方舟

  • 講談社 (2022年9月8日発売)
4.11
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784065292686

作品紹介・あらすじ

「週刊文春ミステリーベスト10」&「MRC大賞2022」堂々ダブル受賞!

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。

タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。

その他ミステリーランキングにも続々ランクイン!
本格ミステリ・ベスト10 2023 国内ランキング(原書房) 第2位
このミステリーがすごい! 2023年版 国内編(宝島社) 第4位
ミステリが読みたい! 2023年版 国内篇(早川書房) 第6位
ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 小説部門(KADOKAWA) 第7位

感想・レビュー・書評

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  • 「一撃」ですべてをぶち壊す!衝撃のミステリーにあなたは耐えられるか!?

    ピストルでの小競り合いを、大砲でまとめて吹っ飛ばすような、驚きの破壊力。そんなストーリー。

    山奥にある謎の地下建築<方舟>に閉じ込められた10人。
    突如起こる殺人。全員死亡のタイムリミットまで1週間。
    彼らは犯人を暴き、無事脱出できるのか?

    細かな伏線はもちろん、最初からずっと感じていた大きな「違和感」(あるものが担保されていない)を、まとめて回収する衝撃の結末は、爽快ですらあった。

    事前情報なしでとにかく御一読を。
    ミステリー好きには間違いなくおすすめできる作品。

  • そうだったのか、という予想外の展開に唖然となり、作者の発想に驚愕した。味わったことのない読後感を得た。

    閉塞された地下建築物、方舟の中での連続殺人。
    それでも、最後は、救われるような何かを感じたいと思いながら読み進めたが、そうはならなかった。そこには、死が迫る、追い詰められた人の卑しさ、哀しみ、怖さを強烈に感じた。

  • 2023年本屋大賞7位 

    初読みの作家さんです。かなり人気があるようで、いろいろと話題になっていますね。

    私は図書館派なのですが、日常の買い物ついでにたまに本屋さんにも巡回するんですよ。目的は書籍の購入ではなく巷(ちまた)でどのような作品の人気があるのか、読まれているのかのチェックをするためなのです。もちろんネットでも売れ筋の本や各種文学賞の受賞作品なんかはチェックするのですが、本屋というリアルの世界で目で見て肌で感じて世間の動向を確認する作業もなかなか面白いものです。ネット検索だけでは味わえない感覚、まさに現場に来たっていう感じになります。

    前置きが長くなりましだか、本作品は1年以上前に発売されているにも関わらず書店ではずっと平積みされています。基本的にこういう本にハズレはないというのが私の経験則です。というわけで書店で買わずに図書館で予約して数ヶ月待ってからの待望の順番が回って来ました。

    昔々のミステリにありがちな設定かな〜なんて思いながら読み続けていきました。正直にいってそこまで人気が出る作品なのかという疑問を抱かざるを得ませんでした。 

    ところがどっこい!最後まで読んで大納得!最後の数十ページでこの作品の読む価値が凝縮されてるんですよ。
    結末の後味が悪すぎますが、それが読む者を強烈に惹き付ける魅力があります。 

    私は本を読むときには、ネットで内容チェックしてから、目次見て、冒頭読んで最後を読んで真ん中あたりパラパラ見て
    という感じなんです。ミステリなので、いつもの読み方を封印して最後は読まずにいましたが正解でした(笑)。
    個人的にはイヤミスの最高峰でした。

    • 土瓶さん
      TAKAHIROさん、こんばんは~^^

      イヤミスの最高峰!!
      読みたい。ぜひ。
      でも……、図書館の予約番号がまだ400番近くありま...
      TAKAHIROさん、こんばんは~^^

      イヤミスの最高峰!!
      読みたい。ぜひ。
      でも……、図書館の予約番号がまだ400番近くあります。
      人気が高すぎるのも考え物ですね。
      我慢できなくなったらブックオフに走ります。
      2023/10/29
    • TAKAHIROさん
      土瓶さん

      コメントありがとうございます!
      400番代ですか…先長そうですね
      ブックオフは私もどうしてもの時の最後の手段です(笑)
      土瓶さん

