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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784065299241
作品紹介・あらすじ
迷惑なの! と言われても。
昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。
そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。
双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。
彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、老害五重奏(クインテット)は絶好調。
「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。
『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く著者「高齢者小説」第4弾!
定年、終活、人生のあとしまつ……。
自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。
「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。
内館節でさらなる深部に切り込む!
みんなの感想まとめ
高齢者の日常やその周囲の人々との関係性を描いた物語は、世代間のギャップやコミュニケーションの難しさをユーモラスに表現しています。自慢話や愚痴を繰り返す老害たちの姿に、苦笑しながらも共感を覚える読者は多...
感想・レビュー・書評
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我が母をときどき思い
出しながら読みました。
若い頃の武勇伝を聞く
は親孝行のひとつよと
思いつつ、
それが他人様に及ぶと
やめて恥ずかしい!と
なる。
もー、苦笑いされてる
ことに気付いてよ、と。
でも、わかってはいる
んです。
その態度は母の気持ち
を無視した自分本位な
ものだって。
ねえ、お母さん、私は
お婆ちゃんを忘れない。
どんなときもニコニコ
してた(*^^*)
でもきっと私には見え
ないとこでお母さんに
愚痴を零してたよね。
武勇伝や愚痴のひとつ
やふたつ・・・、
いいじゃない、それが
生きる活力になるなら。
それこそが長生きの薬
なら。
あの頃母が担った役を
今度は私が担う番ね。
さあ、武勇伝と愚痴を
ヘトヘトになるくらい
聞いてあげるわよ。
里帰りの道中で小さな
小さな決意表明をした
のでした。
皆さま、今年もお世話
になりました。
来年が皆さまにとって
幸多き年になることを、
心より御祈り申し上げ
ます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈) -
いつの時までかは、世の老害を笑っていた。しかしやがて笑われる自分が目に浮かぶ。ジェネレーションギャップは世の常。歳を重ねて初めて気付く事もあり、若い頃年配者へ感じた不遜な思いを恥ずかしいなとも感じている。
お話の出だしから(ある、ある…)と笑ってしまった。
内舘さんのユーモアある物の見方、描き方がこれから生きる老いの時に希望を持たせてくれる。
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老害という言葉は時折SNSで目にしていたが、どうも言葉からくる蔑称感が強くて使用に抵抗があった。
しかし、本作では日常単語として老害老害と使用しており、改めて老害という言葉の意味を調べてみれば、一方的に意見を主張する、価値観を押し付ける、自分の知らない新しいことに否定的、長々と説教するなど、それらは日常的に対面してきたが総じて老害という言葉で片付けられてしまうのかと驚き。
私はその話は前にも聞いたとはっきり告げてしまうが、それでも、いや、ここからが大事なことよ。何回聞いても為になるよ。と、押し切られてそのまま続行されたことは何度もある。
若者は年寄りに弱いとかは関係なし…
それでも、怒鳴り散らかしたりしてやたら暴れたり、困窮した中で介護させられることを思えば、過去の武勇伝語りくらい話半分できいてやればいいじゃないと思う。
確かに作中の老人たちも鬱陶しいけれど、まだまだ地獄はあるのだから恵まれている方だし、老害を多用しすぎていてあまり響かなかった。
また、主人公である明代が弱すぎる。自分の父親なのだから、5年ぶりに父親が出社するとかで夫は迷惑しているのに、娘である明代から言ってやるのが1番なのにその時は大した行動をとらないし、何より序盤から夫任せで自分は嘘電話をしていたりと、老害老害と陰で罵るばかりでなかなか行動には移さないことに苛立った。
「欲がある時代というのは、攻撃的な時代なのよ。自然に欲が消えた年代、私らね。私らに攻撃しろというのは間違ってる。それって人生の流れに逆らってるもの」p70
老人用サロンを開く発想が面白く、老人仲間にも恵まれ、羨ましい。 -
ご老人達の青春ストーリー。
「お年寄りは大切に」は、間違いかもしれない。
昔の自慢話、趣味の押し付け、病気自慢にクレームなどなど…。
「老害」と思われる行為は、人それぞれ。
若い世代には鬱陶しがられ、ご老人本人は無自覚に撒き散らす。
なにか解決策は?
