- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065319468
作品紹介・あらすじ
行こう、あなたと。
家を抜け出して、少女は銀霧が舞う森へと旅に出る。
絶賛沸騰の王道ファンタジー!
全国で続々☆第1位☆
紀伊國屋書店ベストセラー(2023年6月2週・小説部門)
丸善丸の内本店(6/22~6/28 フィクション部門)
三省堂書店池袋本店 (6/12~6/18 文芸書部門)
読書メーター読みたい本ランキング(単行本部門週間 2023年4月28日ー5月4日)
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続々推薦の声!
「この波瀾に満ちた別世界を
ヒロインとともに歩めるのは
読者(あなた)の特権です」
――田中芳樹(『アルスラーン戦記』)
「魅せられた。
銀呪の地、レーエンデに。
ファンタジーはこうでなくっちゃ!」
――柏葉幸子(『霧のむこうのふしぎな町』)
「読後、放心し、
空を見上げ、トリスタン、と呟く」
――恒川光太郎(『夜市』)
「これから寝床に入る者は幸福だ。
朝よ来るなと怯える夜も、この物語があればいい!」
――紅玉いづき(『ミミズクと夜の王』)
「懐かしい幻想の薫りに浸る、幸せな読書でした。
――行こう。恐ろしくも美しい、レーエンデの国へ」
――柳野かなた(『最果てのパラディン』)
―――
〈あらすじ〉
異なる世界、聖イジョルニ帝国フェデル城。
家に縛られてきた貴族の娘・ユリアは、英雄の父と旅に出る。
呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。
空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。
その数々に魅了されたユリアは、
はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、
やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく。
感想・レビュー・書評
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話題のファンタジー小説「レーエンデ国物語」の初作を読了。
ファンタジー系の作品は(ハリー・ポッターやナルニア物語含め)これまでほぼ読んでおらず、遡れば「ロードス島戦記」になるかも。シリーズものはひと通り読んだし、当時ハマったものの、なんとなく機会がなく、今に至る。
さておき、本作は、不治の病が流行るレーエンデと呼ばれる国を舞台にした物語。魔法などは一切出てくることはなく、レーエンデに住む人、近隣国から訪れる人とのヒューマンドラマが中心なので、ファンタジー系が苦手な方でも、ハマる方が多いのでは。今作の推しキャラは「トリスタン」。
どうやら、2作目は初作の100年後ということで、また毛色の違う内容らしい。早速、図書館で予約をしてみることにする。 ★4.0詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新年度がはじまりましたね!
春休みと、新年度の準備、
子どもの体調不良から
私も体調を崩しカオスでした( ͡° ͜ʖ ͡°)
母親が体調崩すと詰みますね、、、
そんな中また長い物語に足を突っ込んでしまいました
3部作?全5作?の一作目ということで
ファンタジーです。久々!
本屋大賞ということで手に取りました
私カタカナが得意でなくてですね。。
地名とかあんまり出てこない人名とか
誰だっけ??ってなってしまうんで
馴染むまで時間がかかりました
でもいつのまにか
トリスタン!!!とか言ってる自分がいました
一作目は恋愛の物語
トリスタンとユリアの運命が泣けました
ヘクトルもめっちゃかっこいいです!
次はどんな話なんだろう
とりあえず次も読みます!!
早く読まないとまたカタカナの名前忘れてしまう。。笑-
2024/04/03
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2024/04/04
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これは日本人が書いた異国籍ファンタジーです。
『レーエンデの聖母』と呼ばれることになる運命の女性ユリア・シュライヴァ16歳とその父、ヘクトル・シュライヴァが古来『呪われた土地』と呼ばれてきたレーエンデに向かうところから始まります。
そしてそこで二人が出逢った18歳の青年トリスタン。
トリスタンは不治の病と言われる銀呪病に侵されています。
ユリアとトリスタンは恋に落ちますが、二人の恋は実るのか…。
二人の未来はいかに…。
この作品は492ページあります。
私はファンタジーが本当は苦手なのでなかなか読めず、少しイライラしました。
この作品は続編の『レーエンデ国物語 月と太陽』があるので、既に図書館にリクエストしたのですが、608ページあるんですよね。リクエスト取り消すかどうか今、思案中です。
この物語というよりファンタジーで、特に王様、お姫様、王子様が出てくる感じがだめなんです。ごめんなさい。
ブクログにはこの作品に愛情溢れるレビューが他にたくさんあるので、そちらを参考にされてください。
でも最後はユリアとトリスタンの生き方に涙しました。 -
「革命の話をしよう」
というわけで、2024年本屋大賞ノミネート全10作品読了ですよ!
なんか凄くね?いや実際凄いよね!
書評家の人みたいやw
で、全10作品を読んだ上であらためて『存在のすべてを』を推します!
果たして結果はいかに?!
さて『レーエンデ国物語』です
冒頭の一文はこの物語の書き出しなんですが…
うーん、革命の話だった、これ?
