あなたが誰かを殺した

  • 講談社 (2023年9月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784065311790

作品紹介・あらすじ

★★★ミステリ、ど真ん中。★★★
最初から最後までずっと「面白い!」至高のミステリー体験。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。
愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。
残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。
そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。
――私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれるミステリーが展開され、読者を引き込む魅力に満ちています。高級別荘地で起きた連続殺人事件を舞台に、愛する人を失った者たちが真相を求めて集まる中、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎が登場。物語は、...

感想・レビュー・書評

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  • 本作品のタイトル『あなたが誰かを殺した』の意味は何なのだろう。誰が誰に対して発している言葉なのだろう。そんな興味と疑問をもって読み進めた。表紙裏には、別荘地のような景色と5棟の建物の絵、所有者が「◯◯家」と示されていて、登場人物の優雅で煌びやかな背景を想像した。それぞれの所有者は、栗原、高塚、飯倉、山之内、櫻木であった。その内、飯倉の所有している建物は、通称「グリーンケーブルズ」と呼ばれ、山之内静江が管理していた。

    登場人物は、「栗原家」が栗原正則、由美子夫妻と14歳の娘、朋香。正則は公認会計士、由美子は青山で美容院の経営、朋香は札幌の寄宿舎付きの学校の中学生。「櫻木家」が櫻木洋一、千鶴夫妻と娘の理恵、そして婚約者の的場雅也。洋一は櫻木病院を経営する院長、千鶴は還暦前の主婦、理恵は櫻木病院の事務員で的場は医師。「山之内家」は40歳過ぎの静江。静江は、夫の死後この別荘を本宅として使用していた。そして静江の姪、20代後半の鷲尾春那。春那の夫の英輔。春那は看護師で英輔は薬剤師。「高塚家」は俊策と妻、桂子。そして、部下の小坂均、七海夫妻と小学6年生の息子の海斗。俊策は、いくつも会社を経営している70代半ばの会社の会長。

    別荘地で恒例となっている所有者たちのバーベキュー・パーティー。場所は山之内家。パーティーの中での会話は、それぞれに思惑があり、不穏な雰囲気が醸し出されていた。そこから、緊迫した状況が続く、慌ただしく動く警察や登場人物たち、何が起こっているのかは不明だが、事件が起こっていることは想像できる。そして、場面は『鶴屋ホテル』メイン・ダイニングルームのディナーに一挙に展開し、新たな登場人物のシーンになる。1人で訪れ、最高級の食事とワインを注文し、楽しむ登場人物。食事を終え、給仕係を呼び、警察に連絡するように頼む。そして、自分が犯人であると伝える。この一連の展開に思考が後からついていく感じがする。一連の展開に衝撃があり、本当なのかという疑問が湧く。この後の展開で、自首したのは桧川大志、東京都在住、無職、28歳と分かる。桧川は、犯人であることと動機は供述しているが、犯行の詳細は語らなかった。ここに、この物語の展開への興味と、加賀刑事がどのように事実を掴んでいくのかが気になって、どんどん読み進めていった。

    加賀刑事は、金森登紀子の知り合いとして鷲尾春那に会う。この出会い方にも興味が沸いた。春那の加賀刑事への語りにより、事件の概要が少し分かってくる。しかし、この時点では、春那の語りであることから、慎重になりながら読んでいた。というのも、本当のことを話しているのかが不明だったからだ。そして、春那からの依頼により、加賀刑事は休暇を利用して、春那と『鶴屋ホテル』で開かれる検証会に参加することになる。そこには、生き残った被害者の家族、小坂の家族、そして栗原朋香が通っている学校の寄宿舎指導員、久納真穂、警察の榊がいた。登場人物それぞれの素性や背景、関係が、徐々に明らかになり、加賀刑事の鋭い指摘や語りが胸を突く。その観察と洞察の鋭さに、思わず、声が出てしまうこともあった。

    『あなたが誰かを殺した』と書かれた便箋を入れた封筒が届いていたことが明らかになる。事件へのメッセージとも言える便箋が伏線になっていくことを予想しながら、誰が何のために送ったのかを考えながら読み進めた。