      コメントありがとうございます!
      400番代ですか…先長そうですね
      ブックオフは私もどうしてもの時の最後の手段です(笑)
      2023/10/30
  • 最後の一歩手前まで「どこがそんなに評価されてるの?」と疑問のみ、
    「もうこの手の謎解き小説は要らないな~」
    と思っていたら、
    最後の最後でガッツポーズ、で、突然笑顔まで・・・
    この、ラスト数ページのために(ちょっとダラダラと・・・)読み続けてヨカッタ〜。
    スッキリ・・・

  • Twitterなどで話題をさらっている本。

    柊一ら、大学の登山部のOB、OGの裕哉、隆平、麻衣、さやか、花ら六人と柊一の従兄弟の翔太郎が、裕哉の長野県の別荘に行こうとして、途中で謎めいた地下建築に迷い込みます。

    そこには、50年前の過激派のアジトのようなところで、拷問道具などもあります。建築名称は方舟だとわかります。

    そこへ、キノコ狩りにきて、道に迷った三人連れの親子、矢崎幸太郎、弘子、息子で高一の隼人が合流します。

    そして皆が、そこで一夜を明かそうとした時地震が起こり、水が浸水してきます。
    それで、全員外へ出られなくなり出るためには、一人だけ巻き上げ機を動かす人が、地下に閉じ込められたまま死ぬしかないという話し合いがなされます。

    一体誰が残り生贄になるのか。
    そんな時、裕哉が首を絞められて殺されているのを隼人が見つけます。
    皆はこの中の誰かが犯人であり、その犯人こそが一人残って死ぬべきだと判断し、犯人捜しを始めます。

    ところが、第二、第三の殺人が起こり、犯人は七人の中の誰かに絞られます。
    タイムリミットは1週間。


    ここまでは、普通のミステリーだし、よくある話なのに、なぜここまで、話題になるのか全然わかりませんでした。
    でも、エピローグで悄然としました。
    犯人の生への執着の凄まじさ!
    そして、柊一の心の葛藤。
    絶対最後から読まずに、順番に読んでください。

  • 本格ミステリーの沼に引きずり込むポテンシャルを持つ傑作! 面白いから気を付けてね #方舟

    ■レビュー
    まずプロットがとてもお上手、これは読ませる読ませる。
    冒頭から終盤まで、次々と変化や問題が出てきて、読者を全く飽きさせません。これぞプロの技ですね。

    殺人の謎解きも、しっかり本格ミステリーで高品質。
    不可解な点をひとつひとつ解き明かしていく点、犯人を絞っていく点など、かなりロジカルでした。

    そしてなんといってもエンターテイメント性が素晴らしいんです。
    地下に閉じ込められて、水没が迫ってくる。なのに死体が見つかるなんて、どんな恐怖なんだと。
    登場人物たちの疑心暗鬼、不安、緊張感が手に取るように伝わってくるのよ。

    この作品は是非映像化で見てみたい。地下だから絵として地味かもしれませんが、ヒリヒリとした緊迫感で2時間観客引き付けられると思うんすよね。

    残念な点をひとつだけ。
    デスゲームや閉じ込められるようなお話にはありがちなんですが、登場人物たちの関係性や心情の描写が、乏しいと感じてしまう。

    このまま閉じ込められて死ぬかもしれないんだから、人と人とのつながりは深まるし、逆にもっといがみ合いもあるはず。もう少し心情描写を膨らまたほうが、リアル感や緊張感が増すのではないかなーと思いました。

    ただ本作は純粋に面白い!といえる作品。
    まだまだこれからの作家先生だと思うので、ぜひこれからも読者を夢中にさせる作品を書いてほしい。これからも期待しています!

    ■推しポイント
    若かった20代の頃、お付き合いしていた彼女がいました。

    いつも彼女のことを一番に考えて、喜んでくれそうな場所に遊びに行ったり、懸命にアルバイトしたお金でプレゼントをしたり、懸命に尽くしたつもりでした。

    しかし彼女は、見た目がワイルドで危険な雰囲気を持つお兄さんと浮気をしていました。

    こんな私では人間的に惹かれず、浮気相手のほうが楽しませてくれるらしいのです。青春時代の悲しい失恋のお話でした。

    …何の話でしたっけ?

