年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活 (講談社現代新書)

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  • 講談社 (2022年11月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784065299289

作品紹介・あらすじ

平均年収443万円――これでは“普通”に暮らすことができない国になってしまった。ジャーナリストが取材してわかった「厳しすぎる現実」。

昼食は必ず500円以内、スタバのフラペチーノを我慢、月1万5000円のお小遣いでやりくり、スマホの機種変で月5000円節約、ウーバーイーツの副業収入で成城石井に行ける、ラーメンが贅沢、サイゼリヤは神、子どもの教育費がとにかく心配……

「中間層」が完全崩壊した日本社会の「本当の危機」とは?

【目次】
第1部 平均年収でもつらいよ
●毎月10万円の赤字、何もできない「中流以下」を生きる
神奈川県・48歳・会社員・年収520万円
●「私は下のほうで生きている」コンビニは行かず、クーラーもつけない生活
東京都・35歳・自治体職員・年収348万円(世帯年収1000万円)
●不妊治療に対する経済的不安……「リーマン氷河期世代」の憂鬱
北陸地方・33歳・電車運転士・年収450万円(世帯収入900万円)
●教育費がとにかく心配……昼食は500円以内、時給で働く正社員
東京都・44歳・会社員・年収260万円(世帯年収1000万円)
●3人の子育てをしながら月13回夜勤をこなす看護師の激務
北陸地方・42歳・看護師・年収670万円(世帯年収1300万円)
●夫婦で手取り65万円、「ウーバーイーツ」の副業でちょっとした贅沢を実現
東京都・41歳・倉庫管理・年収660万円+副業(世帯年収約1500万円)

第2部 平均年収以下はもっとつらいよ
●月収9万円シングルマザー、永遠のような絶望を経験した先の「夢」
東海地方・41歳・秘書・年収120万円
●子どもに知的障がい、借金地獄……マクドナルドにも行けないヘルパーの苦境
茨城県・38歳・介護ヘルパー・年収48万円(世帯年収400万円)
●コロナ失業…1個80円のたまねぎは買わない、子どもの習い事が悩みの種
北海道・29歳・清掃員・年収180万円(世帯年収540万円)
●共働きでも収支トントン、賃金と仕事量が見合わない保育士
東京都・40歳・保育士・年収300万円(世帯年収700万円)
●何もかも疲れた…認知症の母との地獄のような日常を生きる非常勤講師
埼玉県・56歳・大学の非常勤講師・年収200万円

第3部 この30年、日本社会に何が起きたのか?
「中間層が崩壊すれば、日本は沈没する」/「中流」という意識の低下/こうして「格差」は生まれた/働く人は何を求めているのか?/諦めムード、そして安楽死を望む人も/「非正規」という言葉はなくなったのか/世界から完全に取り残された日本……ほか

みんなの感想まとめ

厳しい現実を直視する内容で、特に「中間層」の崩壊が日本社会に与える影響が深く掘り下げられています。読者は、自身の体験を通じて感じる格差の理不尽さや、就職氷河期世代の苦悩を共感しながら読み進めることで、...

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて買いました。著者は私と同じ年齢。いわゆる就職氷河期世代。日頃から日本の経済状態についてや、給料が上がらないこと、親の世代と比べてどうなの?などの疑問がたくさんあったので興味深く読みました。ボーナス時期などにニュースを見て、「我が家は二人で働いて『平均年収』は超えているんだから将来も大丈夫なはず」と漠然と考えているけど、そもそも平均年収が低すぎるなら、大丈夫じゃないってこと…?え?でも、平均年収でも大丈夫じゃないということは、将来、私たちの世代のほとんどが路頭に迷うってことじゃない!?

    本書は、ほとんどの部分が「生活が苦しい」と感じている人の生活実態を取材したルポ。第1部は平均年収の人たち。第2部は平均年収を大きく下回るパートタイムのシングルマザーや、大学の非常勤講師など。読んでいてぞっとしました。
    まず、よく「ブラック企業」とか「パワハラ」とか聞くけど、ほんとにこんなことあるんだ、っていうルポの内容。
    SNSなどで面白おかしく書かれるのは、あんまり信ぴょう性がないと思っていたけど、この著者のルポなら裏付けもあるし、信頼できる。
    あと、保育士や看護師、介護士の仕事のきつさ、給料や待遇の悪さも衝撃だった。電車の運転士など、子どもが憧れる職業で正社員でも給料が低すぎて、家計を支えられるレベルではないことにもびっくり。
    世の中の多くの人が、真面目に働いて当たり前の普通の生活を手に入れられないって、どうなの?
    そして最近他の本でも読んで、不安だなぁと思うのが、もう、次の世代は「親の生活レベルを超えられない」のが当たり前の状態であること。
    私が子供のころは、家は決して裕福じゃなかったけど、これから良くなるという希望があった。親は、自分が一生懸命働いて子供を進学させたら、自分たちよりも豊かな未来が待っていると信じたからこそ、一生懸命働いて子供を学校に行かせた。今、私も一生懸命働いて子どもの将来を考えているけど、確かにこれからの日本が不安すぎる。

