亥子ころころ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 161
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065282809

作品紹介・あらすじ

“思い”のこもった諸国の菓子が、強張った心を解きほぐす――。
親子三代で営む菓子舗を舞台に、人の温もりを紡いだ傑作時代小説!

武家出身の職人・治兵衛を主に、出戻り娘のお永、孫娘のお君と三人で営む「南星屋」。
全国各地の銘菓を作り、味は絶品、値は手ごろと大繁盛だったが、治兵衛が手を痛め、
粉を捏ねるのもままならぬ事態に。不安と苛立ちが募る中、店の前に雲平という男が行き倒れていた。
聞けば京より来たらしいが、何か問題を抱えているようで――。

感想・レビュー・書評

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  •  左手を痛めてしまった治兵衛。
     そんな時にお君が雲平という行き倒れを店先で見つける。
     彼は京都から江戸へ弟弟子を探しにきたのだという。そして、運のいいことに彼は腕のいい菓子職人だった。

     今回も美味しいお菓子と物語に癒されました。

     美味しい和菓子が食べたいですねぇ。

  • 前作より一年後です。
    行き倒れた菓子職人・雲平の為に、治兵衛一家が人探しに奔走します。
    今回もたくさん和菓子が出てきて美味しそう( ´ ▽ ` )

    優しく暖かいストーリーに癒されて満足!
    第三弾「うさぎ玉ほろほろ」が秋に出るらしいので楽しみです(^.^)

  • ちょっと素敵な菓子職人がやってきたことで、治兵衛さんには改めて創作意欲、向上心が芽生え、お永さんは恋心に揺れ、お君ちゃんにもそろそろ新しいお相手候補の影がちらほらと?
    人々が出会うことの奇跡、人情に心温まる。
    日本人の和菓子離れ、和菓子屋の廃業などを耳にし寂しいこの頃、南星屋さんのようなお店が近所にあってほしい。

  • 江戸の菓子店「南星屋」シリーズ第2弾。
    治兵衛が娘のお永、孫のお君と営む菓子店の前に、雲平という渡り菓子職人が行き倒れていたことから物語は始まる。
    行方知れずの弟弟子を巡り、謎を解きながら菓子作りの日常と登場人物の悲喜交々が交差する。
    度々出てくる和菓子の由来や蘊蓄を読んでいると、無性に菓子が食べたくなる逸品。

  • 実は、文庫化を永く待っていた作品。治兵衛さんの作る諸国折々の菓子に加えた人情話。帯に次回作刊行も近いと有り、楽しみが増えた。

  • デパートや駅ビルの一画に諸国漫遊お菓子のコーナーがある時があり、そこを見るたびにこのシリーズを思い出す。実際には同じお菓子は買えないし、食べることもできないが、こんな感じかと想像する事はできる。人情話はお菓子の様に甘いだけではないが、このシリーズはおやつを食べた後のほうと一息つけるのがいい。

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著者プロフィール

西條奈加(さいじょう・なか)
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。
12年に『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞、15年には『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞した。
2021年『心淋し川』で第164回直木賞を受賞。他著に「善人長屋」シリーズ、『九十九藤』『無暁の鈴』『睦月童』などがある。

「2022年 『亥子ころころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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