こどものころにみた夢 (講談社文庫)

  • 講談社 (2022年12月15日発売)
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本 ・本 (152ページ) / ISBN・EAN: 9784065295854

作品紹介・あらすじ

【誰かの夢はときに美しく、ときに恐ろしく、どこか優しさに満ちている――】

5分で読めて心が癒やされる!

文:角田光代、石田衣良、島本理生、阿川弘之、辻村深月、西 加奈子、市川拓司、堀江敏幸、柴崎友香、長野まゆみ、穂村弘、高橋源一郎

絵:網中いづる、松尾たいこ、鯰江光二、木内達朗、吉田尚令、いとう 瞳、中村純司、田雜芳一、望月通陽、ささめやゆき、しりあがり寿

豪華作家陣が文章と絵で綴るショート・ショートアンソロジー!

感想・レビュー・書評

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  • こどものころにみた夢 | ダ・ヴィンチWeb
    https://ddnavi.com/book/4062147653/

    こどものころにみた夢 角田 光代(著/文) - 講談社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065295854

    ーーーーーーーーーーーー
    豪華だ!
    文:角田光代、石田衣良、島本理生、阿川弘之、辻村深月、西 加奈子、市川拓司、堀江敏幸、柴崎友香、長野まゆみ、穂村弘、高橋源一郎

    絵:網中いづる、松尾たいこ、鯰江光二、木内達朗、吉田尚令、いとう 瞳、中村純司、田雜芳一、望月通陽、ささめやゆき、しりあがり寿

  • 長野まゆみ『衣がえ』
    阿川弘之『水の恵み』が印象強い

    子どもの夢に電車が登場する作品が多いのはなぜだろうと思う

    12短篇に12の絵が描かれているがそれも趣があってよかった

    阿川弘之作品はやはり怖かった
    広島の人だから、原爆投下を避けられない

  • 【収録作品】「男」 角田光代 絵/網中いづる/「ガラスの便器」 石田衣良 絵/松尾たいこ/「さよなら、猫」 島本理生 絵/鯰江光二/「水の恵み」 阿川弘之 絵/木内達朗/「タイムリミット」 辻村深月 絵/吉田尚令/「ヘビ」 西加奈子 絵/西加奈子/「ふたり流れる」 市川拓司 絵/いとう瞳/「ハントヘン」 堀江敏幸 絵/中村純司/「雲の下の街」 柴崎友香 絵/田雜芳一/「衣がえ」 長野まゆみ 絵/望月道陽/「おしっこを夢から出すな」 穂村弘 絵/ささめやゆき/「さらば、ゴヂラ」 高橋源一郎 絵/しりあがり寿

    夢だけにシュールな感じを引きずる。続き…はないのかな。

  • 子供の頃にみた「夢」の短編集
    角田光代
    石田衣良
    穂村弘
    高橋源一郎


    有名な作家がずらり
    1作品に1枚の挿し絵がついている

    不思議、恐怖、笑える、美しい、優しい
    個性豊かな作品達
    自分の好きな作品に出会えるはず

    辻村深月さんの作品はもっと先が読みたくなり
    西加奈子さんの作品は好きと思った

    一時期、西加奈子さんの作品ばかりを読んでいて
    最近は読んでいないので
    また長編を読みたくなった

  • 小説現代2007年1〜3、5〜12月号掲載の11編と書き下ろしの「さよなら,猫」を2008年6月講談社から刊行。2022年12月講談社文庫化。話自体はオチも何もない夢の話そのものなので、そんなに面白いものではなかったが、イラストレーター11人とのコラボが楽しい。西加奈子さんだけイラストは自筆!で面白い。

  • アンソロジーって知らなかった作家さんにも出会えて良いですね。
    バラエティー豊かな夢の数々でした。

  • Amazonより転載
    【誰かの夢はときに美しく、ときに恐ろしく、どこか優しさに満ちている――】

    5分で読めて心が癒やされる!

    文:角田光代、石田衣良、島本理生、阿川弘之、辻村深月、西 加奈子、市川拓司、堀江敏幸、柴崎友香、長野まゆみ、穂村弘、高橋源一郎

    絵:網中いづる、松尾たいこ、鯰江光二、木内達朗、吉田尚令、いとう 瞳、中村純司、田雜芳一、望月通陽、ささめやゆき、しりあがり寿

    豪華作家陣が文章と絵で綴るショート・ショートアンソロジー!

  • 各小説家の夢を覗いているような本。

    夢では、めちゃくちゃな展開や風景が不自然じゃないのよね。

    あの現実と夢の境目が分からないような浮遊感が色々なお話に盛り込まれて、共感しつつ読める部分もあった。

  • 「夢」をテーマにした短編12作品。ダントツでおもしろかったのは長野まゆみさんの「衣がえ」。次点は絵も素晴らしい西加奈子さんの「へび」。その次は堀江敏幸さんの「ハントヘン」かな。

  • 角田光代「男」
    四十歳のわたしは今、かつてのように、男を待ち焦がれることもなく、また、男におびえることもない。
    だってわたしはもう知っている。すばらしいできごとにも、不幸と思えることにも、上限があることを、十二歳の時より、十五歳のときより、きちんと知っている。運命の人なんていないし、才能が発掘されてもつかいみちがわからなければなんにもならない。あるいは、人生から蹴落とされてもそこにはまだ人生があり、背負いきれない不幸を背負わされても立っていることは不可能ではない。死、がどういうものであるかはわからないけれど、自分が死ぬときにはすでにわかる必要なんかないのだ。
    だからもう、私は男を待たず、またおそれなき。男はただ、そこにいるだけだ。わたしの現実の外側を、一歩ずつ歩いているだけ。近づいてくるだけ。
    わたしはただ、いつもと同じように暮らしていればいい。目覚ましのアラームで起きて、コーヒーを飲み、化粧をして着替えて会社にいき、同僚と軽口を交わしながら昼食を食べ、六時過ぎに会社を出て、デートの約束があるときはそこに向かい、ないときは家に帰って食事を作り、音楽を聴きながらそれを食べ、風呂に入って眠る。うれしいことがあれば大きな口を開けてわらい、悲しいことがあればひとりの家でこっそりと泣く。そんなふうに暮らしていればいい。

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