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Amazon.co.jp ・本 (210ページ) / ISBN・EAN: 9784065266540
作品紹介・あらすじ
「面白い」「深い」「かわいい」……「厓画無法」で説いた人間賛歌。
生涯に二千点にも及ぶ作品を残したといわれる仙厓義梵(1750-1837)。禅画の枠を超えた、「ゆるふわ」な世界観で、人生の機微とユーモアがあふれるその画や書は多くの人々を魅了し続けています。
出光興産の創業者・出光佐三氏(1885-1981)は生涯をかけて作品を収集し、一千点あまりの日本最大の質と量を誇る仙厓作品のコレクションを築きました。その膨大なコレクションから、美術館が厳選し、解説。ベストオブベストを紹介します。
1章:THE仙厓BEST10
2章:画報学びて不自由なり
3章:仏の教え、禅の教え
4章:人生訓は、ちょっと辛口で
5章:「厓画無法」の世界
6章:「ゆるさ」の効用
7章:九州風土記--名所巡り
8章:自在ーー無法の書の魅力
9章:遺愛の品々
みんなの感想まとめ
心が落ち着く作品を求める方にぴったりの一冊です。仙厓義梵の作品は、禅画の枠を超えた「ゆるふわ」な世界観が特徴で、人生の機微やユーモアが溢れています。出光美術館の膨大なコレクションから厳選された100点...
感想・レビュー・書評
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ニュースを見ていても心がどんよりするニュースばかり先行きが不安になる、なんだか心が重くなる。心が落ち着く本を読みたいと思う。そんな時に他の方のレビューでこの本を知って、表紙を見てすぐに飛びつく。でも、図録という感じなのでお値段がお高めで一旦図書館で借りてくる。
禅画というものはどこかでみたことがある気がするけど、あまり気にもとめてなくて、今回改めて仙厓 義梵を知る。まず表紙の絵をみたらなんだか気が抜けて、気張らなくてもいいんだよーと言われているような気やすい感じで一気に親しみを覚えた。本当は禅画なので「指月布袋画賛」という題名でもっと難しい意味が込められているのだけど、第一印象が「やわらかそうで、かわいい」だった。仙厓さんと親しまれていた住職さんだけのことがあり、絵に人間力と人間味が溢れていて絵とその解説を読んでいくと心が落ち着いてくる。絵と一緒にぱぱっと書かれた一言が深い。考えさせられるけど、楽しい、かわいい、愛らしい、面白いという気持ちが勝つ。
もちろん緻密な禅画もあるのだけど、緻密から一筆書きのような簡単なものへ表現がかわっていくところが面白い。買おうかな、もっと眺めたいな、と思いながら読了。実物が展示されたら今度は見てみたい。張り巡らすアンテナが一つ増えた感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
博多の仙厓さんとして親しまれた仙厓義梵の、生涯と教え、
そして約1,000点から成る出光コレクションを主とした
作品から、人気のある名品100を、紹介し解説する。
・はじめに ・仙厓の生涯
1章 THE仙厓BEST100 2章 画法学びて不自由なり
3章 仏の教え、禅の教え 4章 人生訓は、ちょっと辛口で
5章 「厓画無法」の世界 6章 「ゆるさ」の効用
7章 九州風土記―名所巡り 8章 自在―無法の書の魅力
9章 遺愛の品々
・仙厓略年譜 ・出光美術館と仙厓 ・掲載作品一覧
・出光美術館インフォーメーション
参考文献、参考図録有り。
出光佐三が蒐集した、出光コレクション。
その中でも、愛し蒐集した仙厓の作品は約1,000点にも成る。
その第一号は「指月布袋画賛」。
佐三の最後の蒐集は「双鶴画賛」。
それらを収蔵している出光美術館が、
仙厓の人気のある名品100と、仙厓の生涯と教えについて、
紹介し、詳しく説明している。
禅の教えは、心から心へと伝えられるもの。
“仙画無法”で描かれた作品は、弟子たちや庶民の心に響き、
ゆるふわであれど、ちょっと辛口に諭してくれる。
まさに呵々大笑の愉しさ。画中にセリフや説明書き、
犬の鳴き声、ボヤキまで書いてしまう大らかさ。
隠棲してからの自由な旅の楽しさ。庶民への温かい眼差し。
そして、これだけ多くの作品が残っていることへの驚き。
2007年にたまたま行った出光美術館で開催されていたのが、
「没後170年記念仙厓展」。それが仙厓さんとの出会いでした。
ガチガチの美術の見方をしていたのが、
この作品群の波に揉まれて、自由の凄さに刮目しました。
たとえ稚拙に見える画でも、心に響くモノが潜んでいる様を
体現出来るということに、驚かされました。 -
仙厓は江戸中期の禅僧。終焉の地博多で禅寺の世住持となり、人々の求めに応じて多くの禅画を描き与え、「仙厓さん」として親しまれた。
本書はそんな仙厓が生涯に描いた数千点とも推測される画の中から出光美術館が所蔵する作品を中心に100点を紹介している。
絵なのでこれは見ていただくしかないが、現代のゆるキャラに通じるようなユーモラスなものや、〇△□だけの非常にシンプルものが多く、庶民に愛されたというのも納得できる。
なお、本書では仙厓の若いころの模写作品も掲載されていて、それからは仙厓が高度な画力を持っていることがわかり、後年のシンプルな絵柄は単なるヘタウマではなく、高い描写技術を経たうえで、最終的にたどり着いた一種の境地だったのでは、と思った。この点では、ピカソに通じるものがあるような気がする。
ぜひ画像検索で仙厓の作品を観ていただきたい。
いずれ出光美術館に生の仙厓作品を観にいきたい。 -
福岡市美術館に訪れた際に、企画展で仙崖のコレクション展を見て、仙崖の描く禅画に一目惚れして、図書館で借りて読んだ。
仙崖の描く絵や文章は大好きになり、周りにもっと布教したいと欲しいと思ったが、福岡市美術館の企画展が本当に充実していたので、本の中にそれ以上の発見が無く少し残念だった。
仙崖の言葉の意味をもっと理解するために、漢文の表現には書き下し文をつけて欲しいし、ルビを付けてくれるとありがたい。更に現代語訳も入れた上で解説を読みたい。
仙崖の作品はとてもユーモラスで、可愛くて、人生の教訓は辛口で的を得ており、その絶妙なバランスが何とも言えなくて好きだ。
出光美術館が再開発のため年内で休館になるので、そちらの方にも行ってみようかと思う。 -
「禅画」というものを初めて知った。
とても興味深かった。 -
仙厓義梵が描いた禅僧の徳山や臨済のエピソードが面白かった。いろんなタイプの禅僧がいるんだな。
出光美術館の開館が待ち遠しいなぁ。 -
仙厓といえば、ゆるくかわいい禅画がすぐに思い浮かぶ。出光美術館には仙厓和尚の作品が約1000件収蔵されているのだとか。その中から選りすぐりの人気作を紹介した本。ゆるい絵に癒やされた。でもゆるい絵だけではなく、仙厓の多彩さに驚いた。
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楽しい
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仙厓
仙厓ですら
苦行の先には
寺を持ち弟子を持ち檀家を持ち
〜丸三角四角〜
抽象画にも
サインをあらわし
落款を押し
花押を添える
悟とは奥が深いモノだと
ふと思う
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