水無月家の許嫁 十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。 (講談社タイガ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065273784

作品紹介・あらすじ

★★★シリーズ累計15万部突破!★★★

高校一年生の水無月六花は、最愛の父が死の間際に残したひと言によって生きる理由を見失う。
十六歳の誕生日を迎えた六月六日、父の四十九日法要を終えて失意の底にいる六花の耳に衝撃的な言葉が飛び込む。
「死ぬくらいなら、うちに来ませんか」
それは水無月家の本家当主と名乗る青年・水無月文也。
予言で決められた“許嫁”の六花を迎えに来たらしい。
「僕はこんな血の因縁でがんじがらめの婚姻であっても、恋はできると思っています」
彼の言葉に六花はかすかな希望を見出し、京都嵐山にある本家に向かう。

月から降り立った天女の血を引く一族、水無月家。
前の当主が亡くなったいま、水無月家では最大の家宝である天女の羽衣をめぐる遺産争いが勃発。
逃げ場のない結婚に、祝福を。
特殊な一族の宿命を背負い、二人は本当の恋を始める。

原作発売前からコミカライズが決定!
講談社Palcy、pixivコミックにて大好評連載中。
漫画:水辺チカ キャラクター原案:花邑まい

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ1作目。
    キュンキュンもあり、途中出てくる月鞠河童が可愛かった

  • 面白いし、きゅんきゅん♥⁡⁡
    世界観が好き!出てくる月毬河童可愛すぎる( ˶˙Θ˙˶ฅ)キュウリ!⁡
    ⁡文也さんと六花には幸せになって欲しいな✨

  • Tさんのおすすめ。

    出たな、手毬河童。
    といっても亜種らしいが。

    父子家庭だった六花は父に死なれ一人になってしまった。
    父の四十九日の法要の日に現われた青年文也は、
    はとこであり、水無月家の当主にして、六花の許嫁だと自己紹介する。
    母親には虐待された過去があり、頼る身寄りもない六花は、
    ありがたく思って、京都嵐山の水無月家に暮らすことにする。
    父親が愛する女性と結婚するために飛び出した水無月家は、
    天女の末裔といわれ、特殊な力を持ち、貴重な月のものを管理し、
    現在絶賛遺産問題で係争中だった…。

    全体的にちょっと暗めな印象はあるが、
    落ち着いた感じで面白かった。
    六花が七夕にレシピを見つけ作ったちらし寿司が、
    文也たちの母親の味だった場面が良かった。

  • 天女の末裔・水無月家のお話。
    許嫁から始まる恋。
    二人のこれからが気になる。
    まだまだ水無月家のわからない部分が多いから、続きが楽しみ。

  • 羽衣伝説、竹取物語など月や天女の伝説と陰陽師をもとにした超能力もの。核となる水無月家の本家の若い当主と本家の血筋の少女との婚姻という愛が育っていく様子がほほえましい。

  • #読了 羽衣伝説の天女の末裔の一族が主人公。妖怪だの神様だのは読んだことあったけど、天女(異星人)ってのは初めてかも。SF的な要素もあって新鮮だった。
    主人公の六花の生い立ちは厳しいものだったし、これからも一族の醜い相続争いに巻き込まれるのは大変だろうなーと思うけど、許嫁の文也は優しくて誠実だからお似合いで俄然応援したくなる。生真面目カップルは良いですね……。
    文也の弟妹や親族たちのキャラクターもよくて、今後の展開がものすごく楽しみ。

  • 世界観がとても好きでした。
    シリアスな場面もありますが、心が暖かくなる場面もあり、続きがとても気になります。
    河童が可愛いです。

  • 導入部がシリアスだけど、意外とテンション高めのお話だった。3兄弟や親族たちのキャラが濃くて楽しい。主人公の自己肯定感は低いので、落ちるときは落ちるけど……
    続くそうなので、一足飛びに婚約した二人が恋人になる様が楽しみ!

  • 母は毒親だし、父も最期に最悪の言葉を吐いて去ったため、肉親からの愛が圧倒的に足りていない六花。
    そんな彼女の次の居場所が、暖かい場所でよかったと思う。
    文也の弟、妹は好意的に受け入れてくれたし、祖母もやり口はさておき、ちゃんと立花を受け入れてくれた。
    例え、今の居場所は水無月家の争いの只中にあり、命の危険性さえあったとしても。

    羽衣伝説に輝夜姫、月絡みの伝説を交えつつ、ノアの方舟的話も登場する作中の設定が興味深かった。
    ファンタジーでもあり、SF的でもあり。
    舞台は京都の嵐山だが、貴船で見た天の磐船を思い出すようなシーンもあり、個人的に京都の空気を感じた瞬間だった。
    マニアック。

    政略結婚(婚約)ながら恋を始めた六花と文也。
    今回は二人の関係性が少し進んだところまでで、お家騒動の件は始まったばかり。
    分家の人間たちはややこしそうだし、二人が精神的に落ち着けるのはまだまだ先になりそう。

    シリアスな雰囲気ながら、笑えるシーンやほっこりできる場面もあり、読みやすかった。
    カレンさんの竹を割ったような性格と月鞠河童たちが特にお気に入り。
    満足でし!(口調うつった)

  • 久しぶりに両片思いものを読んだ気がします

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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