- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065257050
作品紹介・あらすじ
ヒット作「金椛国春秋」シリーズに続く著者渾身の中華ファンタジー、堂々開幕。戦さに明け暮れる中国、人界に降りた霊獣・一角麒と奴隷出身の馬賊・ベイラの二人が繰り広げる放浪と闘いの物語。第一話「獲麟の書」、二ヵ月連続刊行!
感想・レビュー・書評
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聞き慣れない地域や人名が多く、それだけでものすごく難しい。人の名前ですら幼名、漢名、その時の地位などで1人につき2〜4つくらいある。
会話や心理描写は少なく、地理や政治的な話が長く説明される場面が多い。これから戦いが始まるのか→4行先であっさり敗戦、そして1年後…ように時間の流れも早い。どうやって勝ったのか、負けたのかなどを物語として読みたい人には向かない。
十二国記を想像して読み始めると心折られそうになる。
物語的に麒麟はいてもいなくても関係ない。 -
実在の人物と歴史に、ファンタジー要素が織り込まれた小説。
この1冊が、歴史を楽しむちょっとした切符になるかもしれません! -
中国五胡十六国時代を舞台に,霊獣なる存在を設定することで,一人の人物とその人物にまつわる一国の勃興を描く.舞台設定アイデアは面白いのだが,それを物語る動機が不明瞭で,また物語る筆致との相性が私と悪く,世界にのめり込めない.
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中華ファンタジーではあるが軍記物のような読後感。
知らない単語や地名がばんばんでてくるのと心理描写が薄い点で物語に没入するのに時間がかかるが、戦局描写はとても軽快でおもしろかった。
中国の歴史をかじるとより面白く読めるのかも。
石勒、史実に存在する人なのかな??
30代前半くらいの石勒の描写はとてもかわいくてすきでした。
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人界に降りた霊獣と奴隷出身の戦士の戦いと友情。中華ファンタジー開幕!〈書下ろし〉
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五胡十六国時代の中国の話しらしい。
この辺のことはよく知らないけれど史実に即して話が進んでいるそうな。
麒麟が英雄を見いだして……という感じなのかな。
もう少し神域?側の話しも欲しいかな。
主人公はすごく目端の利くやつというってことは分かったので、麒麟が何故そういう行動をするのかがもうちょっとエピソードが欲しいな。
後半に期待。
尺が短すぎるのかな?
もっと長く丁寧に描いても良いのかもしれないね。