本書を読んでみて下さい。
もしかしたら、ご老人方は社会に役割を見出せずに寂しさ・切なさを抱えているのかも。。
私にも実家に祖父母が居ます。(祖母は施設に入りましたが)
「お迎えが近いから…」なんて弱気発言をする気の強い祖母、すぐ忘れ同じ事を繰り返して言う祖父。
思い返せば、特に役割もなくテレビを観て過ごしていたな。。
本書では、ご老人方でサロンを開いて「老人による、老人のために」活動しようとする姿を描いています。
祖父母にも何か役割があれば、少しは変わっていたのかも。
「何もさせない」=「大切に」ではないのかも。
今現在のご老人について、自分の老後について、いろいろ考えさせられました。 -
インパクト大の本のタイトル!
この本の中の高齢者は、生活が安定していて、
ご近所とも仲良く、家族にも恵まれていて、
なんだか幸せな老人たちだ。
だからこそ、言いたいことも自由に口にでき、
やりたいように行動できた。
認知症や寝たきりでもおかしくない80~90歳。
ものすごいパワーに圧倒されてしまう。
「老害」
それは、個性だという福太郎の言葉がおもしろい。
「毒にも薬にもならない人間は華がない」
と、明代のセリフも、何だか納得。
マスオさん状態の純市がオロオロしていて、
かわいそうで、頼りなくて・・・
強烈なキャラには、必ず、サポートする静かなキャラが必要だ。
親子関係はあまりにも近すぎてぶつかり合うが、
孫となると、ちょっと距離を置けるので、
関わり方も穏やかになるのは、よくあること。
世の中や会社でも、高齢者と、若者が、
お互いを尊重しつつ、いい距離感で関われれば、
もっと豊かな社会に結びつくのでは。
丁度、コロナ禍の話、
その頃の世間を思い出しながら読んだ。 -
2022年初版。内館牧子さんの老後小説の一つ。著者の本は初めて読みました。私の世代では著者の「想い出にかわるまで」や「ひらり」に馴染みがあります。2025年に亡くなられていますので、ご本人の老後についての考えが、この作品には込められているという印象です。私は67歳なので登場人物たちよりも一回り以上若いのですが、読んでいると私自身も周りに老害を撒き散らしているような気がします。若い頃の誇張した武勇伝や同じ話。将来に夢を見ることも難しく過去を悔やむ時間ももったいなく。でも誰かの社会の役に立ちたい、立っていると思いたい。何だか自分の残りの人生をどのように生きるのか考えさせられました。
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本書は、内館牧子さんの「高齢者3部作」に次ぐ4作品目の位置付け。「高齢者3部作」のうち2作は読んだ。大分長い作品だったが、本作も高齢者を取り巻く日常生活が描かれており、読み易かった。本作で出てくる高齢者は80〜90代が中心。心も体もまだまだ元気で時間ばかりを持て余している。コロナ禍でワクチン接種が始まった2021年あたりが描かれており、リアルだった。子供世代からは「老害」として扱われ、その言動も確かに…と思わざるを得なかったが、人の役に立てること・仲間を見つけるとメリハリが生まれ生き生きして良い流れが生まれることがよく分かった。高齢者でなくとも、仲間や自分のやりがいを感じられることが見つかると人生にハリが出るのだろうな。未読のもう1作品も是非読んでみようと思う。
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前半は老害ばかりが炸裂してうんざりでしたが、だんだんとペースに引き込まれ、少しずついい話が増えていきました。老害は毒と薬の両面があるのは目から鱗でした。
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冒頭から繰り広げられる「老害」に、うへーこれはツラい!読むのきつい!と毒気にやられる。
