- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065241301
作品紹介・あらすじ
稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。
時間は有限。出逢いは無限。
『旅猫リポート』外伝2編も収録!
猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。
もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。
いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。
さて、念入りな肉球ハンコのわけは――?
きっとあなたの宝物になる。猫とあなたの7つの物語。
初版限定特典
徒花スクモ(宮澤ひしを)による書き下ろし漫画封入!
感想・レビュー・書評
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ネコの7つの短編集。最初の2編は「旅猫リポート外伝」。本編を読んでいたので、以前のストーリーが蘇る。悲しい結末をどうしても思い出してしまう。「猫の島」も「アンマーとぼくら」の外伝となり、こちらも悲しい結末を思い出させる。
他の作品は本編が何かに関連しているか不明。
その中で「シュレーディンガーの猫」は、不器用で生活能力の無い漫画家が、妻の里帰り出産の不在時に子猫を拾って育てたことから、徐々に生活力を身に付けて行く内容。猫と子供を漫画に取り上げて好評を博した成長記録に拍手。他の短編が飼主やネコ自体が亡くなるパターンが多いので、明るい内容はホッとする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
がっつり猫派と思われる有川ひろさんのねこねこ短編集
でも、申し訳ない
僕どちらかというと犬派なの
以上です
ってどんなレビューやねん!
まぁそもそも人類は猫派か犬派かローランドかローランド以外に分類されるわけですが、
この猫派犬派というのは常になにかどちらが上かと競い合っているような気がします
それもそのはず、犬は人間がまだ大地の上で直接暮らしていた頃から狩りのお供として、危険を知らせる友人であり
猫の方もそれよりは遅れますが、農耕を覚えた人類の大切な宝物(作物)を守る守護天使として
どちらもとてつもない時間を人類と共にあったわけですからね
血で血を洗う抗争に発展してしまうくらい大切な存在ということですね
また、どちらがかわいいとか、賢いとか論点はつきないわけです
そしてこれに少数野党が加わってくると話がさらにややこしくなります
ハムスター派とか金魚派とかコウテイペンギン派とかスティーヴン・セガール派とか
人間ってホントに競い合うことがすきだなぁと、出だしとかなり遠いところに着地してしまいました
うんまぁ、それもよし
って結局どんなレビューやねん!-
確かに最近の行動には疑問符がつくことも多いですが、自分は彼の基本的な行動理念とかはまだまだ信じたいんですよね(大きく論点がズレてる)確かに最近の行動には疑問符がつくことも多いですが、自分は彼の基本的な行動理念とかはまだまだ信じたいんですよね(大きく論点がズレてる)2023/04/12
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ペット、と言えば「ペットセマタリー」
「ペットセマタリー」と言えば、スティーブン・キング。
スティーブン・キングと言えば、スティーブン・...ペット、と言えば「ペットセマタリー」
「ペットセマタリー」と言えば、スティーブン・キング。
スティーブン・キングと言えば、スティーブン・セガール。
ほら、繋がった。沈黙の( ´∀`)bグッ!2023/04/12 -
2023/04/12
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これはやばい。
やはり旅猫リポートの続編(外伝)ですわ。
もーボロ泣きの
一気読みの
中盤はニヤニヤーの
そしてラストはまたボロ泣き
可愛くてうらやましくて切なくて
飼いたくてたまらん。
有川さんのは久しぶりすぎて
改名したのも知らんかったので
久しぶりに立ち寄った別の図書館の
猫特集で出会えて幸いでした。
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コロボックルの見慣れた挿し絵が可愛らしい。
これは間違いなく猫好きさん悶絶の一冊なんだろうなと思いつつ、たくさん平積みされていた中から一冊を手に取った。
しょっぱなの猫旅リポート外伝に大層せつなくなる。タイトルも「みとりねこ」だし。。
これは過酷なストーリーが続くのかと不安になったが、ユーモア溢れる家族の情景描写にほっこりと笑みがこぼれる作品が続く。
猫を囲んだ日常を通して、時に猫目線で語られる家族のエピソードがリアルで、それぞれのキャラクターが大切に、そして生き生きと描かれている。
作者はもちろん猫好きなんだろうけど、それ以上に人を愛する気持ちに満ちた人なのだろう。 -
「トムめ」著者の日常の一コマかな?可愛い!
「シュレーディンガーの猫」生活力の低い頼りない旦那が子猫と赤ん坊の世話によって成長!笑えた!「外伝」2篇はどうなんだろ?私の中では『旅猫リポート』は感動のうちに完結していたーー。 -
『旅猫リポート』の外伝ふたつを含む、猫をテーマにした短編集。
泣けた!
寿命の差はもちろん、人間の事情で、思いがけず訪れる、別れや死。
猫と人間双方の想いにぐっときて、何度も泣ける。
悲しみの涙だけではなく、あたたかい涙も。
どの話も猫のしぐさが愛らしく、筆者の猫愛が伝わってくる。
書下ろしが「粉飾決算」だけなのは、やや残念。 -
旅猫シリーズの番外編が2作。どちらも号泣。ハチとの別れは本編でも書かれていて、ハチサイドの話。ナナとの旅ではサトルと恩師の話について。
どちらにしても、旅猫は号泣必死の話なので本編を思い出しつつ、泣けてきます。
アンマーと僕らの番外編も温かくていい話。
シュレーディンガーの猫は面白かったです。特典の書き下ろし漫画もあり、キャラも良かったので、他の作品も読みたいです。
表題の「みとりねこ」もよかったです。猫を飼ったことはないですが、本当に家族の一員なんだなぁと伝わってきます。 -
東野圭吾を読んで、その後原田マハさんの黒い絵を読んだ後に読んだから、
なんてふんわりやわらかで優しくて心暖まる文章なんだろうって思った。やっぱり有川ひろさんの文章、大好きだ♪
他の作品のスピンオフみたいなお話も入っている短編集です。 -
珠玉の一冊。猫と呼ぶのは失礼かも。
どのおうちのお話しも愛に溢れている。
猫目線に笑えたり、そりゃそうかもと感心したり、猫の生きる時間は人より短いことを実感して、涙腺が緩みました。