    検証会では、加賀が進行役に推され、取り仕切ることとなる。ここで、加賀の冷静に見抜く力が遺憾なく発揮されていく。物事への執着と見落とさない観察力に驚く。そして、爽快ですらある。ホワイトボードへの記録はまるで、本部のそれを見ているかのよう。この列記で、改めて被害者が明らかになっていく。通報時刻や発見時刻にそって時系列にホワイトボードに記された被害者は、櫻木洋一、的場雅也、鷲尾英輔、高塚桂子、栗原正則と由美子、この中で、的場以外の5人が命を奪われる。さらに、検証会で明らかになっていく新たな証言。そこにも、隠そうとする者の意図があり、怪しさは増していく。ここで、的場だけが助かったことが、伏線になっているのではないかと気にしながら、読み進めた。さらに、小坂海斗が怪しい人影を目撃していることが分かる。その口ぶりに違和感を感じ、何かが語られていないような、隠しているような雰囲気が出ている。このことが、物語の展開にどう影響してくるのかも気になりながら、読み進めた。さらに加賀と登場人物たちの検証会は続く。鋭い視点と考察で推測していく加賀。その姿に、加賀刑事の魅力が存分に伝わってくる。事件を徐々に解明し、犯行とその背景に迫っていく。そして、一人一人の素性や生い立ちまでもが判明していく。時折、出てくる別荘の図が、犯行の手順を想像しやすくしている。東野さんの細かな場面状況の描写とあいまって、想像の世界がクリアになり、物語に中に入っていく感覚がある。物語の終盤で、久納真穂の素性が明らかになる。その事実に驚き、思わず声が出そうになる。

    東野さんの巧妙な構成と登場人物の極まる個性が出てくる。作品世界にどんどん入っていく。ラストに向かって、さらにページを捲るスピードが速くなる。そして、桧川大志の人物像がクリアになっていく。事件の全容が徐々に判明していく。加賀の着眼と進行により。見え隠れする共犯者の存在。それがあれば、残りの疑問や不明点が解決できるだろうという気持ちが高なる。期待とともに。的場雅也にも背景があることが明らかになり、その点にも驚く。関係者の素性や背景が明らかになるにつれ、絞られる共犯者の存在。ここで、小坂海斗目撃証言に加賀が注目する。そして、証言内容が変わる。海斗が、変えたのは理由がある、それが明らかになることで、加賀が犯行の全容を明かしていく。そして、追い詰められた当人が、自分で話し始める。そのことが明らかになることで、悲しみとやるせなさが込み上げてくる。そんな背景があったとしても、そこまで追い詰められてしまうものだろうか。そして、桧川大志のつながりにも今の時代の脆さと儚さ、危うさを感じる。このことは、婚約者の理恵との関係にも影響していく。そこには、ほっとする感覚もある。

    最後は、新幹線で帰京する加賀と春那のシーン。物語の終わりを迎え、ほっとしながら読んでいたが、新たな真相が明らかになる。まだ隠れていたことがあったということに、胸騒ぎが大きくなる。しかし、全容が明らかになる清々しさもある。ふうっと大きく息を吐いて読み終えた。

    事件は解決したなと思いながらラストに向かって読んでいたので、次第に衝撃が走り、ページを捲る手が速くなっていた。登場人物の背景がラストに向かってスピードを上げて明らかになっていく。その展開を感嘆の気持ちを膨らませて読んでいった。すっきりとする部分と困惑する部分が重なり、複雑な気持ちが膨らむ。

    今作品も東野さんの展開の巧妙さや登場人物の設定に驚かされた。そこが楽しくもある。私にとって5作目となる東野圭吾さんの作品を読了した。加賀恭一郎刑事の作品としては、『祈りの幕が下りるとき』以来の2作目となる。加賀の冷静で細かな判断力や洞察力を思う存分楽しんだ。加賀刑事の魅力も十分に味わえた。また、次の東野さんの作品、加賀刑事の作品が楽しみである。

