希望の糸 (講談社文庫)

  • 講談社 (2022年7月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784065286180

作品紹介・あらすじ

東野圭吾の「家族」の物語。
「あたしは誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」

加賀シリーズ最新作、待望の文庫化!

ーーー

小さな喫茶店を営む女性が殺された。
加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。
彼女の不可解な行動を調べると、ある少女の存在が浮上する。
一方、金沢で一人の男性が息を引き取ろうとしていた。
彼の遺言書には意外な人物の名前があった。
彼女や彼が追い求めた希望とは何だったのか。

みんなの感想まとめ

テーマは「出生の秘密」と「家族の絆」で、複雑な人間関係が描かれた物語です。小さな喫茶店を営む女性が殺され、その捜査を通じて明らかになるのは、他人の出生の秘密や運命的な決断によって引き起こされる誤解の数...

感想・レビュー・書評

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  • 加賀恭一郎シリーズ
    やっぱりいいな、このシリーズ(≧ε≦*)
    このどうしようもない切ない感覚が忘れなくなり、また味わいたくて戻って来ちゃう
    嫁が旦那の胃袋ガッツリ掴んで、他の女性に目移りしてもまた戻ってくる!みたいな?笑


    テーマは「出生の秘密」「巡り合い」「家族の絆」かな

    カフェを営んでいる女が殺された
    恭さんの従兄弟の松宮脩平達が捜査に当たるが、そこから他人の出生の秘密に絡んだ話しに繋がって行く
    そしてその事件と並行して、松宮脩平自身の出世の秘密も明かされる展開に

    その時の恭さんの言葉

    __刑事というのは、真相を解明すればいいというものではない
    本人達によって引き出されるべき真相というものもある
    大事なことは、自分の判断に責任を持つ覚悟があるかどうかだ__

    く〜っ、今回は出番が少なかったけれど大事な場面で締めてくれるなあ


    このシリーズ読んでいると、自分の人生を振り返ることが多い
    ブラッシュアップライフ出来たらなあと思う時も
    忘れていた事を思い出したり、若かったなあと恥じることも
    読書していなかったら、ゆっくり考える事もなかったかもしれない

    • yyさん
      ハッピーアワーさん
      ハッピーアワーさん
      2024/02/17
    • yyさん
      そうなの、そうなの。
      「刑事というのは、真相を解明すればいいというものではない。
      本人達によって引き出されるべき真相というものもある」
      ...
      そうなの、そうなの。
      「刑事というのは、真相を解明すればいいというものではない。
      本人達によって引き出されるべき真相というものもある」
      これ、これ!♡♥♡
      もうね、加賀さんの魅力はこの言葉に凝縮されますよね。
      この作品では出番が少ないけど、存在感は半端ない!!

      そして、ハッピーさんの胃袋をつかむ嫁の話 (笑)(笑)
      わかるぅ

      (パソコン入力をしているのだけど、今日はご機嫌斜め。
      中途半端なコメント、送っちゃっみたい。
      すみませんでした)
      2024/02/17
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      yyさん

      それ、それ !♡♥ ♡笑
      このシリーズ、この言葉の気持ちがあるから味わい深いんだよねー
      うん、うん…
      まだ読んでいない作品も読ん...
      yyさん

      それ、それ !♡♥ ♡笑
      このシリーズ、この言葉の気持ちがあるから味わい深いんだよねー
      うん、うん…
      まだ読んでいない作品も読んじゃうからね!

      今日は大腸検査から一週間経ったの
      ワタシ、羽ばたくわッ⸜(๑⃙⃘'ᵕ'๑⃙⃘)⸝⋆*

      パソコン入力の事はお気になさらず〜
      2024/02/17
  • 語りたいけど、語れないこと、語らないこと。それが、それぞれの行為に深く影響を与えていく。繋がりのある関係だからこそ、分かり合えるはずなのに。躊躇わず、思いを伝えたい、それが今したいこと。

  • 加賀恭一郎シリーズの11作品目。
    今回は加賀よりも従兄弟である松宮が主軸となっている。ある殺人事件と平行して、松宮の出生の秘密等が明かされていく物語。

    こういうストーリーを描ける作者に感服。凄い力量だと。
    「赤い指」もそうだったが事件の核心と主役の過去が内容的にリンクしつつ、同時進行しながら進んでいく。複雑で濃厚。
    全て同色で描かれているのに個々が際立っている絵画みたいだと感じた。

