- 講談社 (2023年1月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065305102
作品紹介・あらすじ
家族紹介。
うちは、
母、80歳、認知症。
姉、47歳、ダウン症。
父、81歳、酔っ払い。
ついでに私は元SMの一発屋の女芸人。45歳。独身、行き遅れ。
全員ポンコツである。
ただ、皆が皆ずっとこうだった訳ではない。
何十年かぶりに、私は実家に戻った。
まずはその理由を、いや長めの愚痴にお付き合い頂けたら、とても嬉しい――。
***
変わり果てた実家。私の知らない母。実家に戻って
住もうなどと、その時は夢にも思っていなかったのに。
ローテーブルの上に、割りばしが突っ込まれたままのカップ麺や缶詰、茶色いお惣菜がこ
びりついたプラスチック容器、半分セメント色したミカン、黒炭のようなバナナの皮等々
の食べ残し、残骸が溢れている。ちょっとしたゴミ屋敷だ――。
どんな状況だって、病気だって、「ポンコツ」な人はいない。
でも、愛を持って私は家族を「ポンコツ」と呼ぶ。
***
「どこのどいつだ~い?」「あたしだよっ!」「にしおか~すみこだよっ」
ロングヘアをなびかせ、SMの女王様の格好で行う漫談で人気を博し、エンタの神様にも出演していた芸人・にしおかすみこさん。現在46歳で、髪もバッサリショートヘアにカットしたにしおかさんが「全員ポンコツ」と語る、自分の家族と介護の物語。
ポンコツ一家 目次
1 実家が砂場になっていた
2 記憶力テスト
3 背比べ
4 ヘドロとドロボー
5 疑惑
6 大晦日の大事件
7 一月にクリスマス
8 地域包括支援センターと冷凍マグロ
9 大事な話
10 姉のバタフライ
11 ホタルイカ
12 ママ速報
13 私の大事な話
14 花火とぎゃくたい
15 干支
16 ワクチンで発熱
17 青い花
18 ソワソワ
あとがき
みんなの感想まとめ
家族との再会を通じて、厳しい現実と向き合う姿が描かれています。主人公は、認知症の母、ダウン症の姉、酔っ払いの父を持つ「ポンコツ一家」の一員として、実家の混沌とした環境に奮闘します。母の手料理を期待して...
感想・レビュー・書評
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3.4
お笑い芸人 にしおかさんの実家での悪戦苦闘のエッセイ?。母82歳:糖尿病&認知症、姉48歳ダウン症、父81歳アル中。
頑張っている にしおかさんに拍手。 -
女芸人のにしおかすみこさんの本だから、お笑い要素強めかと思いきや、笑いの何倍もの切なさが押し寄せてきた。
実際のところ、認知症の母、ダウン症の姉、酔っ払いの父との暮らしは「大変」という一言で片付けられるものではないはず。
日々の愚痴を笑いに変えていかなきゃ、やっていけないよなと思った。
愛すべきポンコツ一家。すごく元気をもらった。-
2024/11/28
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へぶたんさん、こんばんは♪
やっと読めました。そして、続けて2年目も読みましたよ(◍•ᴗ•◍) 両方、面白かったです!
笑いなが...へぶたんさん、こんばんは♪
やっと読めました。そして、続けて2年目も読みましたよ(◍•ᴗ•◍) 両方、面白かったです!
