- 講談社 (2021年8月12日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784065241905
作品紹介・あらすじ
大岡裁きで勇名を馳せた大岡越前は還暦を迎え、江戸町奉行(南御番所)から寺社奉行に転出していた。閑職ではないものの、大岡は事あるごとに江戸町奉行職の記録を捲って振り返る。本当に裁きが正しかったのかどうか気になってならない事件があるのだ。大岡は鷹狩で知り合った若い餌差・十一を使い過去の事件の捜索を始める。事件の鍵は意外なところにあった。その驚愕の真相とは?(講談社文庫50周年書き下ろし作品)
みんなの感想まとめ
過去の裁きが本当に正しかったのかを再考する大岡越前の姿を描いた時代ミステリー。主人公の若侍・十一が、冤罪の可能性を秘めた事件を調査する中で、名奉行としての大岡の苦悩や葛藤が浮き彫りになります。物語は、...
感想・レビュー・書評
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「購入」
還暦を過ぎた大岡越前守忠相が、過去の気がかりな事件を振り返る物語。
忠相(ただすけ)が、八代将軍徳川吉宗の御鷹狩りで颯爽と走る千駄木組鷹匠組頭、古風昇太左衛門の十一番目の息子、十一(じゅういち)を見てから、この若者を気に入り十人扶持をあたえる。
忠相は、南町奉行から寺社奉行に栄転するが。南町奉行時代に米問屋、高間伝兵衛方に町の衆数千人が集まり家屋敷を打ちこわし米を奪い取っていく事件が起こる。その最中に手代の八右衛門が惨殺された、その下手人として飯田町の指物職人の与佐(よすけ)が捕縛され拷問のすえ自供により打首に処せられた。この事件が、忠相は気になり十一に命じて調べさせます。その結果、与佐は冤罪でした。
【読後】
字が小さくて読むのが大変でしたが、ついつい引き込まれて読み終りました。面白かったです。次は、二作目へ進みます。
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落暉(ゆうひ)に燃ゆる ー 大岡裁き再吟味シリーズ1作目《文庫本》
2021.08発行。字の大きさは…小。2023.05.02~04読了。★★★☆☆
ブックオフ、110円で購入2023.01.12
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《大岡裁き再吟味シリーズ一覧》
02.山桜花
01.落暉に燃ゆる 2023.05.04読了
「参考」
※参考は、私のメモ書きです。本の感想ではありません。
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「大岡忠相」「扶持」
「大岡忠相(おおおか ただすけ)」は、元文元年(1736年)5月12日、幕府は南町奉行の大岡忠相と勘定奉行の細田時以(ときより)を最高責任者とした貨幣改鋳を実施する。元文元年(1736年)8月12日、南町奉行から突然に寺社奉行となる。寺社奉行時代には2,000石を加増され5,920石となり、足高分を加え1万石の大名格となった。寛延元年(1748年)10月、奏者番を兼任と同時に足高分が正式に加増として与えられ、三河国西大平(現岡崎市)1万石を領することとなり正式に大名となる。町奉行から大名となったのは、江戸時代を通じて忠相のみである。
「扶持」とは、江戸時代、主君から家臣へと支給される給与の一種で、米をもって充てられたものです。一人扶持とは、幕府の場合は、一人一日の食糧は玄米約五合、一か月一斗五升を標準とし、これの一年分の米またはそれに相当する金銭です。十一が、忠相から支給されている十人扶持は、一人扶持の十倍です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2021年8月講談社文庫刊。書き下ろし。シリーズ1作目。タイトルの落暉(らっき)なんていう言葉は初めてで新鮮でした。還暦を迎えた大岡忠相が部下の古風十一(さきかぜじゅういち:ふるかぜといちと読んでました)にかつて裁いた事件の再調査を命じます。十一の調査が物語の中核をなしていて、サブタイトルも設定も面白いなと感心しましたが、あまり活かさられないまま、ラストに大岡自身も含めた事件の顛末が語られます。大岡さんはあまり語らない。少しな〜んだ感ありました。残念。
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辻堂氏の作品にしてはオチが今一でした。私は風の市兵衛シリーズや他の作品を結構沢山読んでいるのですが、これは何だ?と思ってしまった作品でした。...辻堂氏の作品にしてはオチが今一でした。私は風の市兵衛シリーズや他の作品を結構沢山読んでいるのですが、これは何だ?と思ってしまった作品でした。
今までが良かっただけに残念です。2022/11/23
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主人公は鷹匠の息子で餌刺の古風十一。名町奉行と称えられた大岡越前守忠相が下した裁きが冤罪だったか否かを再調査する時代ミステリー。シリーズ1作目。
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フィクションではあるのですが、大岡の実相にも触れられており、興味深い構成となっていました。また、一度下された裁きは覆せないという不条理さを描ききった点はリアリティがあり、評価できると思います。
主人公・十一は、腕が立ち、頭も切れる爽やかな若侍で、頭の形以外は唐木市兵衛に似た魅力的なキャラ設定です。
しかし筋立てが地味に過ぎ、大岡忠相というビッグネームや超人ヒーロー・十一を活かしきれているとは言い難いのではないでしょうか。
さらに名脇役になりそうなお半も影が薄く、物語を盛り上げるだけの存在感を発揮できていませんでした。
以上の点で些か残念に思いました。続編に期待しています。 -
還暦を迎え、江戸南町奉行から寺社奉行に転出させられていた大岡忠相。突然、気鬱に襲われる中、思い出したのが、5年前、町奉行時代に裁いたある事件。既に、下手人として捕らえられた指物職人・与佐は打首になってしまっている。しかし、疑念が芽生えた大岡は、真相を調べ始める。
新シリーズ、とのことなので、今後も、過去の裁きについて、疑念や悔いが残っていることを、古風十一に命じて真相究明させるストーリーが続くと言うことかな。
この設定なので、特に大罪で既に打首になってしまった、今回の与佐のような事件の場合、正直言って、今更調べたところで、命が戻るわけでもなく、公に裁けるわけでもないので、歯がゆいところもあり、どうなっていくのかなあとは思うが、、、
大岡忠相のように、名奉行と言われ、出自にも恵まれていて力を持っていたであろう人でも、簡単には社会の仕組みを変えることは出来ないものなんだな、と改めて思った。大岡のように心ある人間が、何か手立てを考えて提案しても、結局、幕府が動かなければどうにもならない。米不足の対処を、大岡は声をあげていたのに、幕府の対処が遅れたことで、多くの庶民が苦しみ、米問屋の打ちこわしに発展してしまった。
何だか、現代の政治も結局似たようなものだよな、と少し暗い気持ちになる。
せめて、小説の中だけでも、名奉行の正しさや真実を求める姿に救いを求めようか。 -
時代小説は時々読みますが、ちょっと読みづらかったです。
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相変わらず臨場感溢れる書き出しで始まる作品。期待を胸に読み始めるが・・・。物語は大岡忠相が爺様になり、己の過去の裁断に疑問を呈する自己総括。あの判決は間違っていたのではないかと思い、再び真実を追及する筋書き。要するに加齢に伴い寝覚めが悪くなって再度調べ直すことになったのである。それなら最初から気合を入れて吟味すべきところ、魔が差したのか、あの聡明な忠相が安直な判決を下してしまった。再審制度などあるはずがない時代の単なる自己満足で終わってしまう物語。思わず「今更ねぇ」と独り言が漏れ出てしまった。残念!
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なんとなーく煮え切らないような?
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あの裁きは正しかったのか? 還暦を迎えた大岡越前、自ら裁いた過去の事件と対峙する。
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著者プロフィール
辻堂魁の作品
