- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065302064
作品紹介・あらすじ
名人・クイーン戦第5試合、最終盤―――! 名人・クイーン戦ともに、第5試合、しかも運命戦。「読まれたほうがクイーン」という状況で、千早が詩暢に送った札とは…!? 15年間の連載、ついにフィナーレ!! 大学生になった千早に会える番外編も収録☆ 美麗カラーと最終話のネームを収録した特製小冊子つき特装版も同時発売!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
私を実際の競技かるたの道に引き込んだ、特別すぎる漫画が、ついに完結。
めちゃくちゃ感慨深い。
30代で「ちはやふる」を読み、初めて競技かるたの存在を知った私は、もう少し早く刊行されていてくれたら!と、いつも思ってしまう。
在籍時には存在しなかったかるた部が、今は母校にしっかり創設されているし、門を叩いたかるた会のメンバーも、8割がたが「ちはやふる」からの入会で、「ちは」の札は皆にとっての特別だった。
この漫画が競技かるたを広く一般に普及させたといっても過言ではない。
千早をはじめとする魅力的なキャラクターたちが織りなすさまざまなエピソードに泣き、笑い、感動し、共感した。
とくに最終巻は、読んでいる間中、旦那さんが引くくらい号泣しっぱなし!
最後の最後も予想外の嬉し泣きで締め括られた。
たくさんの宝物をくれた「ちはやふる」
完結万歳!心から、ありがとう〜〜!!! -
今年最初の読了。
最終巻。
この作品で『かるた』が再注目されて、かるたに興味を持つ人が増えて良かったです。
私は百人一首全部覚えてないですが…。
本編はもちろん、最後の番外編も良かったです。
花野さんがこんなに成長するとは。
千早への思いも胸が詰まりました。 -
ずっと読んできて、今では娘2人とも競技かるたをしています。マイナー競技を広めた功績は大きいと思います。
-
ほぼ忘れてたけど、やっぱり少女マンガだったんだな!!!
あまりに都合の良すぎる展開で、全私が拍手喝采スタオベ!!!
かなちゃんと同じ反応したわ~~~
でも、あれだな、結局太一すごい不憫でめっちゃ可愛そ可愛い。遠恋がんばって
結末が試合も3人の関係も、すごい百人一首の歌とつながっていて物語の始まりのころから繋がっていて、すごい美しい物語だったな…有終の美だ。
ちはやふる、ずっと読み続けてて全巻家にそろっているので感慨深い。
ちょうどハマり始めたころに買った百人一首の本がちょうど10年前のもので、いやーライフワーク~ってなりましたな。
ありがとう。
ほんとに何度も泣いて心揺さぶられて元気をもらい大切なことを教えてもらった。
(追記)
週末に1巻から全巻読み返したけど、めちゃくちゃおもしろいし歌と物語のつながり本当に見事で素晴らしかった。
努力!仲間!いちばんになる!みたいな少年漫画魂と、感情の揺れが百人一首とリンクして丁寧に描かれていたり、札や着物を通じて世界観がすごくきれいに表現されている画の美しさ、登場人物がそれぞれ葛藤してもがいて成長していく様、1000年を超える伝統文化を通じて年長者の教えや継承の大切さを学べるとこ、何をとっても素晴らしかった。
そして結末分かって読むと、思ってたよりちゃんと少女マンガだったし、ちゃんと太一フラグもいっぱい立ってたな、むしろ太一だった、折られずにつながってよかったよ。歌の流れはあまりに見事で震えました。
ラストの名人・クイーン戦5番勝負で5戦目まで行って運命戦て、さすがに演出しすぎでは?って初め読んだときちょっと思ったけど、ワールドカップ決勝でも前半リードしても後半同点に追いつかれて延長戦でも同点になってPKなんて最高の試合があるのだから実力拮抗するとほんとうにこういうこと起こるんだなって思った。すごい。 -
ちはやにとって、新はかるたを教えてくれた人、太一は恋を教えてくれた人、だったんだ…
-
完結巻。第246首+最終首+番外編「はなのいろは」。
名人戦、クイーン戦ともに五試合目はまさかの運命戦、残るは「せ」か「たち」か…。こういう結末が待っているのだろうとずっと思いながら読んできたけど(クイーン戦に関しては)、感無量。途中はかなりスポ根群像劇に傾いていたけど、小学生編でひろげた風呂敷をきっちり畳んで、やっぱり少女まんがだったんだなあと思える最終回(そして番外編)だった。試合展開で鍵となる札が物語内の人間関係や心情を写したものであるのもみごとだった。
思えば、娘たちが百人一首教室に参加してかるたを始めたのが長女小3、次女小1のときだから11年前。それから読み始めて、2014年の24巻で最新刊に追いつきコミック発売を心待ちにする日々となり、物語の展開を楽しみながら娘たちは少しずつちはやちゃんたちの年齢に追いついていき、長女はついに追い越してしまい、次女もまもなく追いつくよというところでぶじ幕を閉じた。長女は中学生になって部活が忙しくなってからかるた会もすっかり足遠くなり、次女の方は高校でかるた部に入ったもののそれも引退して、ふたりとも競技かるたからはいったん卒業という感じだけれど、この物語に励まされながら百首覚えかるた会に通った経験は一生ものの財産となった。作中の千早はもちろんかなちゃんや詩暢ちゃんといった違うタイプのかるたから学んだり感化されたりしたことも多く、この10年伴走してもらえたことに感謝でいっぱい、わがやのかるたの記憶とともに忘れがたい作品になった。
次女の感想:そんなにうまくいくかよ、と思うこともあったけど、登場人物の好きな札などを通していろいろな歌の解釈や風景がよくわかったのがありがたかった。「かささぎ」などが印象深い。それと毎年のようにくり返される「今年の1年めんどくせえ!」には共感しかない。
著者プロフィール
末次由紀の作品