    第三部は著者の原体験と、現状のデータ分析、解決策はないのか、など。私と同じ年で、大学卒業後の就職に苦労したりした話はすごく共感した。私も大学を出たとき就職がなくて、2年間いわゆる非正規雇用だった。その後無事に就職して、ものすごい長時間労働で病みそうになったけど、上司のパワハラとかがなかったことと、福利厚生がちゃんとしていたこと、産休・育休が取れたことで、辞めずに働き続けることができた。これは本当にありがたいことなんだと実感した。これが特別なことではなく、どんな職場でも、男女関係なく実現されるべきだと思った。

    職場で、働く人を大切にするっていう、本当に基本的なことが、そんなに難しいことなのだろうか。一部の人たちが、自分の利益だけを考え、政治家がその場しのぎの政策を連発し続ける限り、日本は終わりだと思った。
    夫の収入が全然増えなくて、少々不安だが、夫の会社もコンプライアンスはしっかりしているし、子どものために有給をしっかりとってくれるし、コロナの時や必要に応じて在宅にしてくれたり、パワハラもなさそう?なんで、ぜいたくは言うまいと思った。それから、なんだか昭和にはなかったような意味不明な職業がもてはやされるけど、やっぱり日本の製造業を守ることが今後の日本にとって重要なのではないかと思った。夫は給料が安いけど、実態がよくわからない仕事ではなく、実態のあるものづくりに携わっているということが私の誇りでもある。給料のことはとやかく言うまい笑。二人で支え合って将来に備えよう。

  • 悲壮感を助長するだけの本な気がしてならない。考え方の問題じゃない?なんで格安SIMに変えるのとか、安いものを選択することで生きづらいみたいな話に持っていくのかな。通常のランチを切り詰めたいのはお金があってもする事じゃないの?毎日1,000円もするようなランチみんな行ってるの?500円でも全然不満も何もないんだけど。仕方なくニーサに入れてるみたいな話もあったような。副業して、ちょっとそのお金で贅沢できるとか。え?めっちゃみんな前向きに実はやりくりしてるだけでは?
    正直本の中に出てきてる前半の人たち本当に貯金が貯まらないのかよくわからない。それだけやってればその給与なら貯金に回ると思うのだけど。。。え?私がズレてるの?いくら貯めても不安ってだけじゃないの?
    国に文句言いまくってるけど、色々改善されてるところもあると思うんだけどなぁ。

    ただ、保育士さんや看護師さん、介護士さんの働く環境と給与水準が低い話は辛いなと思った。どこまで本当かわからないけど(と疑いたくなるレベルに批判してしまう。。。)

    人の話を鵜呑みにしない練習には良い本かもね。
    ここまでこき下ろしてすみません。

  • オーディブルにて読了。
    久しぶりに酷い、と思う本に出会った。
    登場人物は言い訳と愚痴ばかり。内容はツッコミどころ満載で何度も笑ってしまったほど。
    悪いことばかり言って煽って、こちらの気持ちも暗くなる。TVのニュース番組みたい。
    底辺の生活〜とか言うよりは、中途半端な人たちが多かった。まぁ愚痴と言い訳ばかりだから、その程度の生活と人間性なんだろうけど。

    本って基本的にはすごいな〜とか、こういう見方があるのか、なとど尊敬しながら読むことが多いから、この本の余計ダメさが際立った。

    でも世の中のリアルな人々って、実際はこんな感じなのかもしれない。とも思わせてくれたので、初の星一つでは無く、その分一つ増やして星2つにしました。

    また、著者について軽く調べたが、写真の顔を見て納得。暗くて、文句ばかり言ってそうな顔。
    生き方、考え方って顔に出ると思うんですよね。
    少なくとも自分は、この人たちのように文句ばかり言って生きるのは絶対したくない、とあらためて決意した。

