佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 クリスマス・テロル invisible×inventor (星海社FICTIONS)
- 講談社 (2022年2月16日発売)
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感想 : 3件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784065270837
作品紹介・あらすじ
“戦慄の19歳”、再び!
ゼロ年代きってのマスターピースがいま蘇る……!
佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画
女子中学生・冬子(とうこ)が「本物の衝動」に突き動かされてたどり着いた見知らぬ孤島。
そこで出会った青年から冬子はある男の「監視」を依頼される。
密室状態の岬の小屋に完璧にひきこもり、ノートパソコンに向かって黙々と作業を続ける男。その男の「監視」をひたすら続ける冬子。双眼鏡越しの「見る」×「見られる」関係が逆転するとき、一瞬で世界は崩壊する!
「書く」ことの孤独と不安を描ききった問題作中の問題作。あるいは傑作。
〈解説=島本理生〉
時代が変わった今もこの物語はあいかわらず異端で、それでいて小説や読者に対して、これほど普遍的な問いを投げつける作品はないーー
みんなの感想まとめ
「見る」と「見られる」関係が逆転することで、世界が崩壊する様子を描いた本作は、孤独や不安、そして夢の実現後の人生について深く考えさせる作品です。女子中学生・冬子が見知らぬ孤島で出会う青年から依頼された...
感想・レビュー・書評
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ノベルス刊行当時、激怒した読者は少なくないだろう。その要因は、ミステリの形式から逸脱が目に付くから。だが、怒れる人間は幸いだ。加害者でいられるのだから。被害者熊谷尚人に感情移入してしまった人間は、きっと怒りとは異なる感情の昂りを覚えたはずだ。どちらにしろ、本作に救いは存在しない。
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佐藤友哉が2002年に発表した長編小説。鏡家サーガと共有の登場人物がいるため関連作品に挙げられます。「フリッカー式」の2年前を描いた小林冬子を主人公にした作品です。普通の青春小説のような導入、密室から人が消える辺りまではちゃんと作品として成立していた気がしますが、それ以降は破綻しています。読んでも何も残りません。いや作者の愚痴は残るか。鏡家サーガは壊れた人物を使ったミステリだったはずですが、物語、そして作者が壊れてしまっています。万が一、本作が初佐藤友哉作品だった人がいたらご愁傷様としか言いようがない。
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ユヤタン作品の中でもぶっ飛び中のぶっとび。
でも読んだ当時はこれに衝撃を受けた。
夢を叶えた後にも人生が続くということ。
夢を叶えても必ず幸せになるとは限らないこと。
そんなことを考えてしまった。
作品数は少ないものの、書き続けてくれるユヤタンに((((()))))の花束を。
今年こそ新刊に期待!
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