山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る (講談社+α新書)
- 講談社 (2021年10月22日発売)
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感想 : 94件
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784065259122
作品紹介・あらすじ
「僕もけっして優等生ではありませんでした。
この本を通して、悩んでいるすべての親御さんに
アドバイスをお届けしたい」(山中教授)
ノーベル賞科学者は子どもの頃どう育てられて、わが子をどう育てたか?
山中伸弥教授が同級生の小児脳科学者・成田奈緒子医師と「子育て」について語り合う!
これまでいくつかの書籍を刊行してきたノーベル賞科学者・山中伸弥教授だが、「子育て」について書いた本はまだ一冊もない。どうすればわが子が山中教授のように育つのか?を知りたい全国の親御さんに届ける子育て本。
神戸大学医学部時代の同級生で、山中教授の「勉学の恩人」でもあった小児脳科学者・成田奈緒子医師が、山中教授がこれまで語ったことのない本音を引き出します。
一方で、成田医師は子育ての専門家。成田医師が披露するさまざまな「子育ての新しい知見」に、山中教授がワクワクしながら質問をしていく。
同級生の親密さがあるからこそ展開される、丁々発止のやりとりを通して、最新の子育てが学べます。
二人が共通して注目するのが「レジリエンス=乗り越える力」。
これからの難しい世の中を、しぶとく生き抜いていくためには、
この力がもっとも大切だという結論に至ります。
他にも「ほったらかしが子供を伸ばす」「親子でええかっこしいをやめる」など、
目からウロコの提言満載!
第一章 「ほったらかし」が子どもを伸ばす
第二章 親子で「ええかっこしい」をやめる
第三章 良い習慣が脳を育てる
第四章 常識を疑える子どもに育てる
第五章 レジリエンスを身につけさせる
第六章 しぶとい子どもは目線が違う
みんなの感想まとめ
子育てにおける新たな視点を提供する本書は、ノーベル賞科学者と小児脳科学者の対談を通じて、親たちが直面する悩みや疑問に真摯に向き合います。カジュアルな雰囲気ながらも、深い知見が詰まった内容で、特に「ほっ...
感想・レビュー・書評
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既に何冊か著作を読んでいる成田さん。
山中さんとの対談はカジュアルな雰囲気で読みやすいのに金言だらけでした。
世の中には様々な育児書がありますが、成田さんと佐々木正美さんの本が私には最も参考となっています。
成田さんは小児科医であり脳科学者でもあられるので、提唱していることに裏付けがあるというのが大きな理由。そして著作にはご自身の個人的な話がないというのも理由の一つです(私が読んだものの中では、の話)。
この対談で、成田さんご自身が子供時代にADHD的な行動が多かったこと、完璧を求めるご両親との葛藤が長くあったことを初めて知りました。
また山中さんもノーベル賞授賞までは決して順風満帆ではなく、研究テーマが定まらず、評価もされず苦しい時期を過ごされたようです。
対談を通してお二人の人格の素晴らしさが伝わってくるのですが、そういった経験を経て形成されたものなのか、元来人格者だからこそ結果が伴ったのか。とにかく驕りや知識のひけらかしなどが一切なく、力を抜いて読める一冊です。
以下はメモした中でも今の私の子育てに即役に立つと感じた内容の抜粋です。
・「心配されるってことは、信用されてないってことだから、子どもの自己肯定感はどんどん下がる。自分で選んだことを失敗しては立ち上がって続けて、自信をつけることが重要。『ほったらかし』は子育てに必要」
→これは「子どもの気持ちが分かる本」にも書いてありました。
・「物事を違う角度から見る、捉え直すこと(リフレーミング力)は子育てでもすごく重要。(中略)お子さんの一面だけ見ずに反対側からも見てみようか?と促す」
→ついつい大丈夫かなと心配になる我が子の性格。この文章にはっとしました。
良書です。
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山中伸弥氏と小児科医成田奈緒子氏の子育てについての対談。
この本を読む前に成田氏の「高学歴親という病」を読んでおり、その時は成田氏がやや冷徹な人という印象を持った。しかし、今回の本は対談だったのが良かったのか、成田氏の人となりも見えてきて、素敵な小児科医だな~と思った。
子どもを診察するときに、子どもの家庭環境や家族関係、両親の仕事についての情報をある程度聞き取り、課題やリスクがどのようなところにあるのかまで見立てをたてる。これまでの知識や経験をフルに稼働させるそう。
そこまでやるの?と山中氏に聞かれて、そこまでまでやるよ~と普通にスラっと言える成田氏がかっこいい。
あと、成田氏の研究結果がおもしろかった。
発達障害の人に脳の使い方の練習をしてもらうのだそう。脳波を測定しながら、「もうちょっとリラックスしよう」とかフィードバックしていくと、