    • アールグレイさん
      autumn522akiさ(^_^)/
      初めまして*、♪~у
      遅くに失礼致します!アールグレイといいます。以前は“ゆうママ”という名でした。...
      autumn522akiさ(^_^)/
      初めまして*、♪~у
      遅くに失礼致します!アールグレイといいます。以前は“ゆうママ”という名でした。名前を決めたのは息子でしたが、ママはちょっと・・・・ということで、大好きな紅茶の名前に変わりました。
      よけいだったな(^ω^)
      ミステリーが好きなんですね。家にこの本はあるのですが、読みたい本だらけ。図書館の嵐もマイページを開くと予報が出ています。
      (x_x)遅読で・・・・
      ブクログはレビューを書いてこそ読了と考えています!
      私の本棚でレビューのない本は、ブクログ前の本です。
      方舟、今年中に読みたいなぁ(・o・)
      どうぞよろしくお願いします!(*^o^*)
      2022/10/11
    • autumn522akiさん
      アールグレイさん、こんばんは♪
      コメントありがとうございます。

      実は今まさに私が飲んでいるのも、アールグレイです。
      といってもセブ...
      アールグレイさん、こんばんは♪
      コメントありがとうございます。

      実は今まさに私が飲んでいるのも、アールグレイです。
      といってもセブンイレブンのティーバックの奴ですけど^^

      方舟は今年の年末ミステリーランキングの上位だと思いますよ。
      なので、急いで読まないとっ

      と言いつつも、お忙しいとは思うのでお時間あるときに、ゆっくり読んでみてください。評判になるだけのことはあります、面白いですよ。
      2022/10/12
    • アールグレイさん
      akiさん(^_^)/

      アドバイスありがとう!
      今読んでいる本は1/3 までいきました。
      週末に読了できるかな?
      good night ...
      akiさん(^_^)/

      アドバイスありがとう!
      今読んでいる本は1/3 までいきました。
      週末に読了できるかな?
      good night (-_-)zzz★
      2022/10/12
  • イヤミス。
    最後の最後にぞぞぉーっとくる。
    すべてはエピローグのためにあった。

    クローズドサークルミステリーで面白いんだけど、犯人よ、他に方法はなかったのかい。
    1週間もあったんだから、みんなに話して急いで助けを呼びに行けば何とかなったでしょう。
    他のみんなも、誰も何とかしようと必死にならないのが不思議だった。流れに身を任せてる感じ。
    読みながらずっと何か違うぞ、早く何とかしなきゃ、とやきもきし過ぎて疲れてしまった。

    • kzmharaさん
      はじめまして!
      自分もたった今、こちらの本を読み終えたばかりで、全く同じ感想を抱いています笑

      後半やや白けた感じで読んでいたのですが...
      はじめまして!
      自分もたった今、こちらの本を読み終えたばかりで、全く同じ感想を抱いています笑

      後半やや白けた感じで読んでいたのですが、エピローグのお陰でそのモヤモヤの大部分が許せた感じです。
      (それでもモヤる部分はありますが…)

      ただいま「本屋大賞」のノミネート作品を10位から順番に読み進めているところでして、それぞれ読後に、ムク助さんのレビュー拝見させて頂きます!
      どうぞよろしくお願いします。
      2023/05/11
    • ムク助さん
      kzmharaさん
      コメントありがとうございます。
      犯人に突っ込んじゃいました。共感していただけて嬉しいです。

      本屋大賞ノミネートの本、全...
      kzmharaさん
      コメントありがとうございます。
      犯人に突っ込んじゃいました。共感していただけて嬉しいです。