    • バーバさん
      いつもコメントにいいね、ありがとうございます。
      私も東野圭吾作品を漏れなく読んできているつもりですが、ヤンジュさんの深い考察で書かれた感想に...
      いつもコメントにいいね、ありがとうございます。
      私も東野圭吾作品を漏れなく読んできているつもりですが、ヤンジュさんの深い考察で書かれた感想に思わず唸ってしまいました。深いですね。
      これからも読書を楽しんでいきましょう!
      2024/08/21
    • ヤンジュさん
      バーバさん、コメントありがとうございます。東野圭吾さんの作品、楽しく読んでいます。登場人物が具体的に想像でき、魅力的に感じます。加賀刑事もそ...
      バーバさん、コメントありがとうございます。東野圭吾さんの作品、楽しく読んでいます。登場人物が具体的に想像でき、魅力的に感じます。加賀刑事もそうです。これからも楽しんで読みたいですね。
      2024/08/22
  • いい本ないかなぁと本屋さんを歩いていたところ目に止まり、単行本を4冊購入(*^▽^*)
    これで一万円弱。最近は本も高くなったなぁ。。。


    まずはやっぱり東野圭吾先生しょ!
    失敗しないんで(笑)

    あらすじはフォロワーさんがめっちゃ詳しく書いてくれているので、そちらを参考にするとして、何?何?
    これ、最初っから全力で面白いヤツじゃん!

    設定から、ミステリ好きにはもうたまらんヤツですよ。

    ドキドキしながら新品の本をめくると、そこには別荘の地図が!
    あーもう、これでまずやられるでしょ。
    きたーー。こういうやつよ。こういうのが好きなのよーー。

    そして文字の書いてあるページへ。。。
    ひゃーーーー。
    1ページ目からもう全力で面白い。
    うわぁ、このスタートか!
    こりゃ止まらなくなりますわ。


    誰が犯人なんだ?
    もう伏線を見逃すまいと、ちょっと気になった登場人物の行動は頭の中にメモメモしながら読み進める。

    伏線は気持ち良いくらいに回収され、ピタリとピースにはまっていく気持ちよさ!
    そして、しっかりミスリードにやられる私の情けなさ!
    それから中山七里先生ばりの、またきたかーーー!!!


    もう満腹ですわ。さいこー。
    こういうの大好き!!
    新品で買ったけど、何にも損した気分にならない!
    さすが東野圭吾先生o(^-^)o

  • いやぁ〜!すごかった!!
    最後の最後まで楽しませてもらいました!
    シリーズの中でもトップクラスの面白さだと思います。
    何かを考えさせられるとかではなく、推理が苦手な私でも純粋に読み物として楽しめたのは東野圭吾様様ですね。加賀恭一郎シリーズはやっぱり大好きだ!
    読んでいて途中途中で『おいおい、、、』って笑けてくるかと思いますよ。私は最後の方ずっとニヤニヤしちゃいました。
    是非!多くの方に読んで頂きたい!すっごく感想を喋り合いたい!

  • 高級別荘地で8月8日に別荘地に集まってバーベキューパーティをした五組の家族のうち五人がナイフで次々に刺され死亡、一人が重症という事件が起きます。

    犯人は桧川大志28歳で連続殺人を行ったことは自首してきましたが、それ以外は「誰でもよかった」「死刑になりたかった」との供述以外、黙秘しています。

    その中の被害者の一人である鷲尾春那は夫の英輔を刺され殺されます。春那は同じ病院の看護師である金森登紀子から警視庁刑事部捜査第一課の加賀恭一郎を紹介され一緒に、再び現場検証に向かいます。

    そして別荘地には他の被害者家族と被害はなかったけれどパーティに参加した小坂家の三人と、両親を殺された中学三年生の栗原朋香とその付き添いの久納真穂も一緒でした。

    そして集まってみると被害者家族と小坂家には『あなたが誰かを殺した』という文書が郵送されていたことがわかります。
    怪文書を送ったのは誰か…?
    そして加賀恭一郎は犯人には共犯者がいると推理します。
    怪文書にはどういう意味があるのか…?
    共犯は、この中の一体誰なのか…?