    しかも今回出てくる登場人物は人間として好人物ばかり。皆に共感できてしまう。
    本当に受動的で運命的な事が、ほんの少しの決意と判断と覚悟の違いの中でおきてしまった事柄ばかり。本人には防ぎようもない。
    その些細な部分での解釈の取り違えで、幾様にもその先の意図とは違う微妙な誤解が生まれてしまう。「誤解」その言葉はとても悲しくて辛いものだと感じた。

    汐見親娘には希望の糸がしっかりと見え、父娘が新な目線で新な気持ちで新なスタートがきれるのではと感じる。強い娘になってほしいと素直に感じている。

    最新作「あなたが誰かを殺した」
    下準備もしっかりと整い、以前より最新作に向かう気持ちも上回っている。

    • はねさん
      NSFMさん、東野圭吾さんの作品読むとこの人凄いよなーって感じますよね(すみません、語彙力ないもんで)。
      私も赤い指好きです。

      この加賀恭...
      NSFMさん、東野圭吾さんの作品読むとこの人凄いよなーって感じますよね(すみません、語彙力ないもんで)。
      私も赤い指好きです。

      この加賀恭一郎シリーズってどれも悲しくて冷たくて複雑な内容が多いのですが、最後は何故は納得できないって事がないんですよね。
      悲しいし、泣けるし、だけど心の奥の方が熱くなるって私は思ってます!

      次回作も楽しみで私も準備万端です(*ˊ˘ˋ*)
      2024/03/05
    • NSFMさん
      「赤い指」~「祈りの幕が下りる時」迄が一つの物語に感じますね。
      このシリーズ物は時間進行しながら情を重ねていく感じが面白かったですし、これか...
      「赤い指」~「祈りの幕が下りる時」迄が一つの物語に感じますね。
      このシリーズ物は時間進行しながら情を重ねていく感じが面白かったですし、これからも東野さんのこういった作品を読んでいきたいです。
      2024/03/06
  • 泣けた!
    家族、親子の物語。これはツボに入ってしまいました。
    加賀恭一郎シリーズは、やはりお気に入りです。ガリレオシリーズより好き!
    これがシリーズ11作目とのこと。
    しかし、本作では加賀恭一郎はどちらかというと脇役、ストーリの担い手は松宮でした。

    ストーリとしては、
    小さな喫茶店を営む弥生が殺され、加賀と松宮が捜査しますが、弥生は恨まれるようなことは全くない、とても良い人。
    ようやく浮かんできた怪しい男が二人。
    弥生の元夫の綿貫。さらに交際が噂された常連客の汐見。
    何年も交流がなかったにもかかわらず、殺される前に面会していた綿貫
    妻を亡くし、娘との関係に悩んでいた汐見
    どちらも、何かを隠している...

    弥生を殺したのは誰なのか?
    その事件の真相は?

    という展開なのですが、これを縦糸とすると、一方で、松宮の出生を巡るもう一つの物語が語られます。
    ある意味、これは横糸

    この二つの糸が家族愛、親子関係を浮き彫りにしていく構成です。

    途中で犯人は明らかになりますが、そこに隠されていた動機、真相が心打ちます。ラストに語られる事件の真相、さらには、松宮の出生の秘密。
    ある意味暖かさを感じました。

    そして、一番、琴線に触れたのが、汐見と娘との会話。
    娘をもつ父親としては、ぐっときてしまった!

    とってもお勧めです。
    きっと映像化されるのだろうと思います。
    期待して待ちたいと思います。

  • 加賀シリーズ 11作品目


    こちらも4年前くらいに読んだようですが
    ほとんど忘れていて再読です

    2回目もとても面白かったー!!



    今回は加賀ではなく
    松宮にクローズアップされ
    松宮の父親のことと
    カフェの店主の殺人事件とか
    並行して進んでいきます


    今回のテーマは
    家族の絆でしょう

    いろんな形の家族があり
    複雑に絡み合っています
    それぞれの気持ちを想うと、、、

    少し違えば悲劇は起きなかったのではと
    思わずにはいられません


    家族の絆とは、血の繋がりとは、
    ということを訴えかけられる内容でした




    捜査一課に戻った加賀は
    自分で捜査する側から指示を出す側へと回っていました。的確なアドバイスがかっこいい!!