      本屋大賞ノミネートの本、全部気になりますよね。図書館で予約したり、待ちきれずに購入したりしています。
      私も今後もkzmharaさんのレビュー読ませていただきますね。楽しみにしています!
      2023/05/13
  • あーーーーー(ホントなら“あ“に濁点を付けたい)
    と、読み終わった直後に実際に声が出ました。
    そうか、そうなのな、そう来たか。
    密室に閉じ込められた10人。閉所恐怖症の私はそれだけでもクラクラしてしまったけれど、ここから脱出するためには一人を犠牲にしなければならない、更には殺人事件が起こる‥‥
    この小説は犯人探しのドキドキはもちろんのこと、脱出に必要な一人の犠牲をどうやって決めるのか?という難題をぶつけてきます。
    誰もが考えてしまうのは、殺人犯に犠牲になってもらうのが妥当だということ。でも、犯人が納得しなかった場合、力ずくで従わせるのか?それこそ殺人ではないのか?
    犠牲になるのが妥当な人間などこの世にいるのか?人の命の重さに優劣があるのか?果たして自分が生き延びた後、この判断が十字架になるのではないか?
    様々ないことを突きつけてくる物語でした。
    ラスト‥‥こう来たか‥‥あの時、こうしていれば‥‥あーーーーー(“あ“に濁点)

    • 1Q84O1さん
      bmakiさん
      こんばんは♪
      bmakiさんも本作を読まれて高評価でしたね!
      こりゃもう最高傑作間違いなしですね(≧∇≦)b
      順番待ちがさら...
      bmakiさん
      こんばんは♪
      bmakiさんも本作を読まれて高評価でしたね!
      こりゃもう最高傑作間違いなしですね(≧∇≦)b
      順番待ちがさらに楽しみになってきました!


      こっとんさん
      bmakiさんからの後押しも加わりさらにハードル急上昇↑↑↑w
      ほんと楽しみです!
      2023/02/06
    • bmakiさん
      1Q84O1さん

      こんにちは。
      私はこの手の本が大好物で(笑)

      うちの上司にさわりだけ話したら、上司も読みたいなぁと仰っていま...
      1Q84O1さん

      こんにちは。
      私はこの手の本が大好物で(笑)

      うちの上司にさわりだけ話したら、上司も読みたいなぁと仰っていました。
      この本は読んで損は無さそうな気がします(^-^)
      2023/02/09
    • 1Q84O1さん
      bmakiさん、こんばんは♪
      自分の大好物のジャンルってありますよね^_^
      読んで損は無さそう
      よしっ!
      期待度をマックスまで上げて楽しみに...
      bmakiさん、こんばんは♪
      自分の大好物のジャンルってありますよね^_^
      読んで損は無さそう
      よしっ!
      期待度をマックスまで上げて楽しみに待っておきます∠( ゚д゚)/
      2023/02/09
  • 遅ればせながら、読み終えました

    おお、怖ッ!!∑(๑ºдº๑)!!
    人はわからぬ

    「為て遣ったり」と、作者とある人物のほくそ笑んだ顔が浮かびました

    社会の縮図、生きる執念を垣間見た様です
    まさに、生き残りゲーム

    何故死ぬかもしれないのにもっと焦らない?本当に地震だったの?と、疑問を持ちながら読んでいた時間が長かったのですが、最後の最後の展開で吹っ飛びました

    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      haruさん、おはようございます
      少々もやもやしながら読んでいたものが、最後の展開のおかげって帳消しになりました
      お楽しみに♪
      haruさん、おはようございます
      少々もやもやしながら読んでいたものが、最後の展開のおかげって帳消しになりました
      お楽しみに♪
      2023/11/01
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      ほん3さん、おはようございます
      ほん3さんのレビューにもあるように、読みやすかったですね
      あの終わり方、結構好きです♪
      ほん3さん、おはようございます
      ほん3さんのレビューにもあるように、読みやすかったですね
      あの終わり方、結構好きです♪
      2023/11/01
    • harunorinさん
      ハピアワさん、ほん3さん おはようございます
      ありがとうございます(*´꒳`*)
      お二人に最後がーと伺い、いてもたってもいられなくなりました...
      ハピアワさん、ほん3さん おはようございます
      ありがとうございます(*´꒳`*)
      お二人に最後がーと伺い、いてもたってもいられなくなりました♪ あー出社の時間 ではでは
      2023/11/01
  • 9人のうち死んでもいいのは、救われるのは誰か?

