岸田ビジョン 分断から協調へ (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 191
感想 : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065265659

作品紹介・あらすじ

2021年10月、第100代総理大臣に就任した著者の、はじめての著書を新書改訂版として緊急発売!
「聞く力」を備えた新しいタイプのリーダーの登場。
新自由主義を脱し、「新しい日本型資本主義」の構築を目指す。
コロナウイルスの感染拡大によって国民の生活は大きな痛手を受け、格差拡大、「勝ち組」と「負け組」、中間層の没落などが顕著になりつつある。
日本だけでなく、欧米やアジアなど、世界的に「格差拡大」が広がり、さらに国同士の分断も進む。
この「分断の時代」に、求められていることこそ「協調の精神」ではないか。
具体的には、高額の金融所得に対する課税率の見直し、中間層の教育、住宅費に対する支援、社会人に対する再教育支援、中小企業、小規模事業者に対する支援などである。
さらにIоTなどの普及によって、地方にあっても都会と同じレベルの仕事ができる環境ができつつある。
宏池会の大先輩・大平正芳元首相が唱えた「田園都市構想」を再生し、「デジタル田園都市構想」を推進する。
外交面でも、「分断から協調へ」がキーワードになる。4年7ヵ月の外相経験を通して、アメリカ、イギリス、ロシア、中国をはじめ世界の首脳と築いてきた人間関係を生かし、孤立化、分断化が進む世界で「協調」をテーマとした外交を展開する。
さらに広島出身の政治家として、「核兵器なき世界」への取り組みは最大のテーマである。2016年に実現したアメリカ・オバマ大統領(当時)の広島訪問は、核軍縮という観点で非常に大きな出来事だった。
核軍縮交渉の根底には、やはり協調というベールが求められる。

なぜ政治家を志したのか。
差別を憎み、理不尽を疑う心はどこから芽生えたのか。
日本政治にいまも内在する悪弊とは何か。
その一方で、長く守り抜いていかなければいけない価値とは。
政治家人生を懸けた、渾身の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 岸田総理の思いが詰まっています。
    いろいろ反権力な人たちから言われてますがオーソドックスなやるべきことをちゃんとやる政権なんやなと思います。
    宏池会の内情のところは面白く読めました。
    加藤の乱の裏側はこんなんやったんですね。

  • 総理としての政策、ビジョンについてはメディア以上に書かれておらず、何を考えているかは分かりにくい。富裕高齢者からの課税や、賃上げは徹底。ただ、岸田さんの人となりや原点が語られ、そこについては、実に人間らしい挫折も経験した、良くも悪くもノーマルな印象だ。外交関連の成果がとりわけ語られる。

    メディアでよく知られた話ではあるが、親族に東大卒、官僚が多く、三度受験を失敗して早稲田へ。その後の行員経験。広島出身で父の赴任で海外生活をした幼少。それらルーツが語られ、この経験が少なからず外交に活きたと。オバマ大統領を平和記念館訪問の実現、ロシアのラブロフ外相とのお酒の関係。とりわけ、緊張関係にある中国の王毅外相との話は興味深い。宏池会。これは、一つキーワード。それと、韓国に対する嫌悪感。後半は選挙論や派閥についての話。

    しかし、日本の平均年齢47.8歳、この本で改めて気づかされた。

  • 政策の中身がなく、何をしたいかわからなかった。

  • テレビの中でしか見ない総理大臣が書いた本ということで読むと不思議な感覚があった。
    岸田総理について意外だったのは東大を2回落ちて早稲田に入り、麻雀と飲み会三昧の大学時代を送っていたという事。なぜか共感が持てた。
    その他にも色々なエピソードが書いてあるが、ドライマティーニの回は思わずツッコミを入れてしまった。
    案外お茶目な一面もある人なんだと感じた。

  • 時の総理大臣・岸田文雄の政治のビジョンがわかる一冊

  • 岸田総理の経歴や人柄を垣間見るには良書。

  • 誠実な内容で好感が持てるが、読み物として河野太郎『日本を前に進める』と比べると少し面白みにかけるかなという印象。親族、兄弟に東大出身者多数というプレッシャーの中、自身は二度東大を落ちたという話には、苦労してるんだなと親近感を感じる。昔見た「あなたは大将なんですから」という映像は印象に残っている。

  • 広島出身
    宏池会 現実主義

  • ターニングポイントでその時強い人についていく。こつこつタイプかつ広島愛。
    核兵器ない平和な世の中は是非使命だと思って取り組んでいただきたい。

  • これが国家ビジョンなのだろうかと思ってしまう
    新しい資本主義
    なるものをはっきりと示してほしい

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著者プロフィール

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、日本長期信用銀行入社。議員秘書を経て、93年衆議院議員初当選。以来、連続9期選挙区当選。
自民党青年局長、経理局長を経て、2001年小泉内閣で文部科学副大臣。衆議院厚生労働委員会委員長を経て、07年第1次安倍改造内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣。
12年に宏池会会長に就任。12年、第2次安倍内閣で外務大臣に就任し、専任の大臣としては戦後最長の4年7ヵ月にわたって務める。17年、防衛大臣を兼任。
17年8月から20年9月まで、自民党政務調査会長を務める。
21年10月、内閣総理大臣就任。


「2021年 『岸田ビジョン 分断から協調へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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