- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065258156
作品紹介・あらすじ
時価2億のヴァイオリンが消えた。
アラフォー地味美人の光子と天才(?)高校生・拓人に、
このトリックは解けるのか!?
ヨーロッパのラ・ルーシェ公国から来日していた、世界的に有名なヴァイオリンが消えた。
アマチュア・オーケストラのパトロンのマダム、
実直なヴァイオリン職人、
ヨーロッパ貴族、才媛の秘書、
イケメンコーディネーター
誰にも不可能で、誰もが怪しい。
……えっ、私も!?
江戸川乱歩賞作家が描くオーケストラ・ミステリー!
感想・レビュー・書評
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いい意味で「そこはかとなく昭和」の香りのするユーモラスな小説だった。
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時価2億のヴァイオリンが消えた。江戸川乱歩賞作家が贈るオーケストラ・ミステリー!
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Amazonの紹介より
時価2億のヴァイオリンが消えた。
アラフォー地味美人の光子と天才(?)高校生・拓人に、
このトリックは解けるのか!?
ヨーロッパのラ・ルーシェ公国から来日していた、世界的に有名なヴァイオリンが消えた。
誰にも不可能で、誰もが怪しい。
江戸川乱歩賞作家が描くオーケストラ・ミステリー!
バイオリンをめぐるドタバタミステリーで、2時間サスペンスを見ているかのようで面白かったです。
幾つか聞いたことのある人物や企業をもじった名前もあって、クスッと笑ってしまいました。
ただ、それぞれの登場人物の魅力を引き出していない印象もありました。
せっかく、優れた才能を持っている人達なのに能力を生かす場面が少なく、サクサク進行していくので、この設定要らないのではとも思ってしまいました。
比較的軽めなストーリーで、内容はツッコミどころ満載でした。時価2億のバイオリンを「アマチュア」に任せたりと怪しさ抜群の人達ばかりで、エンタメ性としては面白かったですが、現実的ではないなとも思いました。
欲を言えば、音楽要素をもう少し味わいたかったです。せっかく音楽をテーマにしたストーリーなので、それぞれの登場人物の才能を発揮して、事件に貢献してほしかったなと思いました。 -
惹句から想像するのとは、少し印象が違う。殊にキャラクターを型どおりから崩そうと、色々試みているんだろうけど、ヒロインは自己卑下(にしか聞こえないもの)がくどすぎ、天才少年はあまりにもフツーのガキで、正直魅力に乏しい。著者の日頃の作風からはかけ離れた、軽いタッチのロマンティック・コメディで、こういうのは割り切って、お約束を全力でやりきった方が良かったんじゃないかと愚考する。まあ、いやなんでしょうねえ、そういうの。
著者プロフィール
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