    友人と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一、
    偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
    翌日の明け方、地震が発生し扉が岩で塞がれ水が流入し始めた。
    いずれ地下建築は浸水する。そんな矢先に殺人が起こった。
    誰か一人を犠牲にすれば脱出できる。

    タイムリミットまでおそよ1週間。
    生贄にはその犯人がなるべきだ。
    犯人以外の全員がそう思った。


    最近話題になっているミステリー本ですね。
    十数年前にもデスゲーム系のミステリー(言い回し合ってる?笑)が流行っていてその頃よく読んでました、
    たぶんわかる人には分かる(笑)
    この手のものは久しぶりに読みます!
    作者さんは違うんだけど読んでいて久しぶりのあの感覚。
    そうそう、生への執着が強い者が生き残るんだよなーと。
    そしてわーっと感情剥き出しになる男性よりも妙に冷静な女性の方が怖い。

    プロローグの前の一番最初のページに
    旧約聖書 創世記 が綴られているのですが
    これがまたいい感じに怖い。。

    個人的に良かったのが残虐な描写がほとんど無いこと。
    この系統って面白いんだけど表現が残虐だから
    読み進めるうちにかなり疲れちゃうんですよね。。
    デスゲーム系が苦手な人も読めそうです(^-^)

    久しぶりにこじつけのないキレイなミステリーを読ませていただきましたm(_ _)m
    ただ、キレイにまとまりすぎて逆に簡潔さを感じたので☆3なのです。
    結局は地下建築が何に使われていたのか、詳細な人間関係などが描かれていたら事件と結びつけてもうすこし深みあるミステリになってたんじゃないかなと。

  • これはやられた!
    驚愕のラスト!
    今まで味わったことのない読後感!
    衝撃&爽快でスッキリ(笑)
    クローズドサークルのミステリ。

    設定は
    柊一は従兄と大学時代の友達と一緒に7人で山奥の地下施設を訪れます。さらに、キノコ狩りに来て道に迷ったという3人家族と出会います。
    結果10人で地下施設の中で夜を明かすことに。
    その地下施設の名称は「方舟」。

    しかし、明け方に地震が発生し、入り口が岩でふさがれてしまいます。その岩をどかすためには、誰かが建物に残って、機器を操作する必要がある。さらに、地下には水が流入しはじめ、徐々に水没していきます。
    その期限は1週間!
    水没する前に、誰か一人を残して脱出するというもの。
    ヒーローもの?っという展開ではなく、ここで殺人が発生!
    そんな中、殺人て普通、起きないでしょ(笑)

    一人犠牲となって残って、岩をどかす機器操作は、その犯人がなるべきだ!

    となって、誰が犯人なのか?
    犠牲となるのは誰なのか?
    脱出できるのか?
    という展開です。

    犯人が明らかになったからと言って、みんなの為に残って機器操作をするの?
    とか
    なんで、殺人事件が起きちゃうの?
    とか
    そもそも犯人の目的は何?
    っていろいろ違和感、もんもんしながら読み進めることになります。

    そして結末は?
    ということですが、これら疑問、違和感、もんもん、伏線がスッキリ回収され衝撃の結末に!

    これ以上は実際に読んでもらって同じ衝撃を受けてもらいたい(笑)

    ということで、とってもお勧め!
    大満足でした。
    とってもお勧め。

  • 今、読み終えたばかり。些細な異変も見逃すまいとスマホにメモしながら慎重に読み進めてきた。そして、最終盤。凡人の推理は水泡に帰した。久々に背筋が凍った。本当に恐ろしいのは、やはり人間である。

