移民時代の異国飯 (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065277560

作品紹介・あらすじ

移民の増加に伴い、外国人の営む異国料理屋が日本に急増している。コロナ禍に国内で海外旅行気分を味わい尽くす異色のグルメガイド!

感想・レビュー・書評

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  • 日本の各地にある外国人コミュニティ。コロナ禍において海外旅行から遠のいた現在、そんな外国人が集う街やエリアで現地さながらの料理を楽しむ。日本化されていない異国飯の魅力を伝えている。馴染みのない料理が多いので、写真があるともっと興味が注がれただろう。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000058264

  • 海外旅行に行けない昨今。移民コミュニティの異国飯屋で旅気分を味わおうという趣旨。モスクへ行って情報収集したり、街の成り立ちや変遷を聞いたりして人脈を広げてゆく過程も記してあった。好奇心は人生を豊かにするなと感じた。
    池袋、小岩、群馬、愛知などの街にできた外国人街で食べるべきもの、買うべきものが具体的に書いてあってとてもよい。ペルーのトウモロコシジュース、フィリピンのカラマンシージュース、ベトナムビーフシチューのボーコー、食べてみたい。

  • 日本で暮らす各国の移民が自らが母国で食べていたリアルな食事を”異国飯”と定義し、日本人向けに一切媚びたり味のローカライズを行っていない店の数々を巡ったガイド本。

    対象となるのは、東京・小岩のアジア飯、池袋のディープ中華料理、神奈川のタイ・ラオス料理、大阪・西淀川のパキスタン料理、愛知のフィリピン・ブラジル料理など多岐に渡る。

    その土地ごとに、なぜ特定の移民層が多く集まり、結果としてディープな”異国飯”の飲食店が軒を連ねるようになるのかの政治・経済的な考察を行いながら、ひたすら食べ歩く様子は、日本でこんな料理が食べられるのか、という驚きに満ちている。

  • 異国飯の楽しみ方が拡がる。
    いろいろ行ってみたくなるな。

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著者プロフィール

アジアITライター。1976年東京都出身。東京電機大学卒。システムエンジニアを経て、中国やアジアを専門とするITライターとなる。現地の消費者に近い目線でのレポートを得意とし、バックパッカー並の予算でアジア各国を飛び回る日々を送っている。「文春オンライン」「ASCII」「engadget」などを中心に多数の連載を持ち、単著に『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』『中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか? 中国式災害対策技術読本』(いずれも星海社新書)などがある。ツイッターは@YamayaT

「2022年 『移民時代の異国飯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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