さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生! (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2021年8月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784065244456

作品紹介・あらすじ

 たくさんの人に出会って、
 見守られて、お魚好きの男の子は、
 さかなクンになりました――。

「あの子は魚が好きで、絵を描くことが大好きなんです。
だからそれでいいんです……。成績が優秀な子がいれば
そうでない子もいて、だからいいんじゃないですか。
みんながみんないっしょっだったら先生、ロボットに
なっちゃいますよ。」 (母談ー本文より)
     
<小学中級から すべての漢字にふりがなつき>

感想・レビュー・書評

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  • 予想外に素晴らしいエッセイ
    さかなくんの絵ってデフォルメの仕方が魚愛に満ちていると思うんですが、なるほどこの本で納得
    好きなことを突き詰めた、それでいいんだ良かったんだという教訓もあり子供行き確定

    意外にも東洋大学落ちてたり
    魚食べ過ぎて尿結石になったり
    あれ?好きすぎてもよくないな笑

    彼の人となり、魚について語る時の見た目から性格、味、生活習慣まで
    全方位から説明できる知識は素晴らしい
    さかなくんのお母さんってとんでもなく凄いのでは
    これは本当に良い本

  • どなたかのエッセイに出てきて興味を持ち読んでみた、さかなクンの自伝的な本。
    青い鳥文庫ということで全ての漢字にふりがなが振ってあり、分かりやすい文章で書かれているけれど、決して子供向けのみでない、大人が読んでも非常に面白く感動的な本だった。

    テレビなどで拝見して勿論知っていた方だけど、こんなドラマチックな人生だったとは…と思い現在のご年齢を調べてみるとまだ49歳!計算すると夢の東京海洋大の客員准教授に就かれたのはまだ31歳の時のこと。なんというドラマチックで出逢いに導かれた人生なんだろう。
    好きなものをとことん追求するご本人の元々の情熱的な気質と、それを無条件に応援してくれる母の存在が、この才能を育て周りとの縁を繋いでここまで来たのだなと読んでいて分かった。ここまで好きなものがあり、且つそれを仕事に出来るのは幸せなことだな。

    魚界でのイジメの話もとても興味深かった。
    狭い世界ではなぜか必ずイジメが起きる。広い世界にある楽しいことに目を向けようというもの。

    イラストも可愛くて、カラーで見たいなぁと思った。

  • さかなクン、現在49才で全然人生の先輩だった
    好きなものに一直線で自分の夢は声を大にしていう感じが少年そのものだ
    お母様の受け止める愛に感心する

  • 読みやすい。引き込まれる。
    さかなクンの人生を追ってるようで、育児本。
    何も言わずに、そっと背中を押してあげるような、優しく見守ってあげられるような、そんなお母さんになりたいな。

  • 芸能人のエッセイってだいすきなんだよな〜
    さかなのこを見て読みたくなってしまった

    昔から一貫して突き詰めて好きなものがあって、ずっとずっと貫いてるのがあまりにもすてきすぎた、さかなクンってかっけえな

  • 289.1/サ

  • さかなクンが「さかなクンに、なるまで。」と「さかなクンに、なってから。」のお話。
    さかなクンの魚への愛情がスゴイのはもちろんやけど。
    何よりも、さかなクンのお母さんや周りの人たちの温かさがね素敵。
    特に、お母さん。
    お母さんが、さかなクンのお母さんじゃなかったらアタシ達は“さかなクン”に出会えてなかったかもしれない。
    さかなクンのお母さん、ありがとうございます。
    今回は、図書館で借りたけど娘にも読んでほしいから本屋さんに買いに行こうと思う。
    親子で読みたい一冊。

  • 子どもだけではなく子どもがいるお父さんお母さんにもお勧めしたい

    さかなクンは最初トラック、妖怪が好きだった
    テレビチャンピオン5回も優勝してたんだ

    1ヶ月タコ料理を出してくれたり夢中になっているものに対してストップをかけなかったお母さんやそれに付き合ってくれたお兄ちゃんなど周りの人たち良い人

    さかなクンが被っている魚の帽子の魚はハコフグ
    他の魚にぶっ飛ばされても一生懸命泳いでいる姿をみて感動し、勇気をもらったため

    夢を叶えたいなら声に出していこう

  • さかなクン、いい人だぁ~。

  • いつも好きなものを応援してあげられるお母さんでありたいと思う。
     狭い世界でいじめが起きるというエピソードが印象的。

  • さかなくんのシンデレラストーリー

    興味のないことには取り組めない
    好きなことには過集中
    一つのことしか考えられない

    色々特性があるさかなくんだけど、
    本当にお魚が大好きで一途に取り組みまくり
    お魚の道でシンデレラストーリーを歩んだ人

    さかなくんの絵もたくさん載っていて
    とてもハートフル

    自立するには、好きなことを極めることが
    大切だなぁ

  • 小さい時からさかなクンはさかなクンだったんだなとほっこり。
    でもさかなクンがさかなクンでいられたのはお母さんの存在も大きかったんだなと。
    子どもが何かに夢中になった時、自分はあそこまで見守る姿勢をとれるかなって、いや難しいな(笑)と、自分の子育てと照らし合わせながら読んだ。
    自分はここまでこれだけ夢中になれる何かに出会ったことがないから、これだけ好き!と言えるものに出会える人生ってすごくいいなと思った。

