金田一37歳の事件簿(10) (イブニングKC)

さとうふみや 天樹征丸

• 講談社 (2021年6月23日発売)

作品紹介・あらすじ

金田一一（きんだいち　はじめ）３７歳は小さなPR会社で働くしがないサラリーマン。オソカワミステリ大賞の授賞パーティーの運営を佳作を受賞した従姉妹・フミのコネで請け負う。しかしパーティーの途中で大賞受賞者が行方不明となり、その後、大賞受賞作『綾瀬連続殺人事件』に見立てた本物の殺人事件が起きてしまう。埼玉の綾瀬で「第一の殺人」。東京の綾瀬で「第二の殺人」。金田一やミステリ作家たちが事件の解決に乗り出すがーーー！？

感想・レビュー・書評

[hazel8483さんの感想 · 2022年8月12日]

一冊ガッツリ、小説通りの事件が起きる
『綾瀬連続殺人事件』の事件編。

あいかわらずスイッチ入ると鋭いハジメ。
それにしても、真壁先輩がマトモに見える。
この人もかつては
「新進気鋭のミステリ作家」でしたよねぇ（笑）

[♧霞-kasumi-♧さんの感想 · 2024年10月21日]

綾瀬連続殺人事件 捜査編。
『綾瀬連続殺人事件』の著者も死体で見つかり、作中同様、あ　や　せの頭文字の3人(内1人偽名)が殺された。
だが、整体の定休日から内1つの映像はアリバイトリックのために作られたと発覚。
また、『綾瀬〜』の作者は過去に他の二人と共に高校生をリンチし、殺していたと発覚。
一は犯人の目星をつける。残りはトリックのみ。

[すーさんの感想 · 2023年5月11日]

綾瀬連続殺人事件の被害者についての情報が全然出て来ないなーと思っていたら、昔起きた高校生集団リンチ事件の加害者達だったのか…。犯人は絶対に瀬戸倉涼ではないと思ってたので、その推測は当たって良かったです。

[猿山リムさんの感想 · 2021年10月13日]

　１０巻なので基本構造は割愛。
　感想を書こうにも事件の途中から始まって途中で終わるので、ミステリの話と言うこともあり、あまり書けることがない。
　金田一少年＆中年は、解決したあとも話が長いし、次巻もほぼほぼこの事件なんだろうなと思いつつ。

　しかし、酷いな。
　彼が少年の頃から時間が経ち、科学捜査も進化しているという自覚がありながら、少年時代以前でも即見抜けることでできそうな穴がポコポコ開いて見える。
　・・・や。それらも含めて、読者（わたし）を騙すトリックだったなら喜んじゃうけど・・・。
　色んな部分に粗が見えて、金田一中年が謎を解きたくないんじゃ無くて作家陣がもうミステリを書きたくないんだろうなぁ。

　金田一老人が、孫に手品を教えながら日常の謎を解くぐらいの話の方が面白い気はするんだけどね。

[101号室の淳平 YD屋さんの感想 · 2021年8月21日]

綾瀬連続殺人事件の被害者達は少年時代にあったオマージュかな？って程でついつい共通点を探してしまったほど面白かった。
次も楽しみ

[kitkityoさんの感想 · 2021年7月17日]

面白かった

[momonohanabiraさんの感想 · 2021年7月5日]

綾瀬連続殺人事件、まだ解決しなかった(^◇^;)
次回予告のフミちゃんの涙の訳は？？

著者プロフィール

1991年、『カーリ！』で第46回週刊少年マガジン新人漫画賞入選。1992年より週刊少年マガジンにて、『金田一少年の事件簿』を連載、大ヒットとなる。ミステリー漫画ブームを巻き起こした本作品は、第19回講談社漫画賞を受賞。その他の作品に『探偵学園Ｑ』『金田一37歳の事件簿』などがある。

「2022年 『小説　金田一少年の事件簿　学園七不思議殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」