「レジリエンス」の構成要素である「ソーシャルサポート(周りの人に助けられていると感じる力)」の点数結果がよくなるという報告。つまりこれは障害のある方が、世の中で生活しやすくなるってこと。
しかし、レジリエンスの構成要素である「自己肯定感」や「社会性」はなかなか点数があがらないという。大人になってから上げることは難しく、「自己肯定感」「社会性」は子どものうちに適切なサポートが必要なのである。でも、「ソーシャルサポート」が上がるだけで、レジリエンスの向上には確実に繋がっている。
「いいことはおかげさま、悪いことは身から出たサビ」 -
対話形式でとても読みやすかった。
山中教授が幼少期からどのような家庭環境にあったかとても興味深く読みました。 -
山中先生の名前にひかれて、手に取った。
子育てを語る、とあったので、どのような子育てをすると、先生のような方に育つのか、興味があった。まぁ、遺伝とか環境とかあるので、それだけまねてもね、ですがどこか参考になれば、と…。
・助けてと言えることが自立である
・一番は「早寝早起き朝ごはん」
・相手の視点に立つ
忙しくても、できるだけ寝る。という山中先生の言葉にも共感。
子どもに対して、これからも早寝早起き朝ごはんを徹底していきたい。 -
話の内容の面白さと、対談型式の文章でサクッと読めると思います。とにかくメモしたいところが多い。体と心を健やかに育てるということ。幼い子どもが育つ様子から学ぶことってありますよね。そして自らも見つめ直す。
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書店でチラリと読んだら面白くて購入。
レジリエンスの話が印象的だった。
山中先生のコメントを読むといつも周りの人を大切に生きてみえるのが伝わってくる。
人格者だなぁと思う。
また折に触れて読み返したい。 -
・自分で選んだことを失敗しては立ち上がって続けて、自信をつける方が重要。
・「助けて」を言える子に育てる。
・ありがとうとごめんなさいをきっちり言えて、人に寄り添えて、ひとの心を読み取れる人になれたら、どんな職業になっても絶対成功していく。
・早寝早起き朝ごはん。
・いいことはおかげさま。悪いことは身から出たサビ。 -
サクッと読める子育て本。ただ、、前提があります。このお二人はなんと塾に行かずに医学部に合格された方です。(しかもお子さんたちも医学部へ)対談相手の成田先生は母親から褒められたことがないことに苦しみ、自律神経失調症ではないかと思われる症状に苦しみながらも、最終的には母親の代わりに家事をしながら医学部に合格されるというものすごい方。普通じゃできません。なので、「この方ができるんだからうちの子も・・」とは絶対に思わないでほしいと思いました。
久しぶりに会う同級生のオンライン会談なのに、会話が成立して盛り上がるというのはお二人の会話の引き出しが多いからではと思い、感嘆しかありませんでした。
●自立とは
わたしも、はじめに紹介されていた意味だと思っていました。しかし、成田先生は「助けてと言えること」としておりとても納得しました。「人さまからの目」が厳しすぎて「自分でなんでもできる子どもに・・」と思ってしまいがち。特に、親や周囲から何か言われたことのある人は特にその意識が強いのではないかと思います。「助けて」と言っても助けられる状況にないのが現実かもしれませんが、助けてと言えることは実は自分が成長するためのひとつのステップなのだということに考えさせられました。
●本書の作品紹介の記述がよくない
全体的にお二人の会話の内容からずれており、誇大広告のようになっているように感じます。
わたしは、本書を読んで、山中教授は自分を天才だと全く思ってないと感じたので、違和感がありました。また、どうすればわが子が山中教授のように育つのか?という視点で読み始めると「ぜんぜん違う」となります。成田先生は女子力は高かったそうですが、山中教授は当時ラグビーに傾倒しておりマドンナとして意識していたようには思えませんでした。。 -
山中先生と、大学の同級生で小児科医の成田先生の対談。子育ての先輩であるお二人の生い立ちや、数々の臨床を見られている成田さんの言葉がとてもタメになる。とともに、お二人とも育った環境や親からの影響力が良しにつけ悪きにつけこんなに心に刻まれているものなのかと。子供がどう受け止めているかなんて一々考えながら毎日を過ごせていたらそりゃ素晴らしい親になれるだろうが、心にそのことを留めておいて気をつけようと我が身を振り返った。
レジリエンスを育てることと早寝早起き。いい意味での手放し・ほったらかし。私は言うても毎日8時に寝かせろなんて無理無理、新たなプレッシャーを世の中の親に与えないでくれ〜と思ってしまうが、それをまじめに実践しようと猪突猛進してしまう親もいるかもしれない。なかなか寝ない子や、スケジュール管理できない自分にイライラしてしまうとか。育児関連の本の難しさはそこだよなあと変に同情してしまった。
とにかく山中先生の人柄が伝わってくるところ、人は外からの印象がどうであれうちに抱えるものは本当に百人百様ということを教えてくれる成田先生のエピソード、素晴らしかった。 -
