ちはやふる (五十) (ビーラブKC)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065302064

作品紹介・あらすじ

名人・クイーン戦第5試合、最終盤―――! 名人・クイーン戦ともに、第5試合、しかも運命戦。「読まれたほうがクイーン」という状況で、千早が詩暢に送った札とは…!? 15年間の連載、ついにフィナーレ!! 大学生になった千早に会える番外編も収録☆ 美麗カラーと最終話のネームを収録した特製小冊子つき特装版も同時発売!

感想・レビュー・書評

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  • 「ちはやふる」単行本完結で全10種類の新聞広告 「ご当地キャラ」掲載も【画像あり・全10枚】|好書好日
    https://book.asahi.com/article/14790765

    漫画『ちはやふる』公式サイト
    https://chihayafuru-manga.net/

    『ちはやふる(50)』(末次 由紀)|講談社コミックプラス
    https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000371985

  • 私を実際の競技かるたの道に引き込んだ、特別すぎる漫画が、ついに完結。
    めちゃくちゃ感慨深い。

    30代で「ちはやふる」を読み、初めて競技かるたの存在を知った私は、もう少し早く刊行されていてくれたら!と、いつも思ってしまう。

    在籍時には存在しなかったかるた部が、今は母校にしっかり創設されているし、門を叩いたかるた会のメンバーも、8割がたが「ちはやふる」からの入会で、「ちは」の札は皆にとっての特別だった。

    この漫画が競技かるたを広く一般に普及させたといっても過言ではない。

    千早をはじめとする魅力的なキャラクターたちが織りなすさまざまなエピソードに泣き、笑い、感動し、共感した。

    とくに最終巻は、読んでいる間中、旦那さんが引くくらい号泣しっぱなし!
    最後の最後も予想外の嬉し泣きで締め括られた。

    たくさんの宝物をくれた「ちはやふる」
    完結万歳!心から、ありがとう〜〜!!!

  • 今年最初の読了。
    最終巻。
    この作品で『かるた』が再注目されて、かるたに興味を持つ人が増えて良かったです。
    私は百人一首全部覚えてないですが…。
    本編はもちろん、最後の番外編も良かったです。
    花野さんがこんなに成長するとは。
    千早への思いも胸が詰まりました。

  • ずっと読んできて、今では娘2人とも競技かるたをしています。マイナー競技を広めた功績は大きいと思います。

  • ほぼ忘れてたけど、やっぱり少女マンガだったんだな!!!
    あまりに都合の良すぎる展開で、全私が拍手喝采スタオベ!!!
    かなちゃんと同じ反応したわ~~~
    でも、あれだな、結局太一すごい不憫でめっちゃ可愛そ可愛い。遠恋がんばって

    結末が試合も3人の関係も、すごい百人一首の歌とつながっていて物語の始まりのころから繋がっていて、すごい美しい物語だったな…有終の美だ。

    ちはやふる、ずっと読み続けてて全巻家にそろっているので感慨深い。
    ちょうどハマり始めたころに買った百人一首の本がちょうど10年前のもので、いやーライフワーク~ってなりましたな。

    ありがとう。
    ほんとに何度も泣いて心揺さぶられて元気をもらい大切なことを教えてもらった。

    (追記)
    週末に1巻から全巻読み返したけど、めちゃくちゃおもしろいし歌と物語のつながり本当に見事で素晴らしかった。
    努力!仲間!いちばんになる!みたいな少年漫画魂と、感情の揺れが百人一首とリンクして丁寧に描かれていたり、札や着物を通じて世界観がすごくきれいに表現されている画の美しさ、登場人物がそれぞれ葛藤してもがいて成長していく様、1000年を超える伝統文化を通じて年長者の教えや継承の大切さを学べるとこ、何をとっても素晴らしかった。

    そして結末分かって読むと、思ってたよりちゃんと少女マンガだったし、ちゃんと太一フラグもいっぱい立ってたな、むしろ太一だった、折られずにつながってよかったよ。歌の流れはあまりに見事で震えました。

    ラストの名人・クイーン戦5番勝負で5戦目まで行って運命戦て、さすがに演出しすぎでは?って初め読んだときちょっと思ったけど、ワールドカップ決勝でも前半リードしても後半同点に追いつかれて延長戦でも同点になってPKなんて最高の試合があるのだから実力拮抗するとほんとうにこういうこと起こるんだなって思った。すごい。

  • ちはやにとって、新はかるたを教えてくれた人、太一は恋を教えてくれた人、だったんだ…

  • うわあーーーーー!!!!!
    最高最高最高もうこれ以上の締めはないです最高ありがとうリアルタイムで追えてほんとうに良かったです!!!!!

    あの部屋を3人が3人とも想起してるところでもう涙腺は決壊しています、3人がいることがもう運命なんや
    お姉ちゃんもだめです だめです ティッシュで鼻かんでる 人間が一点の高みを目指すための高潔な魂をもつということと、それだけではひとは歩けないという弱さを絶妙なさじ加減でかかれている作品だと思うのですが、そこでこの、核になる人って…核になる人って、、、こんな魅せ方あります!?!?!? 昇華 カタルシス うつくしすぎ すべてが素晴らしい 何もかもがまとまっている はあ……
    太一も!おれは!当初からずっと!太一派だったし!太一にしとけよって毎巻書いてたから!!!こんなうれしいことある!??!!???ありがとう!!ありがとう!!