    • harunorinさん
      ハピアワさん♪ こんにちはー(*´꒳`*)
      想像の遥か上をいく展開に、気持ちよく吹っ飛びました!ε=ε=ε= (*⁰▿⁰*)
      あの大量の意味...
      ハピアワさん♪ こんにちはー(*´꒳`*)
      想像の遥か上をいく展開に、気持ちよく吹っ飛びました!ε=ε=ε= (*⁰▿⁰*)
      あの大量の意味深発言のメモも、大反転の助走だと思えば、ムダではなかったかも笑
      良い陽気ですね。昨日もいっぱい買い込んできました♪ が、今日も家でじっとしていられず、出かけます!そして、どこかで読みます!(*´∀`*)
      2023/11/03
    • harunorinさん
      顔が…
      顔が…
      2023/11/03
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      ´・ω・`=3=3
      ´・ω・`=3=3
      2023/11/03
  • なるほど、、
    ミステリの一気に読まないともやもやした数日を過ごすことになる所が苦手だからとばしとばし読んだが、皆さんの評価の意味がわかった。
    ご都合主義感は要所要所で感じるが、個人的には最後スッキリしてよかった。
    ハッピーエンドかはさておき、原因などクリアにはなった。
    この話の中では、危ない状況で冷静に考えられる能力だけではなく、運と信念も大事なんだなと感じた。

  • ラストまで読んで
    「あー、だから方舟なのか…」と納得。

    奥深い、秀逸なタイトルだな、と思った。

    たまたま訪れた地下建築で地震の影響により閉じ込められてしまった男女10人。2か所しかない出入り口は、大岩と土砂崩れで塞がれてしまったうえ、地下からは水が浸水していた。助かる方法は1人が浸水の犠牲になり大岩を滑車で動かす事。タイムリミットは1週間。…ところがそんな中で殺人事件が起き、転機が訪れる。そうだ!殺人犯を犠牲にして助かれば世間から責められないのでは!?かくして異例の犯人探しが始まった。

    (ここでこの感想を読んでくださってる方にお伝えしたいことがある。一応そのままのネタバレは無いように書いているが予測できてしまう発言があるかもしれないので、これからこの本を読む予定の方はこの先に進まない事をオススメします)

    しかしこれ、ミステリではなくサスペンスに近いのでは?

    友人が殺されても皆淡々としていて、それよりも自分が助かるかの方に重点が置かれているのが一番怖かった。

    本来なら地下建築に閉じ込められた方が怖いはずなのに、読者にはじわじわと人間の怖さを植え付けてくる。

    どいつもこいつも自分のことばかりで共感出来る人が1人もいない。感情移入出来ず、読む方も盛り上がることなく淡々と読了してしまった。

    人が殺されても、ただ犯人を見つけようと探偵役だけが知恵を絞り、他の人は「まだ分からないの?」と催促。犯人に動機は必要としない。だから感情も必要としない。ただ現状証拠だけで推理する。

    その結果のラスト。本格ミステリ要素はいわば「ここだけ」と言えよう。

    動機は関係ないという探偵役に対して、実は動機が一番重要だったという皮肉なストーリー。

    割と犯人は当てやすい。ただ犯人の考え方がサイコパス過ぎて、見せ場の大どんでん返しで「だから?」となってしまった。

    だってそれって、逆を返せば全員助かった方法かもしれないじゃん。そんな殺人なんて回りくどい事してないで、みんなで協力してれば、タイムリミット内にどうにかなったかもしれないのに…。
    死ぬまであと2日!とかだったらわからなくもないけど、一週間もあったんだよ?何やってんだよ…。

    という感情が、この小説を読了したあとで沸々と湧いて、虚しくなった。読んでいる時は何の感情も生まれなかったのに、読後最悪の喪失感である。

    小説にハッピーエンドを求めてない自分でも、なかなかない経験だった。全ての伏線を回収しても、薄すぎてこの発想は難しいのでは?

    分かった人いるのかな。

    ちなみに「だから?」となったのは、大どんでん返しの確証が、その場では得られなかったからである。私ならそこで明かさないわ…と。

    …ということで評判の割に全くハマらなかったわけですが、設定はとてつもなく面白かったので、とりあえず『十戒』も読んでみようと思います。

  • フォロワーの皆様の評価が高かった為、ずーっと目をつけていた一冊。

    たまらん。。。
    これはたまらん。。。

    クローズドサークル♪
    フーダニット♪

    私の大好きなパターンだ。
    しかも最高に面白かった!

