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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784065294536
作品紹介・あらすじ
<2刷決定!>*2022年11月7日現在
宝塚歌劇 星組公演原作!
浪漫楽劇『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』礼真琴・舞空瞳主演にて舞台化!
ヨーロッパの東の果ての国ジョージアの女王とイスラームの王子の
国の命運を賭けた一大歴史ロマンス、
ジョージア大使らとの特別鼎談付き決定版!
ヨーロッパとアジアをつなぐ文明の十字路として繁栄したジョージア王国は、
13世紀、モンゴルの侵略によって亡国の危機に瀕していた。
若くして女王の座に着いたルスダンは最愛の夫ディミトリとともに、
亡き兄が遺した国を護るために奮闘する。
そんなある日、「ディミトリが敵国に内通している」との噂がーー。
みんなの感想まとめ
歴史ロマンスをテーマにした物語は、ジョージア王国の女王ルスダンが国を守るため奮闘する姿を描いています。宝塚歌劇版との忠実な再現が評価されており、舞台を観た後に原作を読むことで新たな視点が得られると多く...
感想・レビュー・書評
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グルジア(今のジョージア)に実在したルスダン女王。
彼女について現在まで語り継がれているエピソード、逸話に興味を抱いた作者が、彼女の激動の人生を史実に基づきながら想像して書いた本作。
ルスダン女王は、女王の不貞のために夫と壮絶な夫婦喧嘩をしていたという逸話が残っているらしい。そんなルスダンの人生を、夫との壮大な愛の物語に昇華させた。ロマンチックな作品だ。
私は宝塚舞台を観て、原作も読んでみたくなった。
読んでびっくりしたのは、舞台が全くの原作通りだったということだ。
通常、原作有りの舞台ってかなりの潤色や設定変更が行われるのが常。その辺は、漫画をアニメにする際のトレースとは全く異なるのが、舞台だ。
しかし、今作は舞台で印象的だった台詞のひとつひとつまで、ほぼ原作にそのままの形で登場していて、原作通りだった。この本読めば、舞台を脳内再生できるので、舞台観て気に入った人はこの本読むと良いだろうと思う。
原作と舞台が違うところといえば、ルスダンではなくその夫ディミトリが主役であること、ルスダンとディミトリに反発する出所不明の噂話などの出所が、スリム舞台ではすべてアヴァクになっているところ、最後のルスダンとアヴァクの和解シーンが原作では書かれてないこと…だろうか。でも、本当に些細な潤色、変更だと思う。
私はアヴァク役の暁さんのファンなので、演出家先生がアヴァクに最後良いシーンをもってきてくれてアヴァクをただの悪役にしなかったことに感謝しました。ここまで悪役にしたままでは終われない…ですよね!
そして、ほぼそのまんま舞台化できるほどに魅力的なセリフ溢れる小説を書かれた作者様にも、大きな拍手。
ルスダンの最期を知った上で舞台のラストを観ると、感動もひとしおです。
人間だからいつか死ぬし、史実上の人物であるルスダンもディミトリも既にこの世にはいないことは理解していても、死ぬシーンを読むと頭にこびりつく。
この本はフィクションだけど、死にゆくルスダンも、ディミトリも、愛するもののために死んだ。
ディミトリは、ルスダンと我が子のために。
ルスダンは、ジョージアという国のために。
そしてギオルギは、愛する妻のために別れを選んだ。
舞台のキャッチコピーである「勇気とは、なにか」。
愛するもののために死ぬこと、別れること。
現代ではそれを「勇気」と呼ぶ価値観はない。現代では、生きることのほうが難しいとされているからだ(そういえば、ディミトリの一作前に上演されていた「蒼穹の昴」ではそうだったな。宝塚って、つながってるな〜!)。
しかし、モンゴルとイスラム国からの襲撃にさらされ国が奪われかけるとき、信仰する宗教が奪われるとき、死が身近にありすぎる時代と場所にあっては「何のために自分の命を使うのか、何のために死ぬのか」という価値観が美しく、それが勇気だと讃えられたのだと思う。
