金の糸(2) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 22
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065263051

作品紹介・あらすじ

『悪の華』『血の轍』押見修造、絶賛!! 
美少女留学生と一つ屋根の下、最新の”禁断”青春恋愛ストーリー、開幕!!
あの日、僕らは、金の糸で結ばれてしまったんだ……!!
灰色雲のような冴えない高校生活を送るソーイチのもとに舞い降りた、黄金色の天使サラ。
美少女留学生と、ひとつ屋根の下で綴られる、禁断の青春恋愛ストーリー。

サラとの関係を守りたい一心で、サラと真夏、二人をモデルに絵を描く草一。しかたなくついた嘘は夏の夜空に熟れてゆく。それはどこまでサラと草一の絆が強くなっても、消えてしまうものではなかった…!! 深まる絆、消えない嘘、普通じゃない夏。そして突然、僕らの青春は破裂するーー。禁断の青春恋愛ストーリー、最高潮!!

感想・レビュー・書評

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  • 昼はサラを、夜は真夏をモデルに絵を描く草一。草一は真夏に月が似合うと言い訳していたけど、確かに真夏って月っぽいかも。ただ、この場合、太陽となるのはサラとなり、サラが居ない場所でのみ真夏は草一と向き合える。けれど草一は太陽であるサラに魅了されているから、月である真夏に魅了されることはない
    本音で接することが出来る相手としてサラを好きになろうとしている草一にとっては問題ない構図だけど、草一にモデルをさせている真夏としては複雑な状況だね

    そういった真夏の焦りが最大限に出たのが7話ラストの発言に繋がるわけで
    ただ、太陽であり本音で相手と向き合うサラに真夏の搦め手が一切通じなかったのは一種哀れに見えてしまう。自分の少量の悪意が全く伝わらないから、悪意を嘘で取り繕うしか無い

    9話で明かされる真夏の過去。こうして見ると真夏と草一ってかなり似た部分があったのかも
    草一は将来への望みを隠し自分を取り繕うために嘘を吐き続けた。真夏は嘘に拠って育てられた自分を取り繕うために嘘で自分を構成していった
    草一がサラの真っ直ぐな本音に拠って自分の本音が引き出されたように、真夏もサラの真っ直ぐさの前に自分の本音に気づいてしまったのか
    また、逆に言えば真夏がサラに対して月であるように、草一もサラの月だったのかもしれない

    そういった意味では最終話の序盤で描かれる草一と真夏の唐突な謝罪と懺悔は嘘吐き達が太陽に許しを請おうとする姿だったのかな。だから太陽であるサラは二人の嘘を知った後も二人を許した…

    だというのに終盤に突如行われる別れ。これは結局の所、嘘吐きは正直者と一緒になれないという意味なのか……
    それでも最後の最後に草一は自分を取り繕うためではなく、サラの幸福のために嘘を吐いた。それはもしかしたら尊いと言える行為だったのかもしれないね

  • 切ない

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