みとりねこ

著者 :
  • 講談社
4.00
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本棚登録 : 2590
感想 : 271
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065241301

作品紹介・あらすじ

稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。
時間は有限。出逢いは無限。
『旅猫リポート』外伝2編も収録!

猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。
もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。
いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。
さて、念入りな肉球ハンコのわけは――?

きっとあなたの宝物になる。猫とあなたの7つの物語。

初版限定特典
徒花スクモ(宮澤ひしを)による書き下ろし漫画封入!

感想・レビュー・書評

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  • 猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。
    もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。
    いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。
    さて、念入りな肉球ハンコのわけは――?

    すっごく素敵な猫ちゃん達がイキイキと登場してる。
    ニャンコ視点で語られる気持ちや思い。
    色んなシーンでクスリと笑えて、
    そしていっぱいの涙が溢れました。
    そんな私の横で身体をくっつけて眠ってる
    我が家のお姫様
    彼女もきっとこの物語に登場してるニャンコの様に、
    色んな事考えてるんだろうな…?

  • コロボックルの見慣れた挿し絵が可愛らしい。
    これは間違いなく猫好きさん悶絶の一冊なんだろうなと思いつつ、たくさん平積みされていた中から一冊を手に取った。

    しょっぱなの猫旅リポート外伝に大層せつなくなる。タイトルも「みとりねこ」だし。。
    これは過酷なストーリーが続くのかと不安になったが、ユーモア溢れる家族の情景描写にほっこりと笑みがこぼれる作品が続く。
    猫を囲んだ日常を通して、時に猫目線で語られる家族のエピソードがリアルで、それぞれのキャラクターが大切に、そして生き生きと描かれている。

    作者はもちろん猫好きなんだろうけど、それ以上に人を愛する気持ちに満ちた人なのだろう。

  • 「トムめ」著者の日常の一コマかな?可愛い!
    「シュレーディンガーの猫」生活力の低い頼りない旦那が子猫と赤ん坊の世話によって成長!笑えた!「外伝」2篇はどうなんだろ?私の中では『旅猫リポート』は感動のうちに完結していたーー。

  • 旅猫シリーズの番外編が2作。どちらも号泣。ハチとの別れは本編でも書かれていて、ハチサイドの話。ナナとの旅ではサトルと恩師の話について。
    どちらにしても、旅猫は号泣必死の話なので本編を思い出しつつ、泣けてきます。

    アンマーと僕らの番外編も温かくていい話。

    シュレーディンガーの猫は面白かったです。特典の書き下ろし漫画もあり、キャラも良かったので、他の作品も読みたいです。

    表題の「みとりねこ」もよかったです。猫を飼ったことはないですが、本当に家族の一員なんだなぁと伝わってきます。

  • 旅猫リポートのハチが死んだ理由が描かれていた。
    そしてナナとの旅で会った人との昔の思い出も。
    サトルは本当に猫に愛されていた。

    未読だけれど、「アンマーとぼくら」の主人公たちが出てくる話もあった。


    かつて(といってももう10年ほど前になる)、順番に読んでくくらい好きな作家さんだったはずなんだけど
    なんだか今読むとそんなに熱がなくて
    この作品は途中眠たくなってしまった。

    猫が大好きな人のための本だからかなぁ。
    そういえば旅猫リポートも個人的にはそんな感じだった。
    旅猫リポートがめっちゃハマった人にはおすすめ。


    緊迫感のある展開は一切なく、ただただ猫はいいぞと愛でる作品。
    おまけで、ツクダケイスケの小漫画もついてた。

    沖縄の竹富島、行ってみたいなあ。

  • 猫への愛が溢れる7つの短編集。切ないけど温かく、クスッと笑えてホロりと涙する。猫の目線で描かれる人間模様がおもしろい。猫と人間の言葉を超えた絆。客観的な文章のなかにも著者の猫や人間に対する深い愛情を感じる。「旅猫リポート」と「アンマーとぼくら」も読まにゃ!

    • ひろさん
      shukawabestさん
      ちょっとくだけ過ぎたかなぁと思ったのですが、よかったです(*^^*)
      どちらかと言うと犬派ですが、関係なく楽しめ...
      shukawabestさん
      ちょっとくだけ過ぎたかなぁと思ったのですが、よかったです(*^^*)
      どちらかと言うと犬派ですが、関係なく楽しめました♪
      2022/05/16
    • shukawabestさん
      いやいや、控えめな感じがなかなか・・・。図書館で見かけたら手に取ってみます。ありがとうございました。
      いやいや、控えめな感じがなかなか・・・。図書館で見かけたら手に取ってみます。ありがとうございました。
      2022/05/16
    • ひろさん
      有川ひろ(浩)さんの作品はどれも面白くてお勧めです♪
      ありがとうございます。コメント嬉しかったです(*^^*)
      有川ひろ(浩)さんの作品はどれも面白くてお勧めです♪
      ありがとうございます。コメント嬉しかったです(*^^*)
      2022/05/16
  • 「旅猫リポート」と「アンマーとぼくら」の外伝を含む全7編からなる短編集。
    全て猫にまつわるお話\♡/"

    どの話も猫愛に溢れていて、いいお話だった〜
    「旅猫リポート」は読んでいたので、ハチのお話が読めたのが嬉しかったな〜
    サトルとナナの話にはあらためてじんわりきちゃいました。

    個人的には「シュレーディンガーの猫」が1番好きだったかな。
    ウルっとくる話が多いけど、優しい気持ちになれる作品でした。

  • 珠玉の一冊。猫と呼ぶのは失礼かも。
    どのおうちのお話しも愛に溢れている。
    猫目線に笑えたり、そりゃそうかもと感心したり、猫の生きる時間は人より短いことを実感して、涙腺が緩みました。

  • 猫をとおして温かい気持ちになりました。

    これまで、動物を飼ったことはなければ、飼いたいと強く思ったこともなく…。飼ったらこんなに楽しいことも悲しいこともあるんだよってこの本が教えてくれました。子どもにとっては、想像以上の情操教育ですね。

    けれど、実際に飼わないとわからないことが、たくさんあるんだろうな。
    2021,9/19-25

  • 猫好きにはたまらないお話です。
    猫好きな方、またそうでも無い方も楽しんで頂けると思います。
    皆さーん、是非とも読んでくださいね。お勧めします。

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著者プロフィール

高知県出身。第10回電撃小説大賞『塩の街 wish on my precious』で2004年デビュー。2作目『空の中』が絶賛を浴び、『図書館戦争』シリーズで大ブレイク。『植物図鑑』『キケン』『県庁おもてなし課』『旅猫リポート』『三匹のおっさん』『阪急電車』『空飛ぶ広報室』『明日の子供たち』『イマジン?』など。2019年「有川浩」から「有川ひろ」に改名。

「2023年 『私たちの金曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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