死にふさわしい罪

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 251
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065257852

感想・レビュー・書評

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  • 第一章 平家落人伝説の沼
    第二章 ドーナツの穴
    第三章 老いた少女マンガ家
    第四章 裏事情
    第五章 逢魔が時
    終章  不在の存在


    緻密な歴史の史実が満載、裏書を見て納得。

    藤本ひとみさんは、
    フランス政府観光局親善大使、かつ
    フランス観光開発機構の名誉委員なんですね。

    登場人物は非常に個性的というか、
    偏った嗜好の持ち主で、数学、生物学、歴史、
    気候などにこだわり深い人たちが登場します。

    偶然駅で出会った芽衣の夫、颯が姿を消して一年。
    なぜ彼はいなくなったのか、行方不明か失踪か。

    和典は芽衣の心を解放したいと考えて、
    最愛の夫の颯が消えた原因を数学、生物学、
    歴史を絡めて解を導こうとする。

    それぞれの学問への深堀が強く現れてるので、
    読んでいて好みが分かれるのではないかと
    個人的には感じた話でした。

  • 翼が登場して一気に手から汗が大量発生した。藤本ひとみ先生は今回も読者の心を狂乱させるらしい。ありがとうございます。翼とアーヤの関係がどうなったのかわかるから、KZを読んでる中学生以上は読んだ方がいいと思う。それにしても、へえ。そうなったんだね。うんうん、そっか〜。と、私はなった。学生だったら理解出来ない部分もあったと思うけど、もう大人だからよくわかる。はあ〜〜〜〜(クソデカ感情)。そうくるか…。

  • 主人公が高2である必要性ってあったのかな…
    思考回路や行動や知識への違和感がすごかった。
    あと数学好きってとこもいらなかったような…
    というか出てくる人全員に違和感アリ…

  • 娘が読んでいるジュニア向けKZのその後的な位置づけ。私は、藤本作品は、やはりがっつり歴史ものが好み。

  • スピード解決と理由について行けず…

  • 時系列がよくわからないのだが、高校生になった翼も出てきたりして、楽しめた。主人公の心理の描写が面白い。

  • 読みやすく、興味深かったです。
    自明の理でしたが動機が途中まで分からなかった。愛の中の、己以外を排除しようとする業火…。

  • 0か1の世界にどちらかと言えば住んでいる私にとって新しい視点をくれた。
    グラデーションを見つけ出したいと思う

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50303665

  • かわいらしいおばあちゃんではなくて、少女風老女で苦手に思った。
    別荘のイメージが湧きづらい。
    読み進めるのに時間がかかった。
    ティーンズ小説の続編らしく、なるほどって感じ。

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著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG(ジェニ)」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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