    東野圭吾さんは凄い人気なので図書館に発売日のひと月前にリクエスト票を出したのになんと7人待ちでした。
    でも図書館で4冊入れてくれたので実質2番目。
    でも、皆さん早いな~と思いました。


    以下ネタバレしていますので、これから読まれる方はお気をつけください。







    私が一番怪しそうだと思った人物はシロでした。
    そして一番怪しくなさそうな人物二人が犯人でした。
    状況証拠を丁寧に一つ一つ洗っていって推理した加賀恭一郎は凄いと思いました。
    一番怪しくないと思った犯人は本当に全然わかりませんでした。
    最後の最後のひねりが面白く読まされました。

    • kuma0504さん
      今更ながら図書館の予約を見ると、もう3年くらい待たなくてはならないような数でした。せっかく予習のために同種の本を読んだのに‥‥。買うほどじゃ...
      今更ながら図書館の予約を見ると、もう3年くらい待たなくてはならないような数でした。せっかく予習のために同種の本を読んだのに‥‥。買うほどじゃないので、文庫化待ちです。
      2023/11/01
    • まことさん
      kuma0504さん♪

      3年ですか!
      やっぱり凄い人気ですね。
      私はブクログを始めてから、ほとんど新刊本は発売日前にリクエスト票を...
      kuma0504さん♪

      3年ですか!
      やっぱり凄い人気ですね。
      私はブクログを始めてから、ほとんど新刊本は発売日前にリクエスト票をだすようになりました。今、気になっているのは原田マハさんの新作です。発売日20日くらい前に予約しましたが何番目かな。
      2023/11/01
  • 東野圭吾さん、加賀恭一郎シリーズの12作品目、現時点での最新作にあたる。
    「赤い指」からここまで連続して読んでみて主人公である加賀のファンになっている。
    誰にも礼儀正しく思いやりを感じさせ、事件に向き合う姿勢と伴う努力を惜しまず、人を労り、筋の通った正義感、頭の回転とキレと柔らかさが抜群。
    「紳士」という言葉がピタリとはまる。
    加賀が持ち合わすそれらが魅了しているからだ。

    今回の作品は以前に読んだ呉勝浩さんの「スワン」と似ていると感じた。

    今回は長期休暇中の身の加賀に個人的にある無差別殺人事件の相談がまいこみ、遺族達で開催される検証会に参加の要請を受けるところから始まる。
    その検証会はその無差別殺人事件の真相究明、犯人は既に自首して捕まっているのにも関わらず被害者遺族と犯人の接点もなく、何故別荘地が襲われたのか?何故被害者達が狙われたのか?を検証するために設けられた。
    そこからが加賀の本領発揮。抜群の読み応えで何度かのどんでん返しもあり、ミステリーの王道、ミステリーというよりも謎解き推理小説という様な作品だった。

    非常に嘘が多い作品なのも特徴で、皆が何か影を落としつつ物語が進んでいくので本当に集まった誰もが共犯者でも驚かないのだが、真相が触れるにつれその動機理由には驚かされる。非常に面白い作品。

    先程も書いたが本当に王道推理小説、加賀恭一郎シリーズとしての読み応えとしては薄く感じてしまった。もっと複雑で絡まる伏線が張り巡らされている様な作品が多かったのでそう感じてしまった。
    しかし「赤い指」以前は未読のためこちらが本線なのかも知れないなとも感じた。
    次作も期待、登紀子との発展も期待しつつ。

    • shintak5555さん
      ただいま、検証会が始まったところを読んでいます!
      ただいま、検証会が始まったところを読んでいます!
      2024/02/13
    • NSFMさん
      いいですね。
      楽しんで読んで下さい。
      いいですね。
      楽しんで読んで下さい。
      2024/02/13
  • 鬼★5 おもろい!これぞ推理小説! ロジカルで理解しやすい議論パートが秀逸 #あなたが誰かを殺した

    ■あらすじ
    閑静な高級別荘地、その地域に住む仲間たちがバーベキューパーティーを楽しんでいた。しかし宴が終わり各々の別荘に戻った深夜、別荘地が凶行の現場となる。
    その後に実行犯が自首してきたことで、事件の一端は解決したものの、犯行の詳細や動機を語ることはなかった。納得がいかない別荘地の仲間たちは、再度集まって話し合うことに。参加者のひとりが捜査一課の加賀恭一郎に相談、彼も話し合いの場に立ち会うことになったのだ。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ザ・推理小説! おもろい!

