新装版 BT’63(下) (講談社文庫)

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  • 講談社 (2023年5月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784065318027

作品紹介・あらすじ

絶望を生きた後に、希望はあるか。
感動のラストへひた走る、著者渾身の超大作。

タイムスリップした琢磨が目の当たりにしたのは、
若き父・史郎が直面した試練の日々だった。
闇の住人・成沢が仕組んだ罠、異形の殺し屋『猫寅』との戦い。
史郎は愛する鏡子を守ることができるのか。
そして、呪われたトラックBT21号の数奇な運命は――。

池井戸ワールドの真骨頂!

みんなの感想まとめ

絶望を生き抜いた先に希望が待つというテーマが深く描かれた物語。タイムスリップした琢磨が若き父・史郎の試練を目の当たりにし、彼の愛と苦悩を通じて親子の絆が強調される。闇の住人・成沢との対決や、異形の殺し...

感想・レビュー・書評

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  • もう無駄に長い!ごっちゃになって分からんなる

  • 上巻からの一気読み。
    ファンタジー的度合いはますます増して、憎々しげな悪役も幅をきかせ、ホラー小説の気配。
    読み進めるうちに目を背けたくなるような想像するだに恐ろしい場面まで。
    不思議さばかりではなく人としての愛情とは、親子の血の深さ、またひとつの会社組織の終焉や経済成長期の社会問題などオールラウンドエンタメとしても楽しめました。

  • 絶望を生きた後に、希望はあるか。
    感動のラストへひた走る、著者渾身の超大作。

    池井戸潤、こんな小説も書けるんだ、呪われたトラックBT21号が取り持つ、関わった人々の人生
    呪われた人生と、だからこそ幸せな人生だった、小真木を愛した、我が息子の話。
    タイムスリップした琢磨が目の当たりにしたのは、
    若き父・史郎が直面した試練の日々だった。
    闇の住人・成沢が仕組んだ罠、異形の殺し屋『猫寅』との戦い。
    史郎は愛する鏡子を守ることができるのか。
    そして、呪われたトラックBT21号の数奇な運命は――。

    池井戸ワールドの真骨頂!

  • こんな作品も書かれるんだ…、と言うのが率直な感想。
    昭和30年代~40年代の日本がどんな風な時代だったのかわからないし、想像する戦後の日本の無秩序な時代はこんなに物騒な感じだったのか…!?という驚きもあり…。
    ラストはちょっと肩透かしというか、物足りなかった感あります。

  • 辛く悲しい父の過去を巡る話。闇の住人が恐ろしく明るい要素があまりないけど、ナレーションも良く聴き応えがあった。琢磨側の現在の話は淡白なのが少し残念。

  • 後編。
    息子、琢磨は父の冒険を共に経験する。
    会社の業績低下。
    DVから逃げてきた薄幸の親子との出会い。
    そして社員が密かに関わっていた、ヤクザとの関わり。

    BT'63という個性の強いトラックは、その全てに関わる。
    降って湧いたような殺人事件から続け様に起こる不幸。


    物語は、主人公の再出発と、親子愛に包まれ感涙。

  • BT´63は主人公と過去の父親を繋げることができた。

    父親は主人公に過去を語らずに生涯を終えた。

    過去の父親の姿を鑑賞することで、断片的に出来事を読み取ることができた主人公は、父親を詳しく知ろうと手がかかりを探して行動していく。

    仕事が生きがいであった父親の会社は倒産することになる。主人公は過去を知った上で、結末を変えることができないのは残酷だと感じる。

    過去と未来が交わることはない。
    私はこの本を読み、村上春樹の海辺のカフカを思い出した。

    BT´63と主人公が出会った時、何かが大きく変化するのではと読者に匂わて、実際はストーリーに影響しない。期待を裏切られた感じがある。

    話が膨らみそうな部分で収束する。
    とりあえず期待を返してほしい。

    非道徳的なキャラに対しての鉄槌が全て殺害であるのもスッキリしない点であった。







  • もう少し幸せであって欲しかったと登場人物達へ願う切なさが心に残ります。

    決して幸せな人生を送れる人達ばかりではない、苦労の上に苦労を重ねて報われない不幸の連続に読んでいて心が重くなりつつも、最後に少しの穏やかさを与えてくれたので後味は悪くありませんでしたが、それでも登場人物の人生の幕を下ろす際の心情を思うと切ないですね。

    主人公は息子というより過去で懸命に生き抜いた父の方でした。
    強くて愛情深い人。
    切ない。

  • 思いもよらない方向に物語が進み、ハラハラドキドキしながら一気に読みました。
    単に過去の出来事が明かされていくでなく、現代でも物語が進んでいくのがよかったです。

  • 現実の方の深掘りが物足りなかったかな

  • 池井戸作品初心者ですが、上巻から下巻まで惹き込まれるように読み終わりました。
    途中胸が苦しくなるような場面が多々ありました。
    ですが、読後は何故かスッキリとした読了感を味わえました。
    私は高評価に値する作品だと思います。

  • 自分の父親を過去を知る旅。うつ病で長期入院したことで仕事も妻も失った主人公。あることがきっかけで、5年前に他界した父が倒産した会社に勤めていたことを知る。また、過去にタイムスリップもできるようになった。過去には、自分の母とは別に父が愛した女性がいて、会社を倒産させまいと奮闘する父の姿があった。過去と現代を行き来しながら父の人生の真相が解き明かされていく。上下巻でボリュームがあり、話自体も全体的に暗いが続きますが、気になり一気に読みました。自分も子供を持つ父として「何でもない日常を過ごせることが、どれだけ素敵なことか」を教えられた1冊です。時間がある時に一気読みすることをオススメします!

  • すっかりハマってしまった

  • 設定的にはあり得ないストーリーだったが、平凡に思っていた自分の父親が人殺しのヤクザ者と切った張ったの世界でもがいていた時代があるなんて、池井戸ワールドからはちょっと逸脱テーマかな。

  • 20250828

  • ・感想は(上)参照

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1323841

  • あんまり好きじゃなかった…暴力描写がこわくて…

  • これまでの池井戸作品とちょっとテイストの違う作品
    今作は銀行との融資は出てくるものの、それがメインではなく、むしろ添え物的な感じしかない
    心を病んで2年間も入院していた琢磨が、父親の残した車のキーを発見し、それがきっかけで父の生きていた過去と現在を行き来するファンタジーだ
    しかしそのファンタジーの中には父が勤めていた運送会社のトラックをめぐるブラックな物語も描かれている
    ヤクザあり、殺人あり、恋愛ありの珍しく内容てんこ盛りの内容になっている
    読者としては主役が追い込まれるほど引き込まれていくものなのだが、今作はちょっと盛り込みすぎな気がする
    そもそもタイムスリップすること自体が安直な気がした一作だった

  • 悲しい呪いを背負ったBT21に追いつかれる話と思うも一転、父の思い出を乗せ人生を立ち止まった息子にエールを届けようとしていた祝福のBT21くんのお話
    息子が真っ直ぐに思い出とその想いを受け継ごうと奮闘する後半戦は熱いものがあった
    昭和の闇は怖すぎて顔歪めながら読んでた

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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