    番外編も良かった〜…… 誰もが自分自身の主人公なんだよね

  • 名人戦、クイーン戦の第五戦は、ともに運命戦へ。「せ」と「たち」の札のどちらを送るか、ちはやと新は長考の末……。

    (注:この感想はむやみな「好き」に溢れておりますのでご注意の上お読みください)
    読み始めてすぐに、送り札のところでもう泣く。ふたりの太一への思いが感じられて、泣く。
    新のインタビューは、おじいちゃんと周防さん、両方に対する敬意が感じられて好きだ。周防さんの前だと、前巻でもそうだけど、感情のコントロールがきかなくなる須藤さんが好き。いつでもちはやにビシッと言える机くんが好き。
    前巻でちはやと新は子どもの自分と再会したけれど、今回は太一も再会できてよかった。


    太一ファンの私としては、こんな未来線は、太一が真っ黒になってからはありえないとあきらめていたので、本当にうれしすぎる。でも、まだ諦めない新も好きだし、これは今後分からないぞと思わせるところも好きだ(というか結婚することを考えたら、太一の方は姑が厄介そうだし、でも医者だしお金持ちだしなーとかそれだけでいくらでも考えられそう……)。このかなちゃんの尊いガッツポーズよ……!(私を含め、多くの太一ファンが一緒にポーズをとったにちがいない)

    番外編、菫ちゃんちょっと新を好きになりそうな感じだけど、このナルシシスト新入生と……?それこそ新連載始まりそうなんですけど!?相変わらず葵くんはいい子だし、ここでもあそこでも、もうどのキャラとってもその後どうなったのか知りたすぎる。でも一番知りたいのは真琴先輩プラス理音。

  • ついに完結。
    昭和の漫画で育った世代も共感できる王道のスポ根系少女漫画のラストに相応しく、主人公は頂点を極め(ライバルを倒し新クインとなる)、家庭的なごく私的な望みも満たされ(姉に認められる)、恋愛も制覇し(一度振った両片想いの彼とめでたく意思疎通)、進路も順調そう(番外編では無事大学生)である。あり得ないほどの満たされぶりだが、それでもいいと読者が思えるくらいにこの恵まれた主人公に感情移入できるほど長く深い連載だったということだろう。ここまで引っ張ったんだから千早ちゃんが100パーセント報われる完全無欠のハッピーエンドを読みたいというのが人情である。これでいいのだ。
    足掛け15年にわたる連載だったので、この漫画と一緒に育った世代もあると思うし、アニメ化・実写映画化もされて知名度の高い作品だったと思うが、なんといっても競技かるたの社会的認知度への貢献が最も大きかっただろう。かるた部活動の人気上昇はこの漫画なくしてはあり得ない。作者本人がその自覚を持ち、競技普及や観光振興に積極的に関わっているのも今の時流に合っていて好感度大である。
    作者は長い連載が終わってほっとされていると思うが、次作について希望を書いておく。ぜひ、青年誌に進出してほしい。私自身は少女漫画も大好きだし青年誌で評価される必要は本当はないと思うが、王道少女漫画では王道少年漫画よりも評価がされづらいように思うからだ。評価を形成しているのが少女誌で育っていない男性が多いからではないかと思うので、末次由紀自身の評価をさらに上げるために、次は成人男性が評価しやすいような作品を描いてあげてほしい。きっと面白いに違いないと期待している。

  • 完結巻。第246首+最終首+番外編「はなのいろは」。
    名人戦、クイーン戦ともに五試合目はまさかの運命戦、残るは「せ」か「たち」か…。こういう結末が待っているのだろうとずっと思いながら読んできたけど(クイーン戦に関しては)、感無量。途中はかなりスポ根群像劇に傾いていたけど、小学生編でひろげた風呂敷をきっちり畳んで、やっぱり少女まんがだったんだなあと思える最終回(そして番外編)だった。試合展開で鍵となる札が物語内の人間関係や心情を写したものであるのもみごとだった。

    思えば、娘たちが百人一首教室に参加してかるたを始めたのが長女小3、次女小1のときだから11年前。それから読み始めて、2014年の24巻で最新刊に追いつきコミック発売を心待ちにする日々となり、物語の展開を楽しみながら娘たちは少しずつちはやちゃんたちの年齢に追いついていき、長女はついに追い越してしまい、次女もまもなく追いつくよというところでぶじ幕を閉じた。長女は中学生になって部活が忙しくなってからかるた会もすっかり足遠くなり、次女の方は高校でかるた部に入ったもののそれも引退して、ふたりとも競技かるたからはいったん卒業という感じだけれど、この物語に励まされながら百首覚えかるた会に通った経験は一生ものの財産となった。作中の千早はもちろんかなちゃんや詩暢ちゃんといった違うタイプのかるたから学んだり感化されたりしたことも多く、この10年伴走してもらえたことに感謝でいっぱい、わがやのかるたの記憶とともに忘れがたい作品になった。

    次女の感想:そんなにうまくいくかよ、と思うこともあったけど、登場人物の好きな札などを通していろいろな歌の解釈や風景がよくわかったのがありがたかった。「かささぎ」などが印象深い。それと毎年のようにくり返される「今年の1年めんどくせえ!」には共感しかない。

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著者プロフィール

1992年「太陽のロマンス」で第14回なかよし新人まんが賞佳作を受賞、同作品が「なかよし増刊」(講談社)に掲載されデビュー。07年から「BE・LOVE」(講談社)で「ちはやふる」の連載を開始。09年同作で第2回マンガ大賞2009を受賞するとともに「このマンガがすごい!2010」(宝島社)オンナ編で第1位となる。11年「ちはやふる」で第35回講談社漫画賞少女部門を受賞。

「2021年 『ちはやふる(46)限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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