    東野圭吾先生の初期作品を彷彿とさせる本格ミステリーで、かなりパワーアップしてます。高品質な作品だし、人気はもちろん今年は秋の紫綬褒章も受賞されてますし、これは本年度国内ミステリー1位もある。

    正直、褒めることしかありません。文句なし。
    ・閑静なはずの高級別荘地で発生した殺人事件
    ・どこかで見たような特徴のある魅力的なキャラクターたち
    ・熱くロジカルに繰り広げられる議論パート
    ・とにかく読みやすく、分かりやすい
    ・現代にはびこる社会問題
    ・そして…強烈に描かれる真相と人間関係

    加賀恭一郎の推理、議論パートが鬼スゴですね。
    ロジカルで緻密なだけでなく、わかりやすいんですよ。これ大事。こんがらがった紐の結び目を、するするっと魔法のように解いていく。シンプルかつ腹落ち度も満点で、読んでいて気持ちいい。この辺りは東野先生の圧倒的な強みですね。

    キャラクターが素晴らしいのよ…あまりの完璧な人物設定に漏らしそう。
    早期リタイヤした成功者、権力者と服従する者、仲の良い家族、人生これからの新婚夫婦。誰もがうらやむような、愉快で健全でリッチな生活を送っている。そんな彼らなんですが… 詳しくは語りたくないので、ぜひ読んでみて下さい。

    かつて初めて古典の推理小説を読んだ時のような、ワクワクドクドキしながらページをめくる感じ。終盤に近付くほど、興奮で手が止まらない感覚になること請け合いです。

    事件の動機も…なかなか考えさせられますね。ここも詳しく語れないのですが、現代の闇を切り取ったような内容で、近い将来にどこかでありそうで胸が苦しくなりました。

    ■ぜっさん推しポイント
    これぞ、推理小説ですよ。ほとんど議論してるシーンばかりなのに、何故こんなにも面白いのか。

    東野先生の作品は人の絆を描いた、いわゆる大衆的ものが多く、ミステリーばかり読んでる私みたいな凝り固まったアホには、物足らなさを感じてしまう場合もあるんです。しかし、この作品は違います。東野圭吾先生の本格ミステリーへの本気度をみました。満足度100点満点です、大変申し訳ございませんでした。

    ミステリー初心者からマニアまで、おもいっきり楽しめる傑作です。今年を代表する一冊です、未読の人はとりあえず読め。

  • 事件の舞台は別荘地、そして金持ち。。。ありがちな設定だけど、それが好き!

    個性的なキャラ達と加賀恭一郎が事件を解明していく光景を、読み手もずっと一緒に追って行けるので面白かったー!

    登場人物を把握し、一番初めに出て来る別荘地の地図を見ながら、あとはもう兎に角読みやすかった
    ポイントは、加賀恭一郎がスマートにそして鋭くわかりやすく説明してくれるので楽しめた

    前半は通勤時間にちまちま読むしか時間がなくて、本当は一気読みしたかったあ〜

    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      ここにもコメントが…ありがとうございます♪

      わかります〜
      bmakiさんのコメント読ませて頂いて、同じだわ!と思っていました笑
      何度あの地...
      ここにもコメントが…ありがとうございます♪

