タイタン (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 380
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065302460
#SF

作品紹介・あらすじ

【AIと人類を巡る超巨弾エンタメ小説が文庫化】

今日も働く、人類へ

至高のAI『タイタン』により、社会が平和に保たれた未来。
人類は≪仕事≫から解放され、自由を謳歌していた。
しかし、心理学を趣味とする内匠成果【ないしょうせいか】のもとを訪れた、
世界でほんの一握りの≪就労者≫ナレインが彼女に告げる。
「貴方に≪仕事≫を頼みたい」
彼女に託された≪仕事≫は、突如として機能不全に陥った
タイタンのカウンセリングだった――。

アニメ『バビロン』『HELLO WORLD』で日本を震撼させた
鬼才野﨑まどが令和に放つ、前代未聞の超巨大エンターテイメント。

感想・レビュー・書評

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  • 「タイタン」というAIによって、人から仕事がほとんど排され、望む生活を送ることが出来るというユートピア。

    しかし、12機あるタイタンのうち、一つが謎の機能低下を起こしてしまう。
    このまま、機能が停止してしまえば、人類が何不自由なく営めている生活にも支障をきたす。
    そこで、「仕事」が与えられたのは、「趣味」で心理学を研究してきた内匠成果という女性だった。

    AIをカウンセリングする、という未知なる挑戦は、果たしてどのような結末に進むのか。

    内匠さんとタイタン(コイオス)のやり取りに、ワクワクするし、涙もする。
    一人のひとの成長を見るような、感動があった。

    「仕事」って何?

    という、かなり哲学的な問いにも、一つの解を与えてくれる。

  • 【仕事とは?】 本質を問いかけられる作品

    影響を受け そして影響を与える その結果を受け止める

    シンプルに (言葉にすると) それだけなのですね。

    本書の中に言葉(文字)にゎされてなかったが…
    【働く】とは「人(の為に)動く」 なんだなぁ……っと改めて。

    そんな働きで仕事をする事が最大の達成感を得られるんだと思う。

    良い作品に出会えた。

    フェーベの出てくる所はエヴァンゲリオンみたぃだったけど(笑)

  • 初読みの作家さん。著作リストを見るとラノベ系の方らしいが、本書は本格的なSFだった。
    2050年頃に始まった労働革命以降、人類は徐々に仕事から解放されていく。代わりに様々な仕事をこなすのは、世界12箇所に設置された高度なAI《タイタン》だった。だがその1つである“コイオス”が謎の機能不全を起こし、心理学を研究する女性にカウンセリングが依頼された……。
    珍しいユートピア小説で、話の向かう先がまったくわからなかった。まあ、現在のまま突き進めば、待っているのはこんな世界なんだろうなあ。そこで生きるのが幸せかどうかはわからないが。
    おもしろかった。
    刊行日 2023/01/17、NetGalleyにて読了。

  • 人間とAIの世界は大好きなジャンルだが、表紙がもっとアニメテイストだったりラノベ寄りだったら、手に取ることも読むこともなかった作品。
    アニメ化されそうなほどに映像が頭に浮かぶ物語だったが、活字好きの私にとってアニメではなくこうして本でなければ出会えなかっただろう。

    『無職の私は働き疲れたAIと旅に出た。』という帯の文章が好き。

    ものすごいSFだけど、この先の未来にありえそうな世界観。
    物語を通して「仕事とは」を考えさせられるテーマも良い。
    私のように日々の仕事に疲れた人もきっと別世界に連れて行ってくれるのに、元の場所にちゃんと連れ返してくれる一冊。

  • おもしろいSF。
    SF思いつく人ってすごい。いい仕事してる。

  • AIの発達で人類は労働を卒業した、はずだった。もしかすると人類最後のお仕事小説。

  • AIが、自分が何かと意識するようになったら、それはやはり、人間の子供の自我の目覚めと同じような進化なのかもしれない。
    いつか、そんなAIに出会える時代がくるだろうか

  • 「仕事とは何か?」という疑問への一つの解答を示してくれるSF小説。誰かに影響を与えればそれは仕事だという考えは、「仕事=会社勤め」という認識だった自分に新たな気づきを与えてくれました。この本を読むまで仕事へのポジティブな感情はあまりなかったのですが、やりがいを感じられる自分だけの仕事を見つけていきたいと思います。

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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