    そこからの復活劇。素晴らしい。
    普通なら心が折れる。でも運命を受け入れ、楽観主義で。達観してるなあ。

  •  昨年から首を長〜〜くしてお待ち申し上げておりました。出口先生の復活を! 復帰後1冊目の本が出るのを! そのタイトルがコレですよ。最高でしょ。ありがとうございます。おめでとうございます。(涙)

     昨年(2021年)9月ごろに復帰されるとの情報を得ていたものの、9月を過ぎてもその動静が伝わらず気になっていました。それがついに2022年夏、本書の発売情報を目にしてどんなにうれしかったことか。しかも表紙(というか幅広の帯)のお写真で変わらぬ笑顔が拝見できてホッとしました。でも電動車椅子に乗っていらっしゃる……。ご病気だったとは知っていましたが、詳しいことは知らなかったわたくし、すぐに本書を読み始めました。

     出口先生は、2021年1月9日に脳卒中で倒れられ、右半身の麻痺と失語症が残りました。本書では、脳卒中で倒れてから、APU(立命館アジア太平洋大学)学長への復職を目指してリハビリを開始、身体のリハビリと言葉を取り戻すためのリハビリの過程、入院中の生活、退院後の自宅でのリハビリの様子とAPUへの復職、そして今後のチャレンジまで、この1年半の間に出口先生の身に起こったこと、これから挑戦したいことが書いてあります。

     普段口ではいろいろと言っていても、実際そのときになってみるとオロオロするばかりという私のような人間がいる中で、出口先生は、理論だけでなく実践もしっかりされている方だということが、よくわかりました。副題の「運命を受け入れ、前向きに生きる」、まさにこのとおり、決して落ち込まないポジティブな心と、復職とリハビリへの意欲が、リハビリの先生方も〈異例〉だと驚くほどの成果につながったのです。

     本書は、同じ病気で苦しんでいる人たち、障害を持つ人たちの大きな励みになるのではないでしょうか。出口先生の役割がこの病気によってますます増えたのではないかと、出口先生はまだまだこの世に必要とされていると、強く感じています。

     心に残しておきたいと思った一節を引用しておきます。
    〈僕は人生「悔いなし、貯金なし」をモットーにしています。人生は一回きりですから、やりたいことは全部やる。死ぬときに「あれもやっておけばよかった、これもやっておけばよかった」と悔いを残す人生が一番つまらない。好きなことをやるのがいちばん楽しい人生だと思います〉

     ポプラ社の「えんぴつで」シリーズ、めっちゃ気になる。なんか楽しそう。私もやろうかな……。

  •  あっ、出口APU学長の本だ、と思って、ポチった。タイトルからして、てっきりアフターコロナの社会変革、日本の復活を述べておられるものと勝手に思い込んだままに。
     しかし、本を実際に手にしてみて驚いた。えーっ、脳卒中で倒れていらしたんだ。そういえば、以前ほど文章等をWEBで見かけることがなかったものなあ。

     近親者が同様な病気で倒れた経験があるが、本人の意思によっては本当に違いが出るのだということを、改めて痛感した。

     そして、治療の環境をどう選ぶかということも非常に大きな問題だと思った。いくらデータを見ていいところであるという評価があったとしても、さらに担当してくださるスタッフ、そしてその方々への意志の伝え方というプロセスは結果的にどう復活するかという点に帰結されているように思った。自分の意志を適切に表明していくこと(スタッフの心を動かしたに違いない)重要性を改めて認識した。

     一方で、今の自分が同様の状況になったとしても、1年後に職場に復活できるかというと、それは難しいことだろうと思う。私のリハビリ努力云々ではなく、制度的に正規職として一定守られている人々でなければ、この復活は実態的には難しい。実際には本人の努力だけでもない、環境の問題もあることを忘れてはならず、社会を改善していく必要があるんじゃないかと、改めて思った次第。

  • リバビリ:「えんぴつで」シリーズ

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著者プロフィール

1948年、三重県生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命保険株式会社創業者。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長を経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命保険会社に社名を変更。2012年に上場。社長、会長を10年務めたのち、2018年より現職。

「2023年 『決定版 「任せ方」の教科書 部下を持ったら必ず読む「究極のリーダー論」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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