      わかります〜
      bmakiさんのコメント読ませて頂いて、同じだわ!と思っていました笑
      何度あの地図を見たことか…
      そしてこの設定は、大好物です
      良いですよね
      2024/02/04
    • アールグレイさん
      初めまして!
      ハッピーアワーをキメたK村さんヾ(^▽^)
      ハッピーさんでいいですか?何でK村さんなのかな?なんて思ってます。(m`∀´
      本棚...
      初めまして!
      ハッピーアワーをキメたK村さんヾ(^▽^)
      ハッピーさんでいいですか?何でK村さんなのかな?なんて思ってます。(m`∀´
      本棚、拝見しました。
      私が読んでみたいけれど読めないでいる本、読みたいので図書館予約中の本、この本は後者です。・・・あと7人目位だったと思います。
      と、いうことでレビューは読了後の楽しみにさせて頂きますね!
      最近読んだ本の中でNo.1は777でした。シリーズものということは知っていたので、伊坂さん推しのフォロワーさんのアドバイスを受けマリアビートル読了後に読みました!
      殺し屋?!最高でした!★8?7?ハッピーさんは読みましたか?
      最後に、私はフォローした方にはいつもお薦めしている本があります。実はさてさてさんのお薦め本でした。ご存知でしょうか?ハッピーさんの本棚を見ると、少し一息つく時にどうかなと思います。
      柚木麻子さん、私にふさわしいホテル、です。・・・よろしかったら、サクサク読めると思います。
      遅読ですが、レビューは必ず書きます!
      これから、どうぞよろしく
      (。・_・。)ノ**
      2024/02/04
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      アールグレイさん、初めまして
      コメントありがとうございます(*´꒳`*)

      登録した時に、コメントのやり取りをするとは思っていなかったので、...
      アールグレイさん、初めまして
      コメントありがとうございます(*´꒳`*)

      登録した時に、コメントのやり取りをするとは思っていなかったので、長い名前になってしまいました
      ハピアワ、ハッピー、K村、ハー、ピー…何でもオッケーです
      適当ですみません

      『777』は未読です
      気にはなっているのですが、読みたい本が沢山あって追いついていけていません

      『私にふさわしいホテル』も今レビューを見に行った所、大変面白そうですね
      御紹介ありがとうございます
      機会をうかがって、読んでみたいと思います

      今後ともよろしくお願い致します(^O^)
      2024/02/04
  • /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 
     
    いや〜、面白かったです〜
    私は東野圭吾さんファンですが、久々の東野作品、よいタイミングで図書館の順番が回ってきて、ナイスでした。

    今作は、加賀シリーズですが、今までと違って、コナン的な感じ。とある未解決事件に関わる会に、たまたま暇だった加賀が付き添いでついていって、事件に深入りしていく感じです。

    そんな加賀は、45ページで登場!!
    やっぱり、加賀恭一郎はすごい。
    もう、新参者をテレビで見た時から、阿部寛のイメージしかないですが、かっこいい!!

    もう、登場人物達の裏の顔が見えてくると、怖い怖い…いや〜、人って怖い〜という感想です。
    そこを見抜いていく加賀が、やっぱりカッコいいです。

    何度も「あの人物に嘘は通用しない」という言葉がでてくるが、その言葉に意識を向けていくと、より面白さが広がっていく気がしました。



    /_/ あらすじ _/_/_/_/_/

    別荘地で殺人事件が起きる。
    事件の関係者の1人である鷲尾春那の付き添いとして、加賀が事件に関わっていきます。


    /_/ 主な登場人物 _/_/_/_/

    加賀恭一郎 警視庁刑事部捜査第一課
    金森登喜子 春那先輩
    久納真穂 朋香の宿舎の指導員
    桧川真穂
    榊 警察

    ■栗原家 別荘、防犯カメラのSDカードなし
    朋香 娘、推理オタク、中学生
    正則× 父、公認会計士
    由美子× 母、青山で美容院経営


    ■櫻木家 別荘、防犯カメラに桧川
    洋一× 医者
    千鶴 妻、還暦前、「みんなのためになるかどうか…」何かを知っている
    理恵 25歳ぐらい、1人娘、金髪
    的場雅也 理恵婚約者


