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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784065293188
作品紹介・あらすじ
習近平は本当に独裁主義、覇権主義なのか。
民間から初めての中国特命全権大使となった著者が、ゼロコロナ政策から最新の台湾情勢まで含めて読み解く、中国の未来。
日中国交正常化50周年。巨大化した中国と、われわれはどう向き合うべきなのか。
みんなの感想まとめ
中国の未来を見据えた本書は、習近平政権の実態を深く掘り下げ、独裁主義や覇権主義の真相に迫ります。著者は民間から初の特命全権大使としての経験を活かし、ゼロコロナ政策や台湾情勢など、現代中国が直面する課題...
感想・レビュー・書評
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丹羽宇一郎『民主化する中国 習近平がいま本当に考えていること』講談社文庫。
中国特命全権大使を務めた著者による習近平と中国の今を描いたノンフィクション。
つまらない。コラム形式で同じことばかり繰り返されるのには閉口した。偏りが強い思考と習近平に何度も会ったことがあるといった類いの自慢話が多く、習近平の実像も中国が向かう未来の方向も曖昧で何も見えて来ない。
2018年刊行の『習近平の大問題』に大幅な加筆修正を加え、はじめにと序章を文庫のために書き下ろし。
中国とは実に謎めいた国だ。自由経済が発展を見せる一方で国家の統制が極めて強い国であるように思うが、国民の大半はこうした統制の抜け道ばかりを歩んでいるように見える。14億人が暮らす広大な国家を独裁政治では国の隅々まで統制するのは困難なのだろう。
また、中国でここまで経済発展を遂げたのは戦後の日本と同様、物を作れば売れるという状況が長く続いているに過ぎないと思う。いずれ経済発展が減速するのは目に見えており、そうなると次は積極的に国外を標的にするのだろう。
自動車の2030年問題はまさにその象徴だ。2030年までに中国はガソリン車やディーゼル車の製造を禁止し、一気にEV車の製造に舵を切り、世界を狙っているのだ。そうなると日本の自動車産業は大きな打撃を受けることは間違いない。
定価726円
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中国に対して危機感を煽るばかりの報道や言論が多い中で、14億人の人口を擁する国家の先進国化・民主化を見守り・サポートしようというスタンスは新鮮。ただその立場は著者のこれまでの経験に基づく希望的観測にもとづくもので、論としては心許ない。ただ、日本の報道機関や政治家の多くは中国をアメリカ視点からしか見ていない、という指摘はその通りだと思う。日本にとって未来永劫隣人であり続ける中国とどう付き合うかは、経済関係が更に深まる中で、より多くの人がより様々に考えるようになるとは思うが、それだけに現在日米政府が進めている経済安保という名の中国はずしには危うさを感じる。
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日中国交正常化五十周年を迎え、巨大化した中国と、われわれはどう向き合うべきなのか。
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