  • 私自身、就職氷河期世代なので節約は当たり前という感覚を持っている。

    社会人になった頃、一つ上の世代上はバブル世代、管理職は高度経済成長期を生きてきた方々だったので、価値観や常識が大きく異なりフラストレーションが溜まっていたことを思い出しました。

    とても苦しい現実も体験してきたけれど、だからと言って、お金をたくさん持っている人から税金をたくさんとればいいといような一部の方々の考えにはそれってどうなんだろう?という思いが湧く。もしも自分が富裕層であったらと想像すると、私は日本を飛び出したくなるのではないかと思ったりする。そのようなことで、富裕層といわれる方々への取材を重ねた著書も読んでみたい。

    今思うと、若い頃は純粋で、政府の言うことを信じてきた。鵜呑みにするのでなく、自分なりに調べて、考えて、選択していくことが大切だと今は思う。読書の最中にそんな考えが浮かんだ本でした。


  • 生まれた年、就職活動をした年の景気で、その後の生活に格差が生まれ、そこからなかなか抜けられないのは理不尽すぎる。

  • 腑に落ちる。
    ああ、そうなんだと。
    なんでずーっと苦しいのかなと思いながら生きてるけども、みんなそうなんだと。
    当人の語り口調だからよりリアル。
    でも、世帯年収1,000万円近くあるご家庭でもなんでそんなに苦しいのかな。
    上を見ても下を見てもきっとキリがなくて。
    どこか折り合いをつけながら生きるしかなくて。

    使わざるを得ないお金ではなくて楽しんで使えるお金が少なすぎるるから。
    対立構造を煽るのではなく、やっぱお上がどうにかしてくれないとどうしようもないとこあるよね。
    お金を使う人たちが、ちゃんと使えるように、経済回せるようにして欲しいもんだよ。

  • インタビュー編が2部と筆者による解説の部で構成されている。インタビュー編はすべて回答者本人の独自の考えをそのまま掲載されているので、全体として「聞きたいのはそれじゃない」感が強め。押しなべて政治・自民党の責任、という回答者ばかりだが、各自の状況を読むと、それだけじゃないよな・・・というものが多く、腹落ちしない。
    そのせいで筆者のパートが素直に読めない。

  • 久しぶりにつまらない本を読んだ。
    世帯年収1,000万円前後の世帯のルポを複数読んで「お金の使い方とか家族のコミニケーション不足じゃない」と突っ込みたくなった。「日本は中流家系が減ってこれからどうします」と不安を煽りたいのか、いまいちな新書だった。
    それぞれの家庭のリアルが垣間見れたのは面白い。タイトルがキャッチーなだけに中身は駄作。

  • とにかく暗い話が延々と続く、気が滅入りそうになる新書。ただ、これが日本の現状であることは間違いない。あとがきに、「この現状に気づかずに、思考停止になってくれることが、為政者や経営者にとっては都合がいい」と書かれている。多分、その通りで、思考停止人間はこういう本を読むこともないから、ずっとそのままなんだろう。

  • 個別の話やと極端な話になりがち。
    サイゼリヤは神は同意見やけど。

  • なんか暗い気分になる1冊。収入が少ないなら少ないなりに暮らすしかないんだろうけど、社会が悪い、世の中が悪い、どうしてもそう考えるようになっちゃうのかな…。こっちまで歪んでしまいそうなので、途中離脱。

  • 本の表紙にある「スターバックスを我慢」はよくよく読むと、和三盆ほうじ茶フラペチーノ(700円)のことだった。本文には書いてないけどこれは六本木ヒルズ等4店舗しかない限定品。。ちょっと誇張してるのかなと思ってしまう。

    電通勤務のお姉さんと比べてしまう女性の話もあったけど、そりゃあ奥さんが電通の夫婦は都内でも勝ち組の方でしょうと思ってしまう。

    年収443万は贅沢はできないけど絶望的というほどでもないんじゃないだろうか。

  • 前半部分は日本の平均年収443万円ぐらいの人の実際の生活状況が書かれていますが、共働きで世帯年収1000万円ぐらいの話で、率直な感想は「思っていた内容とズレているな」と思いました。
    私は氷河期世代で確かに就職も苦労したし、ブラック企業に勤めて残業ばかりで疲れ果てていましたかが、かと言って1970年代の高度成長期やバブル時期を経験したかったのか?と言われると別にそうとは思いません。