    新人だった松宮も頼もしい刑事になっており
    ところどころで成長が伺えます


    加賀のいいところを十分吸収した素敵な刑事になっていますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
    なんだか微笑ましく見てしまう私。笑


    そして松宮のお母さん素敵でした(*´∀`*)




    加賀シリーズらしいもの悲しさはありつつ
    ちょっと前向きな読了感


    前読んだ時のレビューを見ると
    絶対シリーズを追っかけてから読んだ今の方が
    面白みが深い!と感じます

    長いけど、赤い指からでいいので
    順に読んで欲しいな(*´ω`*)



    私もやっとここまで読めましたー

    読んで思うことは
    加賀シリーズ、深い!!面白い!!
    もう加賀恭一郎の大ファンです!!
    会いたい!!


    とりあえずこのシリーズは一旦休憩
    (あなたが誰かを殺したは最近読んだので)


    お疲れ自分╰(*´︶`*)╯♡
    また新作を楽しみにしてます♪


    • yyさん
      どんぐりさん♪
      私も2回目を読んだばかり。
      いっしょですね☆彡
      嬉しいな。

      加賀恭一郎シリーズは何回読んでもグッときますよね。
      ...
      どんぐりさん♪
      私も2回目を読んだばかり。
      いっしょですね☆彡
      嬉しいな。

      加賀恭一郎シリーズは何回読んでもグッときますよね。
      積読本がさっぱりしたら、
      今度は『新参者』の再読もいいなって思っています。
      日本橋、人形町の人情あふれる物語♡
      阿部寛さんと溝端淳平くんの映像も好き。
      再放送、またはリメイクしないかなぁ。
      2024/06/17
    • どんぐりさん
      yyさん おはようございます♪

      レビュー見て思いました!!
      同じタイミングでこっそり喜んでました╰(*´︶`*)╯


      前も言ったかもしれ...
      yyさん おはようございます♪

      レビュー見て思いました!!
      同じタイミングでこっそり喜んでました╰(*´︶`*)╯


      前も言ったかもしれないですけど
      yyさんの加賀シリーズのレビューは
      熱くて好きですψ(`∇´)ψ


      加賀シリーズ読んだらyyさんやK村さんのレビュー読んで共感して浸るまでがセットでした(*´ω`*)


      クスノキも今予約6人待ちなので
      こちらも近いなって思ってました♪
      田舎なんでもうちょっと借りれるまで
      時間かかりそうですけど笑
      もうちょっとで読めるのが楽しみなのです!
      (田舎なのでまだちょっと時間かかるかも)
      2024/06/18
    • yyさん
      どんぐりさん、読後のセットメニューに入れてくださってありがとう
      どんぐりさん、読後のセットメニューに入れてくださってありがとう
      2024/06/18
  • 希望の糸とは親子の絆、これがあれば人は希望を持って生きていられる。その希望が失いそうになると人は相手を殺してまで守ろうとすることになる。とても読みやすかった

  • 新年度が始まってひと月半。寝落ちを繰り返しながらようやく読了。そういえば、なぜ働いていると本が読めなくなるのか、という新書が平積みになっていた。理由は繁忙度だけではないということだろうか。気になる。

    女性の刺殺事件。周囲からの悪評は皆無。彼女が生前に何かを心待ちにしている様子と犯人の思い込みによる誤解。どちらも切ない。無縁に見える登場人物の関係が徐々に明らかになる展開は、『新参者』を思い起こさせる。

    事件とシンクロして、加賀の従弟・松宮は自らの出生の秘密とも向き合うことに。加賀は、松宮が抱える、事件の真相究明にまつわる葛藤を察しながら、後押しする。物語の佳境で放った「おまえ、いい刑事になったな」の一言の威力たるや。

  • いやー、ひっさしぶりに東野圭吾さん読んだら、面白かったー!!1.2.3.…と話の段落?が変わる毎に最後の一行の文章がうまいから次も読みたくさせる感じ。
    これは一気に読んでいれば★5かな。
    何日かに分けて読んだから、相関図理解にその都度時間要してしまい。
    10年前くらいは、たくさん読んでたが引越しと共に売ってしまい、、1番好きなのは流星の絆♡
    再燃してしまった為、東野圭吾さん2冊さらに購入までしてしまいましたよー。

    やはり、ミステリーは面白い!
    けども、レビュー書くのが難しい。少し書くだけで私のスキルだとネタバレになりそうで(^◇^;)

    サッカー応援しながら♪

  • 4年ぶりの再読です。珍しく内容をきちんと覚えていた作品ですが、感動の大きさに変わりなしでした。今回のレビューは長くなりそう…。

    加賀恭一郎シリーズは「祈りの幕が下りる時」で終了したかに思えました。日本橋署所轄刑事であることの目的を果たし、加賀は捜査一課に”復帰“して三年です。今作では脇役として再登場の加賀刑事。今回の主役は、加賀の従弟・松宮修平刑事。シリーズで加賀とバディを組んでいた相手で、同じく捜査一課勤務。二人が言葉を交わす場面も多々あり、ワクワクです。

