- 講談社 (2023年4月13日発売)
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感想 : 9件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784065317600
作品紹介・あらすじ
教育勅語・御真影から「日の丸・君が代」、元号法まで。明治維新から令和に至る、日本の近代教育と天皇制の関係性を考察する。
「御真影」を救うため火中に飛びこみ「殉職」した校長――単なる「紙切れ」は、いかにして「神聖」とされるに至ったのか? 「教育勅語」と「御真影」が当初の目的を逸脱し、「絶対視」されてゆく戦前の過程を丹念にたどる。また、敗戦によりいったん無効と公的に宣言された「教育勅語」が、にもかかわらず、既成事実の積み重ねにより復権を果たしてゆく戦後の過程も客観的に叙述する。教育への国家介入の危険性に警鐘を鳴らす力作。
みんなの感想まとめ
近代日本における教育と天皇制の複雑な関係を深く掘り下げた本書は、教育勅語や御真影がどのようにして神聖視され、国家の統合を促す手段となったのかを明らかにします。著者は、明治維新から戦後にかけての教育制度...
感想・レビュー・書評
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朝、校舎の廊下に掲げられた額縁の記憶は世代を越えて静かに語りかける。教育勅語と御真影――近代日本の教室に置かれた二つの象徴だ。1955年生まれの私は知らない、親世代のことではある。
それを盲目的服従の装置として断じる前に制度が形づくられた過程を丁寧にたどる。
忠誠と徳目は国家統合の言語であると同時に日常の規範でもあった。
だが戦後象徴は解体され教育は価値の空白に立つ。国民にとって教育とは何か。答えは教壇の外にある。問いを立て続けることが大切であり次の時代の御真影となる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天皇機関説事件や国体明徴運動、その後の国民精神総動員が「天皇の神格化」を完成させたというのは、解釈の飛躍があるように思える。「イデオロギー」に囚われることなく、淡々と実証主義的に論じれば興味深い研究になったと思うのだが。
ちなみに「現人神」とは別に、皇族がアマテラス(神様)の子孫であるということは、戦後も否定されてはおらず、戦前と変わらぬ「テーゼ」となっていることには留意すべきかと。信じるか否かは別として。 -
【初出情報】
製品名:教育勅語と御真影 近代天皇制と教育
著者:小野雅章
発売日:2023年04月13日
定価:1,320円(本体1,200円)
ISBN:978-4-06-531760-0
通巻番号:2701
判型:新書
ページ数:336ページ
シリーズ:講談社現代新書
教育勅語・御真影から「日の丸・君が代」、元号法まで。明治維新から令和に至る、日本の近代教育と天皇制の関係性を考察する。
「御真影」を救うため火中に飛びこみ「殉職」した校長――単なる「紙切れ」は、いかにして「神聖」とされるに至ったのか? 「教育勅語」と「御真影」が当初の目的を逸脱し、「絶対視」されてゆく戦前の過程を丹念にたどる。また、敗戦によりいったん無効と公的に宣言された「教育勅語」が、にもかかわらず、既成事実の積み重ねにより復権を果たしてゆく戦後の過程も客観的に叙述する。教育への国家介入の危険性に警鐘を鳴らす力作。
[https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000376431]
【簡易目次】
はじめに
第1章 明治初期の天皇制と教育
第2章 教育勅語の発布と御真影・学校儀式
第3章 日露戦争前後の教育勅語・学校儀式
第4章 国民精神作興と御真影・学校儀式
第5章 ファシズム的状況における教育勅語・学校儀式
第6章 戦後教育と象徴天皇制
第7章 1970年代以降の天皇・天皇制と教育 -
【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/475495 -
東2法経図・6F開架:B1/2/2701/K
