ひゃくえむ。新装版(下) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 134
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065274316

作品紹介・あらすじ

100mだけ誰よりも速ければ、どんな問題も解決する── ◇『チ。-地球の運動について-』の魚豊、“全力疾走”の連載デビュー作!! 「100m走」に魅せられた人間たちの、狂気と情熱の青春譚!!

自らの才能の劣化を感じ、陸上から遠ざかっていたトガシ。しかし高校で目の当たりにした理不尽を前に、再び走ることを決意する。”元全国1位”の仁神も陸上部に復帰し、迎えた部活動対抗リレー。アメフト部との戦いの行方は──!? そしてトガシは、インターハイで小宮との再会を果たす。しかし小宮はかつての面影を失い、あまりに”速くなりすぎ”ていた──。

感想・レビュー・書評

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  • 22冊目『ひゃくえむ。新装版 下』(魚豊 著、2022年3月、講談社)
    狂気と情熱の100m走物語、ここに完結。
    相変わらず鈍重な印象を受けるストーリーテリングではあるが、一つ一つの言葉が生み出す熱量と重量が凄まじい。
    著者の連載デビュー作なだけあって、若さと気概と覚悟が物語から伝わってきた。
    マガジン新人漫画賞入選作品『佳作』も同時収録。時間に余裕があったためか、こちらの作品の方が線が綺麗。
    16000字を超える、著者のロングインタビューも掲載されている。

    「走るのが、 好きだー。」

  • 100m走=人生という漫画。
    何のために走るのか?は何のために生きるのか?という問いかけにもなるのかな。

    一番になるため。
    周りからほめられるため。
    人に迷惑をかけないため。
    お金、地位や名誉のため。

    結局は自分が走りたいから走る、んだとおもう。
    誰が何と言おうと自分の人生ですよね。

    この漫画を読むとめっちゃ走りたくなります(走るのめちゃくちゃ遅いですけど…)

    個人的にはトガシは教育者として後継をどんどん育ててほしい。
    小宮くんは壊れるまで走ってるとおもう。

  • 自分の生活を充実させるためにも、こういった若さ・熱・天才性・荒削り・主人公性は、定期的に摂取する必要がある!と感じた。

  • 手塚治虫作品のような、何かバトンを得られる作品だと思う。好き嫌いもはっきりするタイプの作品ではあると想像するけれど、気になったらきっとこの漫画が必要なんだと思います。

  • 全力で走りたくなった。

  • 誰が勝ったの?

  • 巻末のインタビュー必見!
    「チ。」を先に読んでいたからか、こんなに若い作家さんだとは思いもよらなかった。
    思考の深度に圧倒された。
    天才、とおもったけど苦悩もされて、丁寧に感情を掬い取って、勢いに乗せて描いていると思う。
    これからも楽しみ。

  • とにかく引き込まれる心理描写が魅力的。
    真剣な話をしている場面でもどこかユーモアがあり、しかし説得力のある内容になっている。
    チ。が好きな人であればきっと気にいる作品だと思うので、是非読んで欲しい。

  • チ。作者のデビュー作。
    ページをめくった瞬間の急展開がチ。を彷彿とさせました。好き。
    1番好きだったシーンはトガシに現実が唐突に「来た」シーン。

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