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- 本 ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065305454
作品紹介・あらすじ
傍らで食べるもの――それはだれか?
ロラン・バルト、ブリア=サヴァラン、フーリエ、ルキアノス、キケロ、カール・シュミット、ディオゲネス、九鬼周造、北大路魯山人、石原吉郎、ポン・ジュノ、メルヴィル、アーレントらのテクストに潜む、友でも敵でもない曖昧な他者=「食客」。彼らの足跡をたどり、口当たりのよい「歓待」や「共生」という言葉によって覆い隠されている、「寄生」の現実を探究する。
第一章 共生
第二章 孤食
第三章 口唇
第四章 食客
第五章 海賊
第六章 異人
第七章 味会
第八章 坐辺
第九章 飲食
第十章 寄生(プロローグ)
あとがき
感想・レビュー・書評
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「認識可能な他者のとしての友や敵の傍らに場を占める、不可視の道づれ。以後、われわれはそれを端的に「食客」とよぼう。ときには文字通りの「寄食者」を、ときには人ならざる「寄生虫」を包含するもっとも一般的な名称として選ばれたそれ―英語でいうところの「パラサイト」―が、ここから先の主役である。」
食事をする時に一緒にいる人って自分にとってどういう存在だろう
食卓における満足感の半分が食欲によって満たされて、もう半分は会話によって満たされるってのは結構納得
一人で作って一人で食べることが好きな自分としては、自炊についても深掘りして欲しかった詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
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