    松宮刑事が担当するのは、カフェ『弥生茶屋』の経営者・花塚弥生が殺害された事件。解明の鍵となる聞き取りに、一瞬だけ加賀が関わります。この事件は、ある事故の隠ぺいによって引き起こされたことが判明するのですが、悪人は出てきません。それぞれが相手を思いやり、最善の道と判断した行動の結果が事件へと繋がっていくのです。事件解明を軸に語られる様々な家族のあり方が、犯人探しの域を超えたヒューマンストーリ―に。ここが、この作品の最大の魅力だと思います。

    捜査の途中、真実を追求したい松宮に迷いが生じます。他人の秘密を暴くことが正義なのだろうかと。そんな松宮に加賀が声をかけます。「真相は取調室で暴かれるものではない。本人たちによって引き出されるべき真実というものもある。その見極めに頭を悩ませるのが、いい刑事だ」これは、恭一郎シリーズで貫かれていた加賀の姿勢でした。ブレないところ、素敵です。

    一方で、事件捜査に奔走する松宮に、彼自身の個人的な事案が発生します。こちらは事件ではなく、完全にプライベートな問題として並行して進みます。加賀の父親と松宮の母親は兄と妹。つまり、松宮と加賀は血の繋がった従兄弟。加賀も関心を寄せ、戸惑う松宮の背中を押します。これまでの恭一郎シリーズで、加賀が家族とどのように向き合ってきたのかを知っていると、とても興味深いところです。

    この作品では、誕生するはずではなかった、あるいは出産を躊躇われた二つの命について語られます。殺害された花塚弥生は、妊婦さんにこんな風に声をかけていました。「もうすぐ素晴らしい巡り会いがありますね」赤ちゃんにとってお母さんとの対面は、人生における最初の巡り会いだと。そして、ある男性が会うことのできない子を思って言った言葉。「会えなくても大切な人間と見えない糸で繋がっていると思えたら、それだけで幸せだ。その糸がどんなに長くても希望を持てる。死ぬまでその糸は離さない」この作品のタイトルはここにあるのですね。

    最後に、思わず吹き出してしまった箇所について。加賀についての描写です。『目の前に長身の男性が立っていた。彫りが深く、精悍な顔つきをしている。肩幅も広い』これって、阿部寛さんそのものじゃない! 東野氏、読者の心をつかむのが上手いなぁ。再読して分かったことは、事件追求以外の細かいところに注意がいくことの楽しさでした。数年経ったらまた読みたい、そんな作品です。

    • yyさん
      (笑)(笑)(笑)
      お気持ち、分かります。
      そして、期待しすぎて読むと、あれれ?ということもありますよね。
      好みは人それぞれですし、
      ...
      (笑)(笑)(笑)
      お気持ち、分かります。
      そして、期待しすぎて読むと、あれれ?ということもありますよね。
      好みは人それぞれですし、
      同じ人間でも、読むときが違うと刺さる場所が違いますから。

      では、大きな期待はしないで、ほんのちょっとだけ期待しておきますね♪
      2024/06/07
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      あははは の〜んびり待ってまぁーす(^^)v
      あははは の〜んびり待ってまぁーす(^^)v
      2024/06/07
    • すみれさん
      yyさん、ごめんなさい。
      コメントの返信の仕方がわからなくて、こちらで失礼します。

      お返事ありがとうございました。
      新参者、麒麟、祈りは映...
      yyさん、ごめんなさい。
      コメントの返信の仕方がわからなくて、こちらで失礼します。

      お返事ありがとうございました。
      新参者、麒麟、祈りは映像で、赤い指だけ本で読みました。まだドラマや映画でしか触れてない作品を読むのもよいですね。参考にさせていただきます‼︎
      2025/02/27
  • 新潟の地震で我が子を亡くした夫婦、自由が丘の喫茶店の女店主、いろいろな事情で新しい家族の形になった父と娘、事実婚の夫婦など、さまざまな背景を持つ人たちが登場する。そこに加えて、加賀恭一郎の従弟・松宮の出生の謎も絡み、物語は進んでいく。

    殺されてしまった女性は本当にかわいそうだった。
    一度目は不妊治療での不運、二度目は元夫の不用意な行動による不運。元夫は「自分の子どもを持つこと」に固執しすぎて、結果的に周囲を不幸にしてしまったんだと思う。