  • サカナくんにも、好きという気持ちだけでは仕事にできないしと悩んでいたときもあるんだな

  • 「さかなのこ」を観て、あまりにも好きな映画だったので、原作を読んだ。一気に読んでしまった。

    さかなクンの、ピュアに好きなことに没頭する姿、色んなことをフラットに見る姿、人に対する深い優しさに胸が熱くなった。

    自分の中に、大好きで情熱を持てる何かがあるときっと周りの小さなくだらないことなんて視界にすら入らなくなる。それこそさかなクンは、いじめられていたかもしれないけれど気づかなかったり。ヤンキーに怯えることもなく、父親の厳しさにも感謝を伝えられる。

    たださかなに詳しいだけの人ではなくて、語り出したら止まらなくなるほど魅力がある人だと知った。

    さかなクンは小さな水槽の中にいないのだ。さかなクンの中の、大きな海の中で、広い世界を持っている。
    私もそんな人間になりたい。

  • 明るくハイテンションなキャラクターのさかなクンが、お魚にのめり込むに至った経緯を書いた本。
    彼のお母さんが素晴らしく理解がある立派な人で、さかなクンの好奇心を徹底的にサポートしてくれたようだ。あのお母さんでなかったら、さかなクンにはならなかったであろう。子どもの頃から魚類に夢中で、図書館や水族館や魚屋に通っては知識を集めた。高校生の時に出演したTVチャンピオンで注目され、魚の絵を描くイラストレーターになった。今は准教授として、テレビタレントとして、講演などしているという。
    意地悪さがないキャラクターだが、魚の帽子を被るなど変わり者ではある。好きなことに夢中になれることは幸せだと本人も語っている。誠実で純粋で情熱的な人柄に好感が持てる。
    最後に、今いじめられている人といじめている人へのメッセージがあり、明文と名高い。子どもでも読めるよう、全ての漢字に読み仮名がふってある。老若男女に勧めたい。

  • さかなクンの自叙伝。すごく良かった。さかなクンすごいな〜!!改めて尊敬してしまう。そしてさかなクンのお母さんも素敵だな〜!!さかなクンの語り口が優しい。「さかな」と言わずに「おさかな」と言い、「ちゃん」づけでおさかなを呼ぶところにも、愛が溢れてる。一途に自分の好きを貫くことは、単純そうに見えて今の時代ではすごく難しいことだと思う。だからさかなクンは本当にすごい。さかなクンの人柄と生き方は多くの人を惹きつけますね!個人的にはさかなクンのお母さんのマインドを見習いたいと思った。

  • 子どもにも読みやすく、ちゃんとさかなクンの言葉で書いてある。
    大人の自分でもワクワクすることを続けたいなと思える本。

    さかなクンのやりたい事を応援し続けて支えてくれたご家族、特にお母さんは本当に偉大。なかなか簡単にできることではない。

  • さかなクンがどうやってさかなクンになったのかを小学生にも分かりやすく書かれています。
    親として、さかなくあのお母様を尊敬します。
    だからさかなクンは夢を叶えられたのですね。

  • 子育てのヒントを得たいとこの本を手に取りました。

    さかなクンは博識で魚の魅力を明るく伝えるタレントさん…というイメージでしたが、そもそもお絵描きが得意だったんですね。次々と何かに夢中になる力と優しさが、周囲の人たちを和ませ、巻き込むことにつながっていくのだなあと思いました。

    そしてせまい環境に押し込められると、魚でも人間でもいじめが発生する…という話にはどきっとさせられました。

    最後に、さかなクンに寄り添うお母さんの姿勢はなかなか一朝一夕には真似できません。でも、ちょっとでも子どもが夢中になっている姿を見たら、「やめなさい」とすぐ否定せず、「そんなにおもしろいの?教えて」と言ってみたいと思いました。

  • みなさんはさかなクンを知っていますか?
    「ギョギョ!」という話し方でも有名な、お魚博士のさかなクンです。
     この本は大好きなことを見つけることの強み、夢中になることのすばらしさ、つらぬきとおすことの尊さを考えさせられるさかなクンの自伝です。
     「大好き!」をとことん追究するさかなクンの半生を通して、自分自身の好きなことや夢について考えてみませんか?
    また、さかなクンをいつも応援しているお母さんの存在もとても大きなものだと感じました。小学生だけでなく、ぜひ保護者の方にも読んでもらいたい一冊です。
    (M.M.先生)

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著者プロフィール

東京都出身。年齢は「成魚」。東京海洋大学客員准教授。お魚らいふ・コーディネーター、環境省地球いきもの応援団。豊富な知識と経験で、テレビ・雑誌・書籍・講演など、さまざまなジャンルで魚や自然・海のおもしろさを伝える、「魚の親善大使」である。「朝日小学生新聞」「小学三年生」での連載をはじめ、「おしえて!さかなクン」(角川つばさ文庫)「さかなクンのあいうえお魚くいずかん」(小学館)など著書多数。映画ドラえもん「のび太の人魚大海戦」(2010年)では、声優も務めた。『原寸大すいぞく館』では、本全体の構成、写真撮影のためのラフコンテ作成、文章の執筆を担当。その多彩な才能をフルに発揮した。

「2013年 『さかなクン ギョギョギョことわざカレンダー2014』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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