笑いながらも、やっぱり切なくて…色んな感情が入り混じりますね。2024/11/28
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色々感想はあるが、まず。
にしおかさん、文章上手い〜!(失礼、何目線)
壮絶な現実の中にも必ず笑いを入れる。愚痴と言っているけれど、最後に必ず愛を感じる。どんな過酷な状況になっても、過去の家族の思い出が蘇って、許してしまう。幅のある喜怒哀楽色々な感情を素直に出せるのは、家族だから、かな。何度も涙が溢れた。
私も今、高齢の両親を介護とまではいかないが、週2回ほど様子を見に行っている。老いていく自分の両親を見るのは、過去の元気な姿を知っているだけに辛い。このにしおかさんの本を読んで、同じ気持ちで同じことをやっている人がいる、と知るだけでも毎日が勇気づけられる。
ありがとう、にしおかさん。
どんな時でもいつでも笑いを。
そして自分にもたまには優しさを、ですね。-
私も実は電子書籍未体験なんです。
なんとなくハードルが高くて…
でも、読みたい本がすぐに読めるのは魅力的♡私も実は電子書籍未体験なんです。
なんとなくハードルが高くて…
でも、読みたい本がすぐに読めるのは魅力的♡2024/09/21 -
電子書籍って興味あるけど悩みます。
本屋さんや図書館に行く手間は省けるなぁ、とか過去の作品もすぐに読める!とか。
ただ私は何かとアタフタする...電子書籍って興味あるけど悩みます。
本屋さんや図書館に行く手間は省けるなぁ、とか過去の作品もすぐに読める!とか。
ただ私は何かとアタフタするのと(•́ω•̀;≡;•́ω•̀)アタフタ、紙の本が好きなんだよなぁで悩んでます。
2024/09/22 -
紙の本って触ってると落ち着くんですよ、そして読みやすいんですよね。私も9割紙本ですよ〜(^^)紙の本って触ってると落ち着くんですよ、そして読みやすいんですよね。私も9割紙本ですよ〜(^^)2024/09/22
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テレビ番組かネット記事だったかで、認知症の母やダウン症の姉のエピソードなどいくつか既に聞いたことがあり、興味がわいて本書を手にした。
著者も精神的負担を感じ家族に当たってしまうこともあったり、映画館に駆け込んでたまたま鬼滅の刃を観ることにしたが、映画の内容そっちのけで泣けてきて泣いたりと、とても現実的で共感できる。家族に当たるといってもなんだかんだ愛があって、ポンコツという呼び方にも愛があるからこそで。
父は飲んだくれではあるが当然、認知症の母とダウン症の妹に比べたら冷静であり、傍観しているところがなんだか笑ってしまう。
大変だろうが頑張ってくれと応援しかできないのがもどかしいところだが、こうゆう家庭自体これからますます増えていきそうだ。老老介護。 -
お笑い芸人、にしおかすみこさんの家族と介護の物語を描いた感動的なエッセイ。
家族それぞれがポンコツという状況の中で、笑いと涙が共存する家族の物語が描かれている。
著者の家族には認知症やダウン症、飲み過ぎの父など様々な問題がありますが、にしおかさんが家族を愛し、支える姿が印象的だった。
軽妙な文体で描かれたエッセイは読みやすく、家族の大切さや支え合いの大切さを考えさせられた。
また、著者の優しさや努力から生まれるポジティブなメッセージも勉強になる。
家族の絆や、前向きな姿勢の価値を学ぶことができる良書。
家族という存在は、どれほどイライラしても、やはり素晴らしく、何よりも大切だと心から感じます。
困難な瞬間の方が多くあるかもしれませんが、すみこさん自身の健康や人生も大切にしてほしいと心から願っています。 -
動画に出演され気になり、読んでみました。
思わず、声に出して笑ってしまう場面もありました。
実際は想像しているより大変なんだろうなと思いますが、次巻も楽しみです。 -
すっかり見なくなった女芸人がこんな家庭環境だったのかと興味を持って手に取りました。
昭和のオヤジは口汚い言葉遣いがキライなので、面白いつもりで書いたであろう悪態が受け付けず辟易。
素敵な表現もたくさんあるだけに残念でした。
近影を見るに笑顔で素敵な女性になられているみたいなので今後の活躍に期待したい。 -
認知症の母、ダウン症の姉、アル中(ではない)の父。
実家に戻って3人の世話と仕事をする。
これだけですみちゃんの壮絶な生活が想像できるのに、
すみちゃんは家族、特にお母さんへの愛情が深い。
認知症以前もパワフルで予想外の行動をしていそうなお母さん。
時折見せる昔のままの母の姿に、喜ぶすみちゃんがとても可愛い。
家族だから乗り越えられること、
家族だからしんどくなること、たくさんあるだろうけど、この本は笑いと愛情ががいっぱい。
すみちゃんの願い通り、読んだら笑って力が抜けた。
自分の心と体が壊れないように、他人の助けを得つつ頑張ってほしい。
すみちゃんとポンコツ一家を応援してる!! -
エンタの神様にも出ていた芸人さんの作品なだけあってか、介護という重い題材でもお笑い要素満載で読みやすかった。