    ■山之内家 本宅、防犯カメラに桧川
    静枝 春奈父の妹、40過ぎ、若い、美人
    鷲尾春那 娘、看護師
    鷲尾英輔× 春那夫、薬剤師

    ■高塚家 別荘、防犯カメラコード切断
    俊策 70代、病院会長
    桂子× 妻、陰の女帝、「あの女の正体を知っている」

    小坂均 俊策部下
      七海 妻
      海斗 息子、小6

    ■飯倉家 グリーンゲーブルズ

    × 亡くなった方

    ■容疑者
    桧川大志
    黒いパーカー

    • のんさんさん
      Manideさん

      私も東野圭吾ファン何ですが、こちら読み忘れていました。
      Manideさんの感想簡潔で読ませていただいていますが、読んでな...
      Manideさん

      私も東野圭吾ファン何ですが、こちら読み忘れていました。
      Manideさんの感想簡潔で読ませていただいていますが、読んでないこちらの本ね感想も、読みそうになっちゃいました。危ない。
      でも、Manideさんの星マーク5だからきっと面白いだろうから、近々読みたいと思います。
      2025/10/19
  • タイトルの「あなたが誰かを殺した」という台詞が絶妙なタイミングで出て来ます。
    事件は割と早めの段階で起き、その後、残された遺族や関係者による「検証会」でのひっ迫したやり取りに目が離せませんでした。
    事件の真相には何度も驚かされました。
    面白かったです!
    加賀さんが登場する他の作品も、もっともっと読みたいです。

  • 加賀恭一郎シリーズ最新作


    東野圭吾さんの新作ということで手に取りました
    安定の面白さであっという間に読めました
    最後の最後まで楽しめました!
    文句なしの★5つです!


    高級別荘地で起こった殺人事件
    犯人は捕まったものの、
    具体的な犯行内容を明かそうとしません。

    そこで被害者家族たちは真実を知るために集まり
    検討会を行うことにします。
    そこに参加することになった加賀恭一郎。

    推理はもちろん、
    被害者家族たちの話をまとめていく様も本当に見事でした!!


    事件の全容も驚きましたが
    それぞれが表の顔と裏の顔を持っていて
    それが明らかになっていく様も
    この物語の面白さの一つでしょう。

    テンポも良く、飽きることなく最後まで読めました!

    終盤の畳み掛けるような真実の数々に
    読む手が止まりませんでした!!!
    あー面白かった(^^)
    純粋に物語や展開を楽しませてもらいました!



    東野さんはいろんなシリーズを書いていて
    そのどれも本当に面白くて
    改めてすごい作家さんですね

  • 加賀恭一郎のシリーズ。
    楽しみにしていた今回の加賀の活躍。
    やはり凄いなと思う。
    最後の最後にこうきましたか〜となる。
    想像もしない結末にこれだからミステリーを読むのはやめられないと思ってしまう。

    珍しいのは集団相手で、別荘地で起きた連続殺人事件の真相を追うというところ。
    しかも家族を集めて「検証会」を行う。今までとはちょっと違う司会役を務めた加賀に注目できたという面白さ。
    それぞれの家族の内情を知るにつれ、怪しいのは誰か⁇と解き明かそうとする面々を観察できるのも楽しめる醍醐味。
    どうしたって悲劇なのは変わらないわけだが、最後は辛い。

    加賀に嘘は通用しない。
    確かに。

  • 面白かった!
    加賀恭一郎シリーズ
    舞台は別荘地で、言ったらいけ好かない感じの
    お金持ちたちが出てくるわけですが、
    皆それぞれ腹に一物を抱えています。

    事件の検証会という形で被害者達が集まり
    そこに加賀刑事も参加することになり
    真実は思わぬ方向へと、、、

  •  この作者は、息を吐くように小説を書くのだが、つまらない作品がないのがすごい。

  • ドロッとした人間関係はわりとベタな感じでしたが、さすが東野圭吾さん、謎解き&物語の展開、読ませます‼️
    加賀恭一郎やっぱりかっこいい

  • 繁忙期を抜け、愉悦の読書タイムに選んだのは、加賀恭一郎シリーズ近作。想像していたよりリゾート感はない。加賀に嘘は通用しないという台詞に偽りはなく、全編にわたり彼の慧眼が冴えわたる。人間の感情は見た目ほど単純ではないことを思い知らされた。ラストシーンにその要素が凝縮されており、秀逸であった。