    以下ネタバレ有りですので、未読の方はご注意を。



    この本の探偵役の解説は分かりやすい。
    複雑な殺人事件じゃないからか??

    2件目も3件目も、証拠隠滅の為の殺人とわかっているからか?

    頭の悪い私にも非常に分かりやすかった。

    さて、問題は動機だよね。
    いつも思うけど、クローズドサークルで殺人をするメリットなど殆どない。
    読者を喜ばす以外何があるというのか??

    あった、、、
    ここにあった、、、

    まさかの、完璧な動機が。

    最後の電話で全てがひっくり返る。
    凄い。

    背中がゾクゾクした。
    ひゃー面白かった。

    この本を読む前に戻って、もう一度読みたい。
    このゾクゾク感。たまらないなぁ。。。

  • いやぁ、面白い。

    まさかまさかの展開でしたねぇ。

    有栖川有栖先生が帯に記したことが本書の全て。

    『極限状態での謎解きを楽しんだ読者に、驚きの〈真相〉が襲いかかる。』

    地下に閉じ込められた=完全なるクローズドサークル。

    これぞ本格ミステリの大道ですよね。

    そこで次々と起こる3件の連続殺人。

    秘密の地下建築(方舟)に閉じ込められた柊一達、地下水が流入し始め、脱出する為には誰か1人が犠牲となるしかない。

    誰が残るべきか。

    殺人を犯した犯人が残るべきと考え、そこから始まる犯人探し。

    全ての謎が解き明かされ、ついに犯人も自白する。

    これで助かると皆が安堵した脱出直前に明かされた最後のどんでん返し。

    まさか、まさか、そんな...

    「殺戮にいたる病」以来の衝撃をお楽しみください。




    9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?

    大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
    翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
    そんな矢先に殺人が起こった。
    だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。

    タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。

    著者について
    夕木 春央
    2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。同年、改題した『絞首商會』でデビュー。
    近著に『サーカスから来た執達吏』がある。

    • 松子さん
      ヒボさん、はじめまして。
      ご挨拶が遅くなりましたが、
      フォローありがとうございます(^^)
      方舟、面白かったですよね。
      最後のどんでん返しが...
      ヒボさん、はじめまして。
      ご挨拶が遅くなりましたが、
      フォローありがとうございます(^^)
      方舟、面白かったですよね。
      最後のどんでん返しがたまりませんっ
      色々な本の情報交換ができたら嬉しいです。
      どうぞお願いいたします♪
      2023/02/14
    • ヒボさん
      松子さん、こんばんは♪
      フォローありがとうございます。
      方舟、なかなかの衝撃作でしたね。
      こちらこそ宜しくお願い致します♪
      松子さん、こんばんは♪
      フォローありがとうございます。
      方舟、なかなかの衝撃作でしたね。
      こちらこそ宜しくお願い致します♪
      2023/02/14
  • 「どうせ最後は意外な犯人、ってやつでしょ?」
    そう思いながら読み始めた自分を、思いっきり裏切られた。
    夕木春央『方舟』は、“どんでん返し”という言葉を軽く超えてくる。

    森の奥深く、巨大な地下施設に閉じ込められた大学時代の友人グループと子連れの家族。
    地震による崩落で出口が塞がれ、地下からは水が迫る。
    「誰か一人が犠牲にならなければ、全員が死ぬ」──脱出のための装置は、そんな非情な仕組みを孕んでいた。
    生と死の天秤にかけられた九人の人間模様は、やがて理性と信頼を削り取り、読者の心をも巻き込んでいく。

    この物語の恐ろしさは、密室トリックよりも人間の選択の残酷さにある。
    誰を信じるか、誰を見捨てるか。そこに浮かび上がるのは、誰の中にも潜む“利己と偽善”の影。
    そして──ラスト数ページで、世界が反転する。
    伏線ではなく「読者の認識」そのものが崩壊する瞬間、自分が“何を読まされていたのか”を理解し、静かな恐怖と絶望に包まれる。

    読み終えたあと、ページを閉じる手がしばらく動かない。再読すると、あの何気ない会話や仕草がすべて仕掛けだったと気づき、背筋が凍る。
    まんまと騙されたい人へ。だが覚悟してほしい、この“方舟”から降りるとき、あなたもまた、試されている。

