凜として弓を引く 青雲篇 (講談社文庫)

  • 講談社 (2022年10月14日発売)
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本棚登録 : 547
感想 : 38
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  • 本 ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065289495

作品紹介・あらすじ

弓を引くときはひとり――。
でも、私には仲間がいる。

ドラマ化&大ヒット!『書店ガール』の次は「弓道ガール」!
汗と涙と感動と――全てがつまった胸アツ「弓道×青春」エンターテインメント!



弓道をはじめて一年。初段を取り、高校二年生になった矢口楓は、後輩の高坂賢人にのせられ、廃部になった弓道部を復活させることに。しかし、校内に弓道場もなければ、入部希望者もなかなか集まらない。意図せず部長になり不安にかられる楓に、次々と難題が降りかかる。弓道女子の奮闘を描く傑作青春小説!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第2弾
    高校2年生になった矢口楓が弓道部を復活させるために仲間たちと奔走します。
    かつて廃部になった経緯が明らかに・・・。
    面白かったです^_^

  • 「凛としてして弓を引く」の続編。

    高校2年生になった楓が、入学してきた賢人に乗せられて、高校に弓道部を作ろうとするところから始まるお話。
    こうなるとメンバー集めに苦労しながらも個性的なメンバーが揃うとか何もないところから部の活動を立ち上げるなど面白くなる要素が盛り沢山と思うのだが、図らずも部長にならされたとはいえ楓はな~んも考えてなくて、周りのお陰でなんとなくメンバーは揃い部室や練習場が整っていく展開はちょっと残念。
    中盤以降、これまでは教えられるばかりだった楓が教える側になって再び弓道の基本と向き合い成長していく姿があったことや、かつては強豪だった弓道部がある時廃部になった経緯が明らかになる終盤が佳い感じに締めくくられたので、全体の印象は幾分持ち直した。

  • 弓道女子の青春物語です。

    都立武蔵野西高校二年になった矢口楓は、初段の試験に受かり、近所の神社にある弓道場で一緒に練習していた同じ学校の二人と、学校に弓道部を作ることにしました。部は、五人以上でなければ認めらません。まず人を集めることから始めます。苦労して五人そろったら、次は練習場をが必要ですが、学校には弓道場はありません。

    十年前に廃部になった弓道部の部室を発見し、部室にあったネットや的を校舎の屋上に出して用意が整いました。楓は、未熟な自分が人を教える難しさに直面します。このために勉強し、部員たちと切磋琢磨しと頑張っていきます。楓は、なぜ廃部になったのか気になってしかたがありません。廃部の原因が、意外なことでした。え、えぇ…、こんなこと……。

    【読後】
    人を教えることで楓自身が成長していきます。この巻は、楓の成長物語です。字が小さいので読むのが大変でしたが、なんとか読み終りました。評価は、第一巻が☆5でしたが、第二巻は☆3です。

    青雲篇 ー 凛として弓を引くシリーズ2作目《文庫本》
    2022.10発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
    2023.09.24~25読了。★★★☆☆
    図書館から借りてくる2023.09.23
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    凛として弓を引くシリーズ一覧
    02.青雲篇      2023.09.25読了
    01.凛として弓を引く 2023.09.04読了
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  • この本はとにかく弓道がやりたくなる。
    高校の時曽祖父がやっていたことから、弓道をやろうと決め、創部2年目でピカピカの弓道場で練習していたのがしっかりと再生される。
    懐かしいなぁ(´∀`)

    本の内容はというと、弓道部創設の話で特に大きな事件などもなく、すんなりと終わる。
    でもこの本はこれでいい笑
    それでも十分満足できました(経験者故にかもですが)

    それでもこの本読んで弓道に興味もったり、やりたいなって思う人がいるといいな。

    私も機会があれば市の弓道教室から再スタートしたいと真剣に思っています。

    「自分が苦しいのは、失敗した自分を受け入れられないから」というフレーズが好き。

  • 凛として弓を引くの続編!

    主人公のの楓は弓道を始めて一年!
    初段を取り、高校2年生となる。
    同じ弓道会の後輩の高坂賢人が、楓と同じ高校に入学してきて学校に弓道部を作る事になる!?


    部員集めに、顧問探し、活動場所の確保など何も無いところからスタートは物語の中とはいえワクワクします!
    そして、かつて存在していた弓道部が廃部になった謎・・・




    前作でも思いましたが、私自身、四十代も中盤に差し掛かりますが、弓道やってみたいと思える一冊です!

    前作の主要登場人物達も所々登場します!
    懐かしいです!


    そして、更に続編を希望します!!!

  • 楓の自分の口から自分の意見が言える進化 総会と善美のおじいちゃんに対して堂々と意見が言えると 何より弓道が礼を重んじる、背筋を伸ばしてしかも段試験に平常心で臨んだ成長しました。2年になって教える側になるがあたふたするのだが、楓という人間が出来ていく過程が感じられる。神社の道場を残そうと向き合う、自分ならアホな日本人の1人で壊してお金で便利を買う人間なんだろうなあーと寂しく思う。書店ガールが大好きだし、碧野圭さんが二段持ってるとは 初段の緊張感が通りで伝わった。

  • 弓道を始めて一年たち、高校に弓道部を復活させることに。
    初心者3人を含む同好会を発足、意図せず部長になり、屋上で活動をはじめる。
    なぜ12年前強豪だったのに廃部になったのか、弓道場のない部活、初心者への指導、個性の強いメンバーたちの意見、いろいろ不安・難題がありながらチームとして成長していく。
    奮闘して走り抜けるこの時期だからこそ、楽しそう。
    73冊目読了。

  • 弓道青春小説第二弾です。なんと自分の高校に弓道部を作るそうですよ。急展開でびっくりです。引っ込み思案な楓が部長ということで、これから色々な人間関係に巻き込まれるんだろうなと心配です。シリーズなので楽しみです。

  • 高校の部活としての弓道をするために、まずは同好会を立ち上げるところから描かれています。
    主人公、楓の弓道に対する考え方、責任の持ち方、さらに対人関係。
    前作と違って、青雲返では「人として」について学べることが多い気がします。
    終盤でやっとひとつにまとまってきた同好会がこれからどうなるのか続きが楽しみで、自分も弓道をしてみたいという思いが強くなる一方です!

  • シリーズ2作目。
    高校でなぜか廃部になった弓道部を復活させるべく、奮闘する。
    ちょっと謎解きっぽい要素もあり、面白かった。
    初心者の頃は指導者から教わった事を実践するのみだが、いざ人に教えるとなると自分でもしっかり勉強しないといけないっていうのはよくある。
    その過程で成長や気付きがあるんだよなと改めて思った。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。ドラマ化もされた、累計57万部を超えるベストセラー「書店ガール」シリーズや、同じく累計10万部を超す「菜の花食堂のささやかな事件簿」シリーズ、その他「銀盤のトレース」シリーズ、「凛として弓を引く」シリーズ、『スケートボーイズ』『1939年のアロハシャツ』『書店員と二つの罪』『駒子さんは出世なんてしたくなかった』『跳べ、栄光のクワド』等、多数の著書がある。

「2024年 『レイアウトは期日までに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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