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山中教授と神戸大学時代の同級生だった小児科の成田先生の子育て対談本。
専門的な話というより、2人がどんなふうに育ち、子育てに対してどういう考え方を持っているか対談形式になっている本だった。
成田先生は存じ上げていなかったので、山中教授がどんなふうに育てられたのか興味があって読んでみたけれど、想像よりほったらかしな子育てでそれが逆に良かったとのこと。
そして自身のお子さんに対しても過度な期待はせず、力を抜いた子育てをされているんだなぁ、と思った。
特にこの本でお二人が子育てでこれはすべきと主張されていたことは、
1.早寝早起き朝ごはんが脳の成長に大事
2.ほったらかしが子どもを育てる
→ほったらかすことも時に大事
3.親子でええかっこしいをやめる
4.常識を疑えるこどもに育てる
5.レジリエンスを身につけさせる -
何度読んでも良い本
子育て中の人も、子育てひと段落な人も、自分と違う世代と関わっている人も。必読。決して高学歴な人の上から目線の対談ではない -
賢い人達は心と身体がしっかりしてるんやなあと読んでて思う。ちゃんと寝て、食べて、運動して、好奇心持って生きてる。自分が辛かったことは子にしない。そしておかげさまの気持ち。
山中教授の本も読みたくなったぞ -
親が子をある程度放っておくこと、早寝早起き朝ごはん、困ったときに周りに助けを求められること、何でも話し合える信頼感がある親子関係の構築、乗り越える力をつけるための3要素(自己肯定感・社会性・ソーシャルサポート)など。対談形式なので、じゃあ具体的にどのようにすれば良いかというレクチャーは不充分。必要な時に手助けできるように見守り、決して過干渉になり過ぎないよう注意する、そして1人の人間として尊重し、やりたいことを全力でサポートするに尽きるのかな。
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子育ての参考になればと思い読み始めましたが、対人関係全般に通ずる大切なことが書かれていると感じました。
自己肯定感という言葉はよく使われていますが大人になってからは育ちにくいとのこと。さらに自己肯定感を含めたレジリエンスこそ必要な力だという話に納得させられました。
最近、YouTubeで見た動画で若新さんという方が「いい結果は自分の努力の結果という世の中がおかしい。努力だけでなく全ては親の経済状況やそのときの環境などの運次第」ということをおっしゃられていて少しひっかかっていたのですが、本書を読んで「いいことはおかげさま」という言葉で腑に落ちました。運ではなく、誰かに支えられていると考える方が確かに頑張れるような気がします。
自立とは助けてと言える力、理不尽な人生をおもしろがる、いいことはおかげさま -
科学的な視点やデータに基づく内容ではなくて、山中先生と成田医師の子育て経験則に基づく対話、昔話。神大医学部の同級生の二人。研究者の道を選ぶに至った自らの親子関係を赤裸々に語りながら、子育てにとって重要な事は何かを探る。知的で上品な二人。とにかく、会話が和む。
「禍福は糾える縄の如し」、とにかく腐らずに立ち上がるレジリエンスを。そのためには、助けて!と言える事。ソーシャルサポートを得るため、お陰様という心がけは大切。時には、物事の視点を変えるリフレーミング力を。と、教訓めいた話は目新しくもないが、この二人が言うのなら、という気持ちで染み入ってくる。 -
●人生で父親の言うことを二つだけ聞いた。ガリガリだったから柔道をやれ、商売は向いてないから医者になれ。
●心配されるのは信用されていないこと、子どもの自己肯定感は下がる。
ほったらかし。自分で考えてやる。
●オープンラボ。日本人は自分のデスクから離れない。
●子どもがいちばん認めて欲しいのは、自分の親。
●自己肯定感は大人になってからでは高まらない。
●自分が出来ない事を理解して、誰かに助けてって言えることがは自立である。
●早寝早起き朝ごはん。夜10時〜8時より、夜8時〜6時のほうがセロトニンをきちんと取り込める。
●古い脳、新しい脳、前頭葉の順に育つ
●親がしてあげれる事は、どれだけ良い習慣をつけてあげれるか。
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お二人の信頼関係が垣間見えるシーンが多く、温かい気持ちになりながら読み進めることが出来ました。
早寝早起き朝ごはんの習慣づけは、ぜひ我が家にも取り入れたいと思います。 -
山中教授と成田先生の仲良しトークを盗み聞きしている気持ちになりました。
御二方の人柄や生い立ちが知れて面白かったです。
子育てについては、あんまり構い過ぎず、でも信じてあげるのが良いのかなと感じました。
早寝早起き朝ごはんが大事とのことで、それくらいは頑張ろうと思った。難しいですが。。 -
図書館にて。
天才二人のざっくばらんな共著。
二人の家庭環境なども話されていて、楽しかった。
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