女系の教科書 (講談社文庫)

  • 講談社 (2021年8月12日発売)
3.50
  • (0)
  • (4)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784065245965

作品紹介・あらすじ

売り上げ不振の自責の念から勤めていた出版社の役員を辞めた森川崇徳、62歳。縁あって文芸講座の講師をつとめることになり、悠々自適のはずの退職後の人生かと思いきや、そうは問屋がおろさなかった。ある女性生徒に振り回され、家庭内では母親の介護に加え、思いのままに生きていく娘たちに翻弄される。崇徳の未来は何色になるのか。『女系の総督』につづく好評「女系シリーズ」第二作。

【目次】
第一章 文芸講座の盲点
第二章 怒る男
第三章 圭介の悩み
第四章 小百合の恋
第五章 美千恵の決断
第六章 延命治療
第七章 崇徳の不安
第八章 祭りだ! 祭りだ!

みんなの感想まとめ

家族の絆やコミュニケーションの重要性を描いた物語が展開され、特に父親としての役割や退職後の人生に対する考察が深まります。主人公は女性に囲まれた環境で、家庭内の問題や子供たちの幸せを思い悩む日々を送りま...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 父親の居場所
    「女系の家族」で父親として一番いいのはここにある「余計な口はできるだけ挟まない」ことかも知れない。家族で会話の仲間はずれになっていても気にする事なく人生を楽しむことかも知れない。だが、退職後の余生を楽しむ(旅、趣味など)のはずっと先なのだ。親の心配は子供たちの幸せだ。結婚、出産、孫の成長など親の心配事は止まる事もなく、年々増えるばかりなのだ。年取っても目まぐるしいほどの忙しさはいいものだ。 ただ、最後に思うことは自分が死と対面した時・・・家族はどう選択すだろうか。

  • こちらは第二弾だったようで『女系の総督』というのがあったことに読了後に気づいた。娘たち、姉、妹と女性に囲まれた主の苦労が物語になるとよくわかる。リタイア後の男の人の話に今興味ある。色んな人生を垣間見れて我が夫のことを思う。人生後半戦、夫婦といえどそれぞれに小さな幸せを見つけて日々の生活に張りを見つけたい。まだ忙しく余裕がないけれど自分の時間がたっぷりある生活をどう過ごすか、楽しみだ。

  • 江東区辺りの情景が思い浮かぶ。
    人情劇

  • NHKのドラマにありそうな そんな印象。

  • 夫婦や親子などでわかりあえる秘訣を伝授! エスプリが効いた慈愛あふれる新・家族小説。


  • 主人公は、森川宗徳。63歳で四十年間勤めた総合出版社を辞め、今は文芸講座の講師を務めている。家系的に女家系で、自身の子供達も女である。妻は43歳と言う若さで病死で亡くなったのは19年前だ。今は、母の事、娘達の事、色んな問題が出てくるが、生まれた環境と書籍関わってきたからなのか、本人の意思を尊重し、そして頭ごなしに反対もしない。女系の中で生きていく術なのかもしれませんが、良い父親だと思います。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。

「2021年 『ブルーブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤田宜永の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×