  • 山奥にある地下建築。7人の男女と偶然出会った3人の家族。10人が地震のために地下建築に閉じ込められる。しかも、地下建築内に水が流れ込んできて、1週間もすれば建物内は水没してしまう。
    脱出するには誰か一人の命を犠牲にしなければならない。
    そんな中、殺人が起こった。
    脱出のための生贄とするべく、水没までのタイムリミットが迫る中、殺人犯探しがはじまった。


    地下建築の閉塞感とタイムリミットへの焦燥感。脱出するために平常心を保とうとするも、この中の誰かが殺人犯であるという疑心暗鬼。
    いや、殺人犯を捕まえて終わりじゃあない。動機や真相は二の次で、そいつを生贄にして地下建築から脱出しなければならない。

    これだけでもドキドキしながら読んだのに、エピローグで崩れ落ちました。
    アァァァァ犯人は、犯人は、、、。

    そう思うと、タイトルの「方舟」もいいですよね。ノアは神の啓示をうけ方舟を作る時、何を考えたんだろう。

  • 山深い謎の地下建築、その地下3階構造物は、方舟というらしい。
    好奇心から入り込んだ大学の元サークル仲間7人と偶然迷い込んだ家族3人。偶然の地震から脱出経路が絶たれ、クローズドの中で、殺人が起こる。
    地下建築からの脱出には、一人を犠牲にしなければならない。その役目を犯人に担わせる為、犯人探しとなる。語り手の青年とその従兄が事件解決の中心となる。
    導入がお上手で、読み進めたくなってしまいます。
    そして、ホームズ・ワトソンという体で読んでいたのにエピローグで、彼らの解決は不完全である事がわかり、わかった時は既に遅し。“少し思うところがあって従兄を連れてきた”という冒頭から、従兄が解決するって思ってしまうですよ。
    推理小説としては、面白いなあ、新しいなあと思います。ただ、殺人事件が3件続き水没リミットが1週間という条件がある上では、残されたみなさんの雰囲気が悠長かなと思う。全てラストを際立たせる為かな。




    実は、犯人が確定された時、実際は無理では?と思っていたんですけど、akiさんのレビューを読ませていただき、そんなこともあるんですねー。って、妙に納得しました。

    • みんみんさん
      いつ読めるかわからない…
      おびさんとakiさんのレビューで半年くらい我慢だ
      いつ読めるかわからない…
      おびさんとakiさんのレビューで半年くらい我慢だ
      2023/03/22
    • おびのりさん
      みんみんさん、こんばんはー。
      今、くちびるに歌読んできたところよ。
      これはねえ、珍しく購入したのよ。
      サイン本が残っていて。

      この前の西川...
      みんみんさん、こんばんはー。
      今、くちびるに歌読んできたところよ。
      これはねえ、珍しく購入したのよ。
      サイン本が残っていて。

      この前の西川美和さん予約できたから、もうすぐです。
      2023/03/22
  • 沈みゆく舟の中で誰が犠牲になるのか・・・
    とにかく話題になったこの一冊。
    期待値が上がってしまっており、逆に手を出せませんでしたが・・・
    面白かった・・・です!!!!!!
    また読みやすい文章で、サクサクと読み進めることができあっと言う間に読了。
    後半から犯人はなんとなく予想はできていましたが、エピローグでまんまとしてやられました。
    本を閉じた後はしばらく放心状態・・・
    最後にかけてゾワゾワ・ハラハラ・ドキドキする感じ…
    そんな読書体験、小説に出会う度にミステリ小説の沼に沈んでいきます。
    もっと早く読めば良かった気持ちと、まだ読みたくなかった気持ちが入り交じり複雑な心情です。(いい意味で・・・)

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著者プロフィール

2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。同年、改題した『絞首商會』でデビュー。
近著に『サーカスから来た執達吏』がある。
『方舟』で「週刊文春ミステリーベスト10 国内部門」「MRC大賞2022」を受賞。

「2023年 『時計泥棒と悪人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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