    技術の進歩のおかげもあり、今の日本では安くて幸せに暮らすことができるようになりました。
    本書に「スタバのフラペチーノを我慢する」や、「お高い板チョコを買うのを我慢する」等の記載がありましたが、今やコンビニでどこでも作りたてのコーヒーや美味しいお菓子が安くで買える時代です。

    お金がないからあれが出来ない、これが出来ないと言っているように見えますが、上を見ればキリがないと思います。政府に今後もあまり期待できないので、自助努力で幸せに生きる方法を模索することが懸命かと思いました。他人と比較して劣っているから不幸だとか思わず、自分にとっての幸せとは何なのかを考えるいいきっかけにはなりました。

  • いや、変なやつ集め過ぎでしょ。

    うちの工場にいる、借金しまくる家族と全く言ってること同じやつばっかり。

    この金額じゃ生活できません。
    手取り40万は最低でもないと生活できません。
    って。

    だから、お金貸してください。
    前借りさせてください。
    車壊れたから出勤できません。

    って。

    そんな一家。
    次の年は50万ないと生活できません。
    今まで当てにしてたお金が、、、、

    って。言い出した。
    詐欺の手口だよね。

    でも、同じようなこと言ってる家族が多数この本に出てきてて、あぁ、一定数いるんだなぁ。って思った。

    年収1500万あるけど赤字で、遊びにも旅行にも行けません。マクドナルドなんて贅沢で食べさせられせん、、、子どもたちは喜ぶので連れて行ってあげたいんですが、、、

    とか。
    お金無さ過ぎてSuicaのチャージも千円づつしかできません。
    って。いやいやいやいやいやいや。
    子どもいても2人でしょ?
    保育園と小学生!
    なぜ?
    家賃七万で車のローン三万、食費10万、子どもとの娯楽費8万、あとは保険大丈夫払ったらなんにも残りません。


    待て待て待て待て待て。

    同じ北海道で、おそらく札幌です。
    なんかね。いやぁ、
    うちのまえのアパートの隣の家族。
    子ども3人いて、奥さん専業主婦で、旦那さんアルバイトだったんだけど。

    丸3年仕事やめて、資格取って起業するのに、丸3年よ。丸3年!無職だったのよ。夫婦!!!2人とも!!!!

    ちなみに、旦那さんずーっとアルバイトね。

    すごない!?

    家賃やら生活費はうちとほとんど変わらずで、過ごしてたけど、全く貧乏な感じしなかったのよ。

    奥さんも誘えばどこでも来るし、
    なんなら、クリスマスパーティーとか一緒にしてもらって、ご飯とかもよく作ってくれてたりして。

    子どもたちもいい服を長く着せてる感じだったし。

    全く貧乏な感じのない家族。

    これどうなんだろうね。

    本当。金融リテラシー大切って聞くけど、ここまで違うのか!?って。
    特段どうこうってのもして無さそうだし。
    なんなら、夫婦2人の実家も車で5時間の場所だし。
    なんの手伝いもしてもらってないのに、うちの隣は無職で三年子ども3人でちゃんと暮らしてたのよ。

    なぜ。
    1500万も金もらっておいて、できないか。
    政治が悪いだのなんだの言ってるけど。

    違うよ。
    アンタが悪い。

    年収443万。すごい不幸な書き方されてるけどさ。煽るよね。こういうところが記者の悪いとこと思うわよ。
    底辺みたいな言い方してるけど。
    全然いますよ。もっと少ないけど、文句言わずに幸せに暮らしてるひと。
    ってすんごい思わされる一冊だった。

    人のせいにすんな。ってか。

    お金稼げないのも自分のせい。
    お金うまく使えてないのも自分のせい以外の何者でもないのに。なんでそうなるんかな。


    #なんか腹立つ
    #人のせい
    #貧乏人のせい
    #いやいやいやいや
    #知的障害の子ども
    #いるから!
    #みんなちゃんとやってるから!
    #子育て
    #なんでも叶えてあげたい
    #子どもの夢
    #子どもの夢は子どもの夢
    #あなたの夢じゃござんせんよ
    #親が叶える子どもの夢ってなによ
    #それ子どもの夢じゃないのよ
    #自分の力で掴み取れるようにさせるべき
    #お金じゃない
    #お金で解決できることとそうじゃないことある
    #まずちゃんと生活してよ