  • ごめんなさい!
    登場人物の多さに、最後まで誰か誰だかはっきり覚えられない人がいました…!笑

    誰が人を殺していてもおかしくないような、登場人物たちそれぞれの腹黒さ(笑)を感じつつ…
    でも、ストーリーは予測できなくて、さすが東野さんだな〜。

    • autumn522akiさん
      わかる!登場人物に混乱するパターンのやつ。
      私も良くなります、感覚で乗り切る場合が多い^^

      まじめにやるならノートに人間関係図を書い...
      わかる!登場人物に混乱するパターンのやつ。
      私も良くなります、感覚で乗り切る場合が多い^^

      まじめにやるならノートに人間関係図を書いてくのがいいですね。
      ひとりずつ書けば案外手間でもないですし、理解が深まりますよ。
      2024/07/03
    • 日野レッドドルフィンさん
      東野圭吾さんは好きですが、未だ読んでいませんでした。
      面白そうなので読んでみます。
      読んだら、今から本棚に入れておこうかな?
      東野圭吾さんは好きですが、未だ読んでいませんでした。
      面白そうなので読んでみます。
      読んだら、今から本棚に入れておこうかな?
      2024/08/04
  • 久しぶりの加賀恭一郎シリーズ。常に冷静沈着の加賀に嘘は通用しない。
    今回は長期休暇中に、他県での事件への同行を依頼されるという、波乱の展開。こういうのは有りの事なのだろうか。東京と神奈川県警の確執のように、縄張り意識の強い警察では大変なことのように思う。
    加賀が司会を務める遺族会の事件調査会。次々と事件の経過が明らかになってくる。ただ、食事会が犯人と同じものを食べるとなると、悪趣味というか黒幕の意向かと疑ってしまう。そこからの展開が波乱過ぎた。表題の手紙が関係者全員に送られたり、送った犯人が意外な人物だったり。
    辿り着いた黒幕(共犯者)に驚く。それだけでなく、最後の展開にも驚愕。何度も出てくる、加賀に嘘は通用しないので解き明かされてしまう。味方でいる時には最強だが、敵に回すと最悪の刑事と認識される。

  • 大好きな加賀恭一郎さん登場!
    また会えるなんて、幸せ。
    ひたむきな看護師 金森登紀子さんも。
    二人の名前を見るだけで、もう嬉しい☆彡

    今回も 期待を裏切ることはない。
    閑静な別荘地帯でのBBQパーティー。
    そこで起こった連続殺人事件。
    「誰でもよかった。死刑になりたい」
    犯人があっさり自供する。
    ところが、犯行の詳細についての供述はゼロ。

    真相を知りたい遺族が検証会をすることになり、
    遺族の一人、春那に付き添うことになったのが
    休暇中だった 我らが加賀恭一郎!
    「本当に誰でもよかったのでしょうか」
    加賀は謎を丁寧に検証し始める。

    加賀を春那に紹介した金森登紀子は言う。
    「あの人に嘘は通用しない」
    事件のからくりを解明したあとも なお
    これでおしまい とはならない。
    最後にそっと明かされる秘められた謎。
    「えっ?!」背中がぞくっとする。

    加賀恭一郎さん、これからも
    私たちの前に出てきてくれないかな。
    金森登紀子さんのことも気になるぅ。

  • 次々と暴かれていく真実が繋がっていき、最後の最後までハラハラして楽しかったです。
    加賀さんのキャラも素敵でした。
    他の加賀さんシリーズも読んでみたいと思いました。

  • 加賀刑事の嘘を見抜く観察眼と別荘に住む人達の裏の顔を暴かれていき、人の嫌なところが垣間見れた。その悪いところがある人の動機に繋がっていて、あなたが誰かを殺したのワードが最後にとても強く響きました。かなり面白かった

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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