    今回も、犯人に同情の余地がある話だった。かわいそう、本当にかわいそう。

    松宮の出生にまつわる話も重くて印象的だった。こちらもまた、自分の気持ちに嘘がつけなかったからこそ起きた不幸。

    登場人物みんながどこかで間違えて、でもそれぞれに理由があって、やりきれない。人間って本当に業が深い。ギクシャクしていた父と娘は今回の事件がきっかけでしがらみがなくなり良い方向へ向かいそうで読後感は良かった。

    今回も先が気になって、隙間時間を見つけては読み進めてしまい、あっという間に読了。面白かった。
    加賀恭一郎シリーズ、まだまだ読んでいきたい。

  • それぞれがそれぞれ強くありたい。堅苦しくない日常に迫力がありました。

  • 加賀恭一郎シリーズ11冊目。と言って良いのかどうか、今回は従弟の松宮脩平がメインのお話。
    結構面白くて、出張の電車の中で一気に読み終えた。

    閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された事件を所轄の刑事とともに追う松宮。
    捜査一課に復帰して主任となった加賀の『少しばかり思惑通りに行かないからといって、すぐに勘が外れたという決めつける刑事も大したことはない』という言葉に後押しされ、自分の感覚を信じてしつこく関係者に当たる。
    殺された花塚弥生を巡り捜査線上に浮かぶ二人の男、弥生の元夫・綿貫と店の常連客・汐見の不審な動き。そして綿貫の内縁の妻・多由子と汐見の娘・萌奈の心の揺らぎ。
    本の半ばで犯人は知れるのだが、そこからが曰く因縁驚きの展開。どういう意味を持つのかと思われていた、地震で二人の子供を亡くした夫婦が体外受精で子どもを授かるプロローグが、ここで繋がる。
    親子の情愛に触れるのはもとより、これまで当たり前とされていた男女が結ばれ子を授かるという家庭の姿とは異なる、子が欲しくても出来ない人や同性しか愛せない人たちの切ない物語が心を打つ。
    並行して語られる松宮の出自にまつわる物語は、捜査とは全く関係ないにもかかわらず、内容が内容だけに捜査を行う松宮の心に影を差すとともに事件の核心にも深くつながる、巧みな作り。
    『取調室で暴かれるのではなく、本人たちによって引き出されるべき真実というものもある。その見極めに頭を悩ませるのが、いい刑事だ』と言う加賀に、『いい刑事になったな』と言わしめた松宮の行動と心情に、そして、彼の母・克子の生き方にもグッときた。

    • yyさん
      ニセ人事課長さん

      こんにちは。
      大好きな「希望の糸」のレビューに
      嬉しくなってしまったので、コメントさせてください。

      登場人...
      ニセ人事課長さん

      こんにちは。
      大好きな「希望の糸」のレビューに
      嬉しくなってしまったので、コメントさせてください。

      登場人物の「想い」があちらでもこちらでも繋がって
      胸が熱くなるところがたくさんある作品ですよね。
      そして最後に、松宮が病室の野球ボールを見つけるシーン。
      なんて粋な幕切れ!
      東野圭吾さんらしい愛情に満ちたメッセージ。

      それにしても、出張中の電車で一気読みとは、凄いです!
      2022/10/21
    • ニセ人事課長さん
      yyさん
      コメントありがとうございました。
      書いていただいた内容からこの物語を本当にお好きな様子がよく分かります。
      本棚を拝見すると、...
      yyさん
      コメントありがとうございました。
      書いていただいた内容からこの物語を本当にお好きな様子がよく分かります。
      本棚を拝見すると、この本は単行本で読まれているのですね。
      その頃からずっとその熱量を保たれているのが凄いです。
      2022/10/22
  • 東野さんの作品数あれど、加賀恭一郎シリーズが人間味があって一番好き。結局、夢中で読んじゃう。

    登場人物それぞれの思惑が少しずつ明らかになると、先が気になって読み続けるしかない。

    • yyさん
      すみれさん、こんにちは。
      私も東野圭吾さんの大ファンです。
      なかでも加賀恭一郎シリーズは特別ですよね。
      すみれさん、こんにちは。
      私も東野圭吾さんの大ファンです。
      なかでも加賀恭一郎シリーズは特別ですよね。
      2025/02/09
    • すみれさん
      yyさん、こんばんは。
      加賀恭一郎シリーズは人間味があって、泣きながら読んでることが多い気がします。
      昔の作品も読み返したいと思っているので...
      yyさん、こんばんは。
      加賀恭一郎シリーズは人間味があって、泣きながら読んでることが多い気がします。
      昔の作品も読み返したいと思っているので、オススメあったら教えて下さい。