勇気という言葉の意味は、時代と背景で変わるということか。
でも、変わらない価値観もある。それは、前に進み続けること、必死に生きることが勇気だということだ。
ボーッと生きることや現状維持が許されなかったであろうこの本の登場人物たち。常に葛藤する思いを抱きながらも、信じるもの、愛するもの、守りたいもののために前に進み続け、必死に生きる。その行く末が、死あるいは別れであっても。
勇気について、そんなふわっとしたイメージを抱いた。
現代の日本では、普段生きていて「勇気」について考えることなんてないよね。それだけ平和だってことなのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宝塚版とは大きな相違はなく心理描写が描かれているので芝居を再見するのが楽しみになった(当時) 結構淡々と書かれていて(個人的にはもう少し肉付けがあってもいいのになと思うが)読みやすい ジョージアの歴史は全く知らなかったので巻末の大使と著者の対談は色々勉強になりました
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宝塚で舞台化されたので原作が気になり読んでみた。物語全体としてはかなり忠実に舞台化しているが、ルスダンの物語としては、最初の数ページがあることで結構印象が違うように感じた。
ジョージア大使との対談もあり、どんな文化や背景を持った国なのかを知ることができて興味深い -
宝塚の舞台を見てから、原作が一次同人誌と知って調べたらこちらで売られていたので購入。
とても良かったです!!
舞台は本当小説のままといっていいほど、忠実に再現されているし華やかな宝塚らしい舞台でしたし、小説では舞台では語られていなかった内容を知ることができます。
最後には作者さんの後書きとジョージア大使館のかたとの対談も読めて良いです。 -
読みやすいけど随分駆け足だなあ?って思ってたら、そうか、元々同人アンソロジーの漫画から始まった短編(中編?)作品だからか!と納得。時間やページ数があれば、あのシーンやこのシーンにもっと尺があったかも…と残念に思いつつ、そんな長い尺で書かれたらこっちの心がもたなかったかもしれない…!と逆に安心したり。
シンプルな文章なのに見たことのないジョージアの景色が思い起こされるのが不思議。良い意味でこれぞ同人誌!好きだからこそ書ける!という情熱のようなものを感じました。
巻末の対談も読み応えがあってとっても良かった。Twitterでお馴染みのレジャバ大使とダヴィド博士が「その通りです」を繰り返す並木先生の知識と熱量がすごい。
少し前に並木先生とトマトスープ先生の講座を拝聴してから、13世紀のジョージアに興味が湧いてきたのでこれから日本語で読める歴史の本が増えたらいいな。 -
ジョージアの女王ルスダンを主人公とした歴史小説。
ディズニーのようにシンプルなストーリーと平易な文章で読みやすかったが、あまりにも短く、また唐突な終わり方となった。 -
ZUKAで上演された「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」の原作だそうで。
…やっぱり、原作フリークなんだろうか?と、たまに思ったりするけどね。
ここはどうだったんだろう?などと、ルスダンとディミトリ、それぞれの場面を勝手に妄想しながら読みましたとさ。
ジョージアの歴史にちょっと興味が…こうやってイロイロと興味がとっちらかっていくんだよねー。 -
女王とゆう地位特有の葛藤や悪意の渦に巻き込まれながらも、強く生きる彼女の健気さは素晴らしかった
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やや尻切れとんぼな感じで終わった。悲恋ストーリなので仕方ないか。
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13世紀ごろのジョージアを舞台とする女王ルスダンと王配ディミトリの悲恋。
現地ではルスダン女王はあまり人気がないようですが、他国からの侵略が迫る中、国を守る重圧は私には想像できない領域だろうと思う。
この作品が同人誌から宝塚で舞台化されたというサクセスストーリーもおもしろい。 -
