「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき

  • 講談社 (2022年9月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (282ページ) / ISBN・EAN: 9784065293744

作品紹介・あらすじ

「明治維新から太平洋戦争敗戦まで77年、敗戦から2022年まで77年」
著者は、世界の動向を踏まえつつ俯瞰的観点から「2022年が歴史の大転換期として位置づけられるのではないか」と指摘する。
その指摘の通り、2022年プーチンの突然の暴挙に端を発したロシアとウクライナの戦争は、当事国のみならず、米国、英国、EU諸国を巻き込みながら混迷を深めたままだ。同時に、この戦争は世界の経済を混乱に陥れ、資源問題、食料問題を浮き彫りし、さらに各国の軍事戦略の見直しを招いた。同時に、米国と中国の軍事面、経済面をはじめとすするさまざまな対立も深まるばかりである。世界は今まさに大きな「分岐点」にあるのだ。
日本においても、防衛費の大幅拡大の容認はもとより、「日本国憲法」のもと戦争放棄を定めた「平和主義」の見直しを容認する声も高まりつつある。
今、われわれ日本人は「敗戦からの日本の77年の歴史に終止符が打っていいのか」と問いを突き付けられている。
こうした現状を踏まえながら、国の行方を左右する問題において、誤った選択を回避するためには、歴史の正しい検証こそが重要であると著者は主張する。
「戦争はなぜ起こるのか?」
「その分岐点とは?」
 本書はこのテーマに、近現代史研究の第一人者が、「独裁者、謀略、裏切り」をキーワードに戦争の実相を精緻な実証的考察で抉り出したものである。
-主な内容-
◆第1章「プーチンの背信」――ウクライナ侵攻の真相
◆第2章「ヒトラーの正体」――独裁者の栄光と末路
◆第3章「終戦・占領下の悲劇」――シベリア、そしてマッカーサー
◆第4章「指導者たちの真価」――歴史登場者の行方
◆終 章「裏切られた者たち」――戦争の実相と庶民の抵抗

感想・レビュー・書評

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  • 巨匠「保坂正康」の最新現代史。レーニンの後継を自負しロシア復権を目指すプーチンの野望と大儀なく、自身の滅亡まで終わりのないウクライナ戦争に端を発し、レーニン、ヒトラー、ムッソリーニ、伊藤博文、東条英機等の一次・二次大戦、そのに大戦の「戦間期」・第二次大戦に暗躍した独裁者達の実像と功罪に迫る。的確な現代世界史観と豊富な取材に基づく著者会心の必読の一作。歴史観から、ウクライナ戦の泥沼・長期化とその結末を予測。

  • 東2法経図・6F開架:210.6A/H91u//K

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著者プロフィール

保阪正康……昭和史の実証的研究を志し、延べ4000人もの関係者を取材してその肉声を記録してきたノンフィクション作家。1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒業。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。個人誌『昭和史講座』を中心とする一連の研究で第52回菊池寛賞を受賞。『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)で第30回和辻哲郎文化賞を受賞。『昭和史 七つの謎』(講談社文庫)、『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、『東條英機と天皇の時代(上下)』(文春文庫)、『昭和陸軍の研究(上下)』(朝日選書) 、『近代日本の地下水脈』(文春新書)、『松本清張の昭和史』(中央公論新社)ほか著書多数。

「2024年 『未来への遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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