「老害」に嫌気がさしてあたりがキツくなってしまう現役世代の登場人物たちの気持ちになって読む。
そして、自分が「老害」ならないようにするにはどうしたらいいんだ!と考えてしまう。
老人になったら制御きかずに自慢話、昔話、クレーム垂れ流しになるかもしれないなんて、想像するとゾッ。
でも「老害」なんて言われ、家にいるとあからさまに迷惑がられ、とはいえ仕事は引退していたら行き先はなく、とりあえず散歩に出るなんて切ないなぁ。
姥捨山ならぬ、ジジババ回収車なんて笑ったけど、よく考えると笑えない。
登場する「老人クインテット」のみなさんは仲間がいて、集まれる場所もあり、リーダー的要素の人がいるからよいものの、そうでない老人たちの方が圧倒的多数だろう。長生きなんてするもんじゃないのかも。少なくとも私は不老不死の薬はいらないな、うん。 -
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最初から、老害のオンパレード。
出てくる、出てくる。社会人だった昔の自慢話、病気自慢、趣味自慢、すぐ死ぬから自慢に
孫自慢。
そしてすぐに上司に文句の手紙を書くと言うカスハラおばあさん。
聞いている方は何度も同じ話を聞かされ自慢されて、どなりちらされぐったりだわ。
読んでるこちらもぐったりで頭痛がしてきたので、途中で読むのをやめようかとさえ思った。
しかし何かといえば孫の写真や動画を送ってくる友人がいるので、
他人事ではないのだ。
80歳〜90歳の話ではあるが、確かにこの年齢なら介護されるか、家庭内でも特別な役目も無くなってくる。
それを思えば、この作品の老害軍団はめちゃお元気なのかも。
お元気だけど、どこも自分達を敬ってもくれないしむしろ邪魔な存在であり、存在自体を否定されている。
母の介護を長くしてきて、母のわがままに理不尽さを感じたり、辛かったり悲しかったりであった。
母の尊厳もできうる限り尊重してきたつもりだ。
しかし、今介護される側のことを思うと思うようにいかない身体と心、迷惑をかけるばかりで役に立たない自分に母は苛立っていたのかもしれないと思う。
結局、老害軍団は若鮎サロンを開き、他の行き場のないお年寄りに居場所を作ることにして、自分達の役割も持ち、老害も無くなり活き活きと生き始める。
人はどのような歳になっても存在を否定されたくないし、何かの役に立ち役割を持ちたいのだろう。
自分も行き場のない老人になるのか、老害をばらまかないか、
初めはあまりの老害に頭痛がしていたが、
どう最後を迎えるか、どう生きるか。
他人事ではないように思った。
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【老害】と聞くとマイナスなイメージを思い浮かべてしまうかも知れません。でも、この物語を読むと見え方が変わります✨
人は人のために行動するとこんなにも変わる!それは歳をとっても変わらない!
この本は、当たり前だけど忙しい日常では忘れてしまっている数々のことを思い出させてくれました。何より娘の明代さんが優しすぎます!! -
人はその人の立場になってみないと分からないものだなぁと思った。
私は現在、妊活しているが、友達の妊娠ライフや子供のことを聞きたくないのと同じなように、孫がいない人は相手を羨ましく思い、孫自慢に耳を塞ぎたくなるんだよね。。。妊活も孫自慢も似てる。。。
だから、人ってその人がなんで孫自慢するのかとか、過去の栄光を語りたくなるのかとか、聞いいてめちゃくちゃイラつくけど、結果、自分もしてるんだよなぁ。。。
する側も相手の気持ちを汲み取ることが大切。
この人には語っていいことだとか、そこまで気を遣えれば百点です!!!
