クメールの瞳 (講談社文庫)

  • 講談社 (2023年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784065318652

作品紹介・あらすじ

邪な心を持つ者に
その「瞳」を渡してはならない

乱歩賞作家が描く、時空を超えたトレジャーハント・ミステリー!

預けたいものがある、という電話の二日後に不審死を遂げた恩師。友人の栗原、恩師の娘・夕子と遺品整理をした北斗は、自分にあてた謎のメッセージを見つける。恩師が託そうとしていたものは何か。なぜ、彼は死ななければならなかったのか。真実を追う北斗たちは、やがて「クメールの遺物」をめぐる争奪戦に巻き込まれてゆく。

圧倒的スケールの”秘宝”争奪戦!

感想・レビュー・書評

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  • テーマは壮大で展開は普通だった。

  •  会社員としての仕事のかたわら、カメラマンとして活動する平山北斗は、学生時代の恩師で、現在も親交のある鳥類学研究室の樫野教授から、『君にいったん預けたいものがある』と頼まれる。しかし教授はその二日後に亡くなってしまう。本当に事故だったのか。教授は何を預けようとしていたのか。北斗は学生時代の友人や恩師の娘らとともに、恩師の遺した謎を追っていく。クメール王朝の遺物の正体とは――。

     というのが、物語の導入で、様々な過去の歴史的な出来事が挟み込まれながら、現代を生きる北斗たちは、数奇な運命を辿るクメールの遺物を巡る戦いに巻き込まれていきます。簡潔で的確な文章から立ち上がる美しい情景描写、一筋縄ではいかない、そして胸の熱くなる展開。大変、素敵な冒険小説でした。

  • 預けたいものがある、という電話の二日後に不審死を遂げた恩師。恩師が託そうとしていたものは何か。なぜ、死ななければならなかったのか。真実を追う北斗たちは、やがて「クメールの遺物」をめぐる争奪戦に巻き込まれてゆく。(e-honより)

  • 北斗は、「預けたい物がある。」と恩師から電話で告げられた。数日後、その恩師が不審死を遂げる。
    クメールの遺跡から持ち出された秘宝が、フランス軍人によって、幕末の日本に持ち込まれた。
    恩師の不審死とクメールの秘宝が繋がった時、秘宝の恐るべき機能が明らかになる。
    久しぶりの冒険小説は、やはり面白い。

  • 面白かった。
    ただ異国の遺物を探し出す長い旅の話かなと思ったら、遺されたヒントを元に故人が辿った道筋を辿る冒険譚。過去と未来を行き来する話と、全て繋がった時の爽快感が素晴らしかった。オタクの知識はやはり凄い。。恩師の言葉や思い出、遺物を元に受け継がれる想い等、人が亡くなっても受け継がれるものがある事に心が温まった。
    前後編で話が膨れそうなのに1巻でサック読める綺麗にまとまった話だった。

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著者プロフィール

1973年、東京都生まれ。千葉大学理学部物理学科卒業。2018年、『到達不能極』で第64回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。近著に『環境省武装機動隊EDRA』『一千億のif』『レーテーの大河』がある。

「2023年 『クメールの瞳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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