      2025/02/25
    • yyさん
      加賀恭一郎シリーズ、たぶん12作? 
      加賀さん推しの私は全部読みました(笑)
      すみれさんも読まれていると思いますが、勝手に4作ピックアッ...
      加賀恭一郎シリーズ、たぶん12作? 
      加賀さん推しの私は全部読みました(笑)
      すみれさんも読まれていると思いますが、勝手に4作ピックアップさせてくださいね。
      まず「新参者」かな。
      「赤い指」「麒麟の翼」もいい。
      そして「祈りの幕が下りる時」では号泣!
      映画も素敵でした。
      「祈り」はアマプラで無料、「麒麟」はレンタルで400円かな? 
      加賀さんの話になると、つい熱くなっちゃう (;'∀')
      失礼しました。
      2025/02/26
  • 殺人事件と松宮刑事。両方とも出自が絡むもので、中島みゆきさんの「糸」を感じさせる作品でした。

    中ほどを過ぎたところで犯人は分かるのですが、そこから様々な真実がすこしづづ解かれていくと切ないような、そんな気持ちがしてきて、子供が授かることは「巡り会い」だと言う、作中の被害者が哀れだと思いました。

    人生の歩み方。これは人それぞれ全く違うし、良くも悪くも自分ではどうすることもできない運命のいたずらはあるなと。家族との生活、人との出会いや別れ、いまの仕事、本との出会いも中島みゆきさん「糸」の「めぐり逢い」だな。

  •  誰一人悪く言う人のない女性カフェ経営者が殺害、このことが大きな軸となり物語が展開します。
     本書は、ミステリーとして真相解明に向けた展開もさることながら、〝家族・親子・血縁とは何か〟について、ボディブローのようにズシリと効いてくる重い内容でした。
     結婚する・しない、子どもをもつ・もたない、それらを望んでも叶う・叶わない等々、人の生き方は様々です。
     また、人はいろいろな顔をもっているが故に、捜査も「他人の親子関係の秘密を暴くことが常に正義か、事件の真相を明かすためであろうとも本人たちによって引き出されるべき真実もある」と丁寧・慎重に進められ、辛い過去と向き合いながら真実に近づき、希望が見えてきます。
     「血は水よりも濃し」の反面、「生みの親より育ての親」とも言います。見えない糸を信じる・信じないは人それぞれでしょうが、身近な人とのつながりを大切にしたいと思いました。

  • 加賀シリーズとありましたが、同じ警察官である加賀のいとこ松宮がメインです。
    最初からぐいぐいと読ませるのは、さすが東野圭吾さん。
    多少作り込みすぎるきらいはありましたが(ドラマ「ラストマン」と、同時期に読んだので余計に…。)最後まで一気に読みました。

  • 加賀恭一郎シリーズは読む手が止まらない!
    毎回のことだけど、ホロリと切ない。
    今回は希望の糸のお話なので、後味が悪くならなかったのがすごく良かった。
    どの登場人物も前を向いて歩いていけそうな終わり方。
    まだ続いてくれることを願って…

  • さすがでした!笑

    最初は加賀サンが主役じゃない、
    加賀恭一郎シリーズってどうなんだろう?と
    思ったけど、

    読み終わって、
    このシリーズであることの意味を、、、
    このシリーズじゃなきゃダメだなって、
    思わせてくれました。

    ありがとうございました。

    • yhyby940さん
      加賀恭一郎シリーズは大好きなんですが、恥ずかしながら本作は読んでいないような気がします。ご感想を読んで興味が湧きました。読んでみます。ありが...
      加賀恭一郎シリーズは大好きなんですが、恥ずかしながら本作は読んでいないような気がします。ご感想を読んで興味が湧きました。読んでみます。ありがとうございます。
      2023/04/06
  • 犯人の人生の背景に思わず涙してしまった。
    感想書くのは難しい。ただやっぱり東野圭吾さんはすごい作家さんだとおもった。
    加賀恭一郎シリーズまだまだ続いて欲しい。

  • ‪東野圭吾先生の作品の安定の面白さ。本当何読むか決められないくらい疲れてる時は東野圭吾先生の本選びがち。これで単行本化されてる加賀シリーズは読み終わり!次はガリレオ追いかけようかな‬

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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