でも、気を遣えず、べらべら喋る人がほとんどです。笑笑 -
老害のエピソードは思わず笑ってしまうほどリアルであった。老害の一つの自慢話をしたい衝動は老若男女誰でもあり、突き詰めれば高齢者ではない自分でも改めねばと思う節があって、老人達の小自慢が出る度に自分の過去の言葉が胸に刺さるようで、自分に対する戒めになった。
物語自体はひねりがあるわけではなく、面白い内容という訳ではなかった。しかし高齢者を老害と断じて嘲笑する風潮の現代において、高齢者の目線から社会を見た時に、高齢者がどのように考え見えているかを理解し、高齢者とどのように接し、そして自分自身のいい年の取り方を考える機会となった。 -
お年寄りの自慢話と、かまってちゃん永遠と老人あるある、、、つまんなくて途中でやめた
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「だけどな、年取ると昔話とか自慢話とか愚痴とか嘆き節とか、それを言ってる時だけが楽しくてな。生きてる実感があってさ。いつまでも仕事にしがみつく老人たちも、その仕事だけが自分を生かしてくれてるんだよ。
老害ってのは若い人には迷惑で、老人には生きてる証なんだ。この二つを何とか共存させられないものかと、俺はずっと考えてたよ。」
老害福太郎の言葉でなんだか納得した。人は皆長生きすれば老人になっていく。その時に、かつて迷惑だと思ってた老人の振る舞いが理解できるようになる。で、若い人に迷惑がられる。無限ループ。
でもこの本を読めばどちらの気持ちも分かるようになる。年寄りがっ、とか、若いやつらはっ、とかムシャクシャしてる人にはぜひ読んで欲しい。 -
身近で感じていた「老害」を思い出しながら読んだ。
その時はただただ苦痛だったのだけど、いざいなくなってみると、笑い話としてみんなの記憶に残っているのが不思議。
こちらの本でも前半は困った老害の人だったのが、だんだん温かく見守っているような気分になってしまった。
自分はそうならないよう、今から心に留めておこう。 -
年を取ると話が長い。昔話が多い。
若い人にはそれがストレスになる。
そんな話から始まり、親子の確執まで…
そして、老害と言われる老人たちも、自分達に何が出来るかを考え始め、他人の役に立つようなことが出来ないかと進んでいく。
人の役に立つことが出来るというのは、人にとって遣り甲斐を感じられるもの。
それがモチベーションになっていく。
それは年齢に関係なく同じなんだなぁ。
ただ、あーいるいる、そういう人というのではなく、どうやったら老害が出ないようにもって行けるかが勝負なのかも。
2054.12.15日 -
タイトルに惹かれて自分が老害にならないように読んだ本。
内館さんの年齢の少し上あたり年齢の人々がリアルな感じで描かれています。
ここに描かれている人たちは、想像していたよりもっと活力があって、イメージを覆されました。
そういえば地元でも社会福祉協議会などで活動している人たちは、この本に描かれているような人々だなと思いました。
自分のこれからを考える上で読んでおいた方が良い本と思います。 -
昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢、そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。「老害」を撒き散らして周りに煙たがられていた老人達が、老人を元気するという目的を見つけカフェを開いて生き甲斐を見つけていくお話。だけど綺麗事ばかりじゃなくて、体や体力の衰えは否定できないし、出来ていた事もできなくなるし、死ぬ事も嫌でも考えなくてはならなくて、「老」という事をリアルに考えた読書でした。老後を趣味や自分磨きばかりに費やすのではなく、人の役に立つために生きてみるというヒントを教えてもらった気がしています。「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」「教育→今日行く、教養→今日用」なるほど、と思いました。内舘牧子さんの小説はテンポもよく、読後感も良いので好きです。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
内館牧子の作品
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感想 :

いくら家族といえど、愚痴や武勇伝を延々と聴き続けるのは辛いですよね。でも、妹さんのフォローもありつつ平穏にご実家で過ごされ...
いくら家族といえど、愚痴や武勇伝を延々と聴き続けるのは辛いですよね。でも、妹さんのフォローもありつつ平穏にご実家で過ごされたようでよかったです(*^^*)
あけましておめでとうございます
本年も交流よろしくお願いします
私も親の言う事に時々 同じようになってしまうことがあります...
あけましておめでとうございます
本年も交流よろしくお願いします
私も親の言う事に時々 同じようになってしまうことがありますが 不思議なことに アカの他人様だと 何度聞いても平気なんですよねー
やはり 自分の親って いつまでも自分の親であるので しっかりとしていて欲しいという 私の親への甘えなのかもしれませんねーー
まとまりませんが 読んでみたくなりました