- 講談社 (2023年2月15日発売)
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感想 : 24件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784065308714
作品紹介・あらすじ
一代で飛島家を政財界の華に押し上げた女傑・飛島龍子は常に黒いベールを纏っている。その孫・椿の前に現れはじめた使用人の幽霊が黙示する、老女の驚愕の過去とは──「飛島家の殺人」
あっけなく解決した首吊り自殺偽装殺人事件の裏には、ささや
かで儚い恋物語が存在して──「かくてあらかじめ失われ……」
九郎と琴子が開く《密室》の中身は救済か、それとも破滅か。
<シリーズ累計500万部突破!>
2023年1月よりアニメSeason2放送中!
絶好調の本格ミステリ大賞受賞作シリーズの最新作!
【虚構推理既刊シリーズ】
(1)『虚構推理』
(2)『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』
(3)『虚構推理 スリーピング・マーダー』
(4)『虚構推理短編集 岩永琴子の純真』
(5)『虚構推理 逆襲と敗北の日』
(6)『虚構推理短編集 岩永琴子の密室』
みんなの感想まとめ
多様なミステリーとコメディが融合した短編集で、シリーズの魅力が存分に発揮されています。特に「飛島家の殺人」や「血まみれパイロン」は、緊迫感とユーモアが絶妙に組み合わさっており、読者を引き込む力がありま...
感想・レビュー・書評
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'23年7月12日、Amazon audibleで、聴き終えました。シリーズ、六作目、だったかな…?
久しぶりの虚構推理シリーズでしたが…やはり、面白かったです。
全作品、楽しめましたが…僕的には最後の「飛鳥家の殺人」が好きです。いかにも虚構推理、っぽいなあと。
「血まみれパイロン」も、笑えました。
いやぁ~楽しかった(^∇^)ノ♪ -
【収録作品】みだりに扉を開けるなかれ/鉄板前の眠り姫/かくてあらかじめ失われ……/怪談・血まみれパイロン/飛島家の殺人
いやいや、行動的なあやかしたちだな~ 密室のくだりは脱力して笑える。 -
ミステリの王道トリックとも言える密室トリック
一見すると不可能犯罪だから殺人事件に挑む探偵役の活躍が面白くなる。つまり逆説的に言えば密室は探偵に開かれる為に存在している
なら、その密室が探偵ではなく第三者によって開くなら?という点を追求するエピソードだったのかな
…というか、化け物達の間で密室を開く遊びがブームになるとか流石にそれは駄目でしょ(笑)
短編を前座にして始まるのは特異な密室事件の後始末が描かれる『かくてあらかじめ失われ……』
折角の密室トリックや二重三重の安全措置も化け物が暴いてしまったせいで、犯人はあっさりお縄に就いた事件。問題点となるのは風変わりな部分だね
犯人が偽造した被害者の遺書。自白によりそれが偽書と関係者に知れている。なのに第三者が持ち去っているからその目的と存在が謎と扱われる
まあ、事情を知る琴子にすれば、化け物の仕業という真実を明かすわけには行かないから、またしても虚構で誤魔化す手間が生じた案件と言えるのだけど
ただ、琴子にとって幸いと言えるのは、裏で広がる「妖怪密室ひらき」が厄介なだけで、事件そのものは社会的な影響をすぐには持たない点
だから関係者の中心人物を納得させるだけで済む。つまりは相手を煙に巻けば良いわけだ
そうして読者の意識は偽造遺書の処理に集中させられていたから、もう一つの密室に気付かなかった。それは心の密室だね
美矢乃が抱え続け、誰にも開いた事のない疑念。しかし開かれていない為に将来的に悪影響を生むかもしれない心
一度、事件の虚構を示した後に関係人物の真実を示し始めるものだから度肝を抜かれたよ…
まあ、その真実も更に隠された真実があったのだけどね。後から見ると、諸悪の元凶というか騒動の中心人物がやたらめったら厄介な人物だったな……
そしてもう一つの密室と言える『飛島家の殺人』は何種類もの密室が折り重なって構成されたあれはあれで美しい構成の話だったな…
事件そのものは現場へ近づく唯一の道は目撃者が存在した為に現場へは誰も辿り着けなかった。それ故に密室というタイプのもの
けれど、事件発生が50年前という真相解明が非常に難しい程の昔であること、そもそも事件現場がもう存在していないこと、関係者の多くが没している等々の困難を含んでいる
なら決定的な真実を明かす希望なんてそもそも無くて、いつものように虚構にてそれっぽい辻褄合わせを取り繕うだけに終止するかと思いきや、いやはや意外な展開を迎えたエピソードだったよ……
依頼人である椿や頼行が求めるのは龍子が50年間着け続けるベールを外してやる事、事件の気掛かりを自明の理としてやる事
そういった依頼であれば、これまで事件の虚構を如何様にも操ってきた琴子に出来ない仕儀ではなくて
だから本題となるのはそもそも真相が椿や頼行の願い通りのものであるのかという問い
ここで事件が50年前の出来事という点が効いてくるね
虚構なら幾らでも形作れる。でもその虚構がもし真実そのものであったら?そもそも真実が開かない方が良い密室であったら?