母は認知症、姉はダウン症、父は酔っ払い。
大変なこともたくさんあるだろう にここまで軽快な文章で表せるのが尊敬。
自分もいつかは介護する側される側になる可能性が十分にあり他人事じゃないからこそ、将来に対する漠然とした不安に光を与えてくれるような一冊だった。 -
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芸人のにしおかすみこさんが綴る、家族との日常の物語。
実の家族だからこそ飛び出す、遠慮のない乱暴なやりとりに、最初は「少し苦手かも……」と戸惑いながら読み進めました。
しかし、ページをめくるうちに、
にしおかさんの家族に対する深い思いやりがひしひしと伝わってきて、最後には温かい気持ちになりました。 -
認知症の母、酔っ払いの父、ダウン症の姉と暮らす、元SM一発屋芸人にしおかすみこ家族のお話。大変な毎日をツッコミをいれながら、笑いにしている。彼女の家族への深い愛情が溢れた一冊。1年目は楽しく読破。2年目も面白いんだけど、時々辛く感じてしまいました。
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何と凄い家族なんだ。
自身が同じ立場だったら"ポンコツ"なんて言って笑ってられない…。日常が喜劇のようで、普通って何だったかと思う。
まだ元気なうちは良いけど、これから家族で大事なことを決めたりする時どうなるのか不安もある。1でこれだけ凄いと、2を読むのは更に不安だな…。 -
導入部分が衝撃的すぎて、止まってしまった。もしあの時帰ってなかったら、どうなっていたんだろうか。認知症を発症した母親と、ダウン症の姉と、毎日呑んでる父親。とんでもない暴言を吐かれたり、苦しくて一人で泣いていたり。それでもママが大好きで、お姉ちゃんも大好きで、パパクソも好きで(多分)。どうか体や心を壊さず家族四人で暮らせる間は笑って暮らしてほしい。
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コロナ禍、久しぶりに帰った実家はゴミ屋敷化。
実家暮らしすることにした筆者のエッセイ。
流石にお笑い芸人の切り口。
的確なツッコミで家族のズレを笑いに変える技がさすが。
しかも、家族に対する揺るがない愛が底にあるので、辛辣なツッコミも辛くならない。
笑って、ちょっとしっとりしみじみ哀しさもあり、最後はほっこりできる作品。
普通の生活のなかに垣間見れる、人間的な場面が味わえて良かった。
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とにかく"愛"がいっぱい詰まってる本!
ちょっと乱暴な言葉で面白おかしく書いてるけどそれはそれは壮絶でどれだけ大変でどれだけ心を削られることだか同じような経験をしたことがある私は想像する。心が痛くなる。それでも笑えるのはやっぱり愛がいっぱいだから。家族っていいなって思えるから。
徘徊をとめられたらと思い玄関に花を飾るすみちゃんと、娘の仕事を心配して、花買う無駄遣いをやめなさいというお母さん。高熱なのに雨の中米を買いに行くすみちゃんと、コルセットをして肉を入れ忘れた肉じゃがをつくるお母さん。涙を堪えて食べるすみちゃん。 愛だ‼︎
この家族を応援したい。本を買うかうことが少しでも応援になるなら、次は古本じゃなくて本屋さんで新品を買おうと思う。
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にしおかすみこさんが、愛をもって家族のことを「ポンコツ」と呼び、愛をこめて家族を紹介している。
認知症のお母さんが、時々料理を作ってくれたり、素敵な言葉を語ってくれるのが、なんとも言えない気持ちになった。
お母さんがダウン症のお姉さんのことは、しっかり分かるのに、すみちゃんのことは…。
切ないけど、ちょっと笑える素敵なエッセイでした。
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「家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だった」を
NHKテレビドラマで見て、関西の人って尊敬だわ~。
一般人がこの笑いのセンス❗
と、ひれ伏すところだったけど
イヤイヤ関東だって負けてませんは、にしおかすみこ氏がいるもんね。
岸田奈美さん、にしおかすみこさん二人とも親からの暴力を受けていない、母親をママと呼べる娘のエッセイ。
頑張れ娘達。
稼げ!娘達。
でもね。自分を大切にしてね。
次回作も楽しみです。
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母 認知症、父 酔っぱらい、姉 ダウン症、本人 行き遅れ一発屋SM芸人という家庭環境を、自ら「ポンコツ一家」と笑い飛ばし、そして少しでもまわりの人を笑顔にしようとするのは芸人魂としたものか。ケンカあり、仲直りあり、不条理な日常に憤り、ささいな感謝の言葉に涙する日常を描いて秀逸。一家をマトリーショカ風に描いた装丁も洒落ている。