宝塚の原作になった同人誌とのこと。
国難に翻弄される純愛や史実の裏でもしかしてこんなことがあり、こんな想いがあったかも?的なところがベルばらぽい。
ジョージアの衣装も美しそうで舞台で映えそうです。機会があれば舞台の映像を観てみたいと思いました。
容姿の美しさに関する描写がやたら多いのですが、史実として記されているそうな。
二人の最期が重なるところとか、舞台で映えそうですよね。 -
宝塚の舞台を見て知ったジョージア。前のグルジアだったのね。お話はテンポよく、面白かった。俄然、ジョージアとその歴史に興味を持った。
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短いお話ながらストーリー性も高く、よく知らないジョージアの歴史も分かりやすく、想像以上に良かった。ディミトリとルスダンの愛の物語というのは嘘でなく、史実では決別していまう二人をこう繋げるのかと思った。中世は日本史でも今では考えられない残酷さがあるが、ヨーロッパの比じゃないなと感じた。簡単に女子供は皆殺し、見せしめ。ルスダンは評価されていないそうだが、対談にもある通り、モンゴルとホラズムの侵攻下にあっては誰が為政者でも同じ結末だったのではないかと思う。まあ恐らくディミトリの以外の男との密通がイメージを低下させているような気もするが。
巻末の対談も非常に良かった。妻曰く、この大使は最近SNSの発信が人気だそう。確かにジョージアという国への関心が非常に高まった。ジョージアと日本の歴史の違いは、日本は放っておけば孤立するため外国と如何に接するかが重要な一方で、ジョージアは放っておけば他国から侵攻されるため如何に独立を保つかが重要だとというのは興味深かった。 -
2022.12.11
まさにヅカの世界…!そしてやはり漂う金色の砂漠感、生田先生ではなくウエクミ先生の脚本が良かった(まだ観てないのに)
ルスダンがなこちゃんに似合いすぎてて…!美しすぎるけど未熟な若き女王…大好物すぎる…
ディミトリはなんでペルシア語でルーム国の間者と密通していたのか…?どういう意図があったのかもう少し説明が欲しかったそこで2人がすれ違って、白人奴隷と密通してこじれてしまったのが切なかった。
ディミトリがホラズム国の使者となってルスダンの前に現れるシーンも切なすぎて…まるであかねさすの大海人皇子が額田王のところに現れて、大きくなった娘と歌った時のシーン時を彷彿とさせる…(紫の花つながり)泣ける…
最後はディミトリ自決のあとはアッサリと後書きになってちょっと拍子抜け。
結局ジャラルッディーンはルスダンと結婚したのか(ここでホラズムと手を結ばなかったらジョージア国滅ぶよね?モンゴルが攻めてくる1245年までとても持ち堪えられないよね?)とかダヴィド同士が王位を争うシーンとかもっと読みたかった!
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宝塚の舞台映像を見てからこの本を読んだ。
さらに理解が深まって面白かった✨
物語の中に入り込んで楽しく読めた! -
宝塚で舞台化されてたので予習用に原作本を購入。
途中ルスダンとディミトリの関係性が切なくてボロボロ泣きながら読み終えた。物語の最後まだページ数あるのにふっと終わってしまいあとがきページと対談ページが続いていてたので少し物足りなさを感じました。最初のページに戻りルスダンの最期を改めて読み自分なりに消化し本を閉じましたが、新装版ならではの追加ストーリーあって欲しかったなと思いました。でも、描かれてないストーリーの出来事やジョージアの歴史を自分で調べるきっかけにもなったので原作を読んで良かったです。 -
宝塚歌劇団が舞台化という事で、読みました。
歴史的に女性が、国を束ねていた時期の作品であるのは、面白い。 -
好きな絵師さんが表紙挿絵を担当されたので購入。
宝塚にて劇化されるとのことで、内容も2時間程度の劇向きだな。という感じ。ルスダンの生涯を描くというよりは、激動の時期を簡潔に物語にしている。
本編135頁、ジョージア大使との対談が十数頁の構成。正直物足りないというか、読み足りない。
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