一応の解決は示されたのに真相も虚構も曖昧になるラスト。琴子は真実を知った上で関係者を煙に巻く発言をしているのではないか?龍子に聞けば真相を全て詳らかにしてくれるのではないか?
結局問題となってくるのは密室を誰がどのように開くかという一点
椿と頼行は琴子の助力によって密室へ至る道筋は手にした。探偵は開いてくれなかった密室を開いてしまうかそれとも閉じたままにしておくのか。
希望どころか後書きすら与えてくれない本作の締めは事件関係者だけでなく、読者にすら問いかけてくるかのようだ…… -
短「みだりに扉を開けるなかれ」★★★
短「鉄板前の眠り姫」★★★★
中「かくてあらかじめ失われ」★★★
短「怪談・血まみれパイロン」★★★
中「飛島家の殺人」★★★
虚構推理シリーズ第6弾。
短篇はほどよいコメディ。
中篇は少し人間関係のドロドロが強め。 -
全五編の短編集なのに、ちょっと胃もたれするくらいの濃さを感じる一冊だった。普通のミステリなら真相は一つだけなので謎解きも一回で終わるけれど、『虚構推理』は虚構の解決であるため、もしかしたらそうかもしれない…という真相が幾つも提示されるので、ぐわんぐわん揺らされてるみたいに驚かされるせいだと思う。『かくてあらかじめ失われ……』と『飛島家の殺人』が特にそうで、ひどい酔いが回ったような読後感だった。でも、だからこそ面白いし、そこが好きで何度も読み返してしまう。
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B913/シ/
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六花との対立構図がなくなって緊張感がかけてきたかなー
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虚構推理らしい話が多くて満足しました!
サクサク読めました! -
「みだりに扉を開けるなかれ」
密室を作り出したはずが。
計画通りに進めていったはずだが、自分が何もしていないというのに変化があったら混乱と共に恐怖するだろ。
トリックを解かなければ本来の姿に辿り着けないというのに、面白半分で邪魔をされてしまったら混乱を招くだけなのではないのか。
「鉄板前の眠り姫」
警察を呼んだら問題あり。
営業終了間近だというのに入店し注文したどころか、そこで寝入ってしまうのは流石に迷惑だったのではないか。
ここまで警戒心が強いのは助かることもあるだろうが、ここまで破綻のない説明を信じてくれないのは面倒な相手だっただろうな。
「かくしてあらかじめ失われ……」
二人の関係は複雑なもの。
渡された書類に目を通した時、もしもの可能性が書き連ねられていなかったからこそ目に見えて安堵したのだろう。
理想の女性として語られる容姿を持つ人など居ないと思っていたが、実際に現れてしまったら心の中は驚きと嫉妬で相当荒れただろうな。
「怪談・血まみれパイロン」
語られた一匹の狸の話は。
どんな目的であったとしても、偶然出会ったことにより命拾いしたのだから物であっても礼を言ってもいいだろう。
ほんの少しだけ嘘を交えることによって、事実が少し捻じ曲げられても違和感をもたないような物語になるのかもしれないな。
「飛島家の殺人」
黒いベールが表情を隠し。
長い年月が経った事件の真相を知ることなど不可能に近いが、もしかしたらと仮説を立てるには十分な証言かもな。
最後に語られた話が正しければ、それを問いただす勇気も必要であるだろうし今まで見れなかった顔を表に出されることに躊躇するだろうな。 -
オカルトが介在するミステリー
うん。設定がアクロバティックで乗り切れなかった。残念。 -
食べ物屋さんに一人で入るパターンの話が好き。
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城平京『虚構推理短編集 岩永琴子の密室』読了。一部Audibleにて。
安定して面白い。密室をテーマにした短編集で、それぞれ色も違うので飽きずに楽しめる。
「鉄板前の眠り姫」「怪談・血まみれパイロン」「飛島家の殺人」は城平京らしくかつクオリティも高くて素晴らしい。
トータルで見ると漫画向きかなという短編が多いのだが、メインの「飛島家の殺人」については、読み応えがある。
長編が一段落着いてしまったので期待してなかったのだが、全く安定感は変わらず、相変わらずの情報量を見事に処理していて満足だった。
「鉄板前の眠り姫」の短いながら鋭く、掌編として綺麗にまとまった感じがあるのは流石にうまい。意外性もあって結構好き。
「怪談・血まみれパイロン」は形式自体が新しい。かなり漫画向きだと思う。こちらもまとまりがよく良作。
「飛島家の殺人」はこれぞ虚構推理という内容で、長編にできなくはなかっただろうと思うけれど、出し惜しみせず消費するのが潔い。虚構推理の一種の型なので真相に予想はつくのだが、もはや構成自体が美しい。 -
2023.3.30読了。
虚構推理の醍醐味を一番味わえた「飛島家の殺人」は、特に素晴らしい出来だと思います。 -
いくら特殊設定と言ってもそんなのが流行っってたらミステリは成立せんだろと思いきやなんと成立どころか久し振りに会心の虚構推理\(^o^)/
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