  • ■2005年1月4日号の週刊「エコノミスト」で丹羽伊藤忠商事会長に中間層の崩壊について語ってもらった内容。
     「富(所得)の二極分化で中間層が崩壊する。
     中間層が強いことで成り立ってきた日本の技術力の良さを失わせ、日本経済に非常に大きな影響を与えることになる。
     中間層の没落により、モノづくりの力がなくなる。
     同じ労働者の中で「私は正社員、あなたはフリーター」という序列ができ、貧富の差が拡大しては社会の亀裂が生まれてしまう。
     戦後の日本は差別をなくし、平等な社会を築き、強い経済を作り上げたのに、今はその強さを失っている。
     雇用や所得の二極分化が教育の崩壊をもたらし、若い人が将来の希望を失う。
     そして少子化も加速する。
     10〜15年経つと崩壊し始めた社会構造が明確に姿を表す。
     その時になって気づいても「too late」だ。
     企業はコスト競争力を高め、人件費や社会保障負担を削減するためにフリーターや派遣社員を増やしているが、長い目で見ると日本の企業社会をいびつなものにしてしまう。
     非正規社員の増加は消費を弱め産業を弱めていく。
     若者が明日どうやってご飯を食べるかという状況にあっては、天下国家は語れない。人のため、社会のため、国のために仕事をしようという人が減っていく。」

  • 30年前の就職氷河期、若者の非正規雇用化による人件費・社会保障負担削減のツケが回ってきた。雇用や所得の二極分化、中間層の崩壊。平均年収443万円、中央値は300万円。日々節約に励む生活のディテール、平均年収では「普通」の暮らしができない。

    人件費を削ると、消費者がいなくなる。安いものしか買われない。30年間も放置されて、今も放置されて。

  • 2021年の日本の平均年収だという443万円がどんな暮らしかをルポした本。日本では中流階級がなくなっているというのは本当の話なんだなと。政治家はこの現状がどこまで見えてるんだろう。

  • なんかこう、悲しいね。
    なんでこうなっちゃったのかね。
    つか、その裏で、のうのうと搾取してる人たちがいるのは、確かにムカつくんだよね。

    でも、半分以上が、当事者の声なんだが、サクッと政治が悪い、アベが酷いって持ってってるのが気持ち悪いんだよね。

    その前ってもっとどん底でしょうが。

    でもって、実際、非正規使い倒してるのは経済界で、何より、経済が活性化しないと何も改善しないのは事実。
    気になるところもいっぱいあって、大学ってそこまでして行かさなあかんか。その、中流云々言うてた頃って、そうやったか。今の大学って、そんな命かけてまで行かなあかんとこか。そんなとこに無償化するのは、ぼくは反対。そうでなく、義務教育が終わって、きちんと働いていけるような社会であるべきじゃなんじゃないの。
    昔はそうだったよね。
    高齢者も、そんなにたくさんいなかったよね。
    海外と給与の上がりとかだいぶん違うのは認めるが、じゃあ、その海外の人たちの生活と比べてどうなん?

    なんか、よっかかってるよなあ、って気はする。
    昔は、そう言う人たちもみんな、やりたいことやって、自由と幸せを満喫して、長生きしてたわけなのかね。

    あと、自治体の動きで注目、って、地元企業とのマッチング取り上げてたけど。

    仕事、あるんじゃないの?マッチングできるってことは。

    あまり普段関心持って調べてるわけでもないので、真摯な取材に基づく主張にするべき意見もないのだけど、ちょいと引っかかる。

  • この国で自分で考えるのは本当に大変。読んでてしんどかった。

  • データというより街の貧困家庭へのインタビューが中心。
    認知症の母を抱えた50代の大学非常勤講師の話が特に印象深かった。
    日々の生活に汲々としている国民の現実を直視しない、政治家達への怒りが高まる。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1975年茨城県生まれ。ひたちなか市立東石川小学校、勝田第三中学校、茨城県立水戸一高、明治学院大学法学部(中退)、神戸大学法学部を卒業。株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部(契約社員)を経て、2007年よりフリーに。就職氷河期世代の雇用問題や保育、医療・介護がライフワーク。著書に『ルポ 保育崩壊』『ルポ 看護の質』『ルポ 学校がつまらない』(岩波書店)、『年収443万円』(講談社)、『ルポ 中年フリーター』(NHK出版)、『夫に死んでほしい妻たち』(朝日新聞出版)ほか多数。

「2025年 『ルポ イバラキ 民主主義が消えていく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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