いや革命の話全く出てこなかったと思うんだけど、どうなの?
革命の概念が違うのか?
【革命】被支配階級が時の支配階級を倒して政治権力を握り、政治・経済・社会体制を根本的に変革すること。
ほら、やっぱり!
そんな話じゃなかった!
「革命の話をしよう」で始まって「革命の話を」しないって斬新すぎてついていけませんでした
そんなん言ってみたら一文字も作品の話をしないレビューみたいなもんじゃん?そんなん許せます?わいは無理だわ〜
それから帯の煽りね
それこそ叙事詩的な重厚なファンタジーを想定してたんだけど、めちゃめちゃライトなんだもんな〜
それはそれで悪くなかったんだけど、全体的に最初に思ってたんと違いすぎて
それこそ革命を成し遂げた英雄譚だと思って読み始めたために、そことの乖離が大きすぎてこの評価になっちゃいました
うーん、ていうか昨今の出版業界、帯の売り口上ヘタ過ぎひん?
わいの感性の問題なんかな〜?-
2024/03/21
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2024/03/21
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2回もないって言ってる!
しかもこれも読んでないから擁護できません。
(他8冊はどうにか読みました(`_´)ゞ)2回もないって言ってる!
しかもこれも読んでないから擁護できません。
(他8冊はどうにか読みました(`_´)ゞ)2024/03/21
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いやぁ~、ファンタジーっていいですね
まるで物語の中に自分も入り込んだような気分になって読み進めてしまいます
それは、おっさんになっても子どものように純粋な心を持っている私だからでしょうかw
いやいや、それだったら私も純粋な心を持っているよ!っていうあなたも物語の中に飛び込んでみましょう
本作の舞台はレーエンデ
空には泡虫が舞い、緑の樹海が地平の彼方まで広がり、中でもひときわ目を引くのが乳白色で天へ伸びる古代樹
レーエンデは「美しく、不思議な国だ」
だが、一方で「呪われた土地」とも呼ばれている
それは、全身が銀の鱗に覆われていき死を迎える銀呪病というレーエンデ特有の風土病が存在するからだ
さぁ、こんな世界ワクワクしませんか!?
そして、登場人物もやっぱり重要ですよね
そりゃ素敵な登場人物が出てきますよ!
ヘクトル・シュライヴァ
騎士団長にして英雄、帝国最強の騎士
トリスタン・ドゥ・エルウィン
レーエンデの射手
とにかくこのふたりがいいんです!
ヘクトルはトリスタンを信頼しきっている
トリスタンはヘクトルを「団長」と呼び尊敬しているが…、扱いが雑なんですよw
ふたりのやりとりがまるで漫才みたいw
けどこのふたりの関係性、絆が素敵なんです!
そして、ストーリーは…
それは書きませんよw
ワクワクしたい人は読んでくださーい!
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2023/08/13
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1Qさ〜ん、こんばんは(^^)/
買おうか迷って図書館予約してます!
たぶんもうすぐのはず(๑˃̵ᴗ˂̵)
わぁ!1Qさんも評価いいしめっち...1Qさ〜ん、こんばんは(^^)/
買おうか迷って図書館予約してます!
たぶんもうすぐのはず(๑˃̵ᴗ˂̵)
わぁ!1Qさんも評価いいしめっちゃ楽しみだ〜♪
最近、続編?も出ましたよね
ファンタジー大好き♡♡2023/08/13 -
mihiroさーん、こんばんは♪
ファンタジーいいですよね!
で、本作もすでに続編が出たみたいですね
何巻まで出るんだろう??
ひとまずmi...mihiroさーん、こんばんは♪
ファンタジーいいですよね!
で、本作もすでに続編が出たみたいですね
何巻まで出るんだろう??
ひとまずmihiroさんは本作から楽しんでみてください(〃ω〃)2023/08/13
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物語への没入感。
ファンタジー小説は抵抗かあったが、とんでもなく吸い込まる世界観に圧巻した。
国を守り病と戦い愛するものを想い生き抜く姿に打たれた。
トリスタン、いい人すぎるな、、。
第三部にまで続く物語なので続きが気になるし、ただ終章の終わらせ方が呆気なくエールデの今後を少しくらい知りたかった、、次作を読めと言うことか、、
これ、アニメや映画になったりしないだろうか?
満月の中の幻の海や銀色の動物、レーエンデの風景も綺麗な映像になりそう。 -
私の住む市の図書館で、最も蔵書数の多い図書館が今月から11月末まで休館しており、その影響でこれまで追っていたシリーズが、いくつか読めなくなってしまい(グレーラビット、吉野朔実、ドラゴンランス、母の友、等々)・・・まあ、母の友くらいは買えばいいじゃないかという話なのですが、まだ本にお金を注ぎ込める余裕がないのです。
というわけで新たに注目したのが、いつもの図書館に3作品あった、このシリーズで、格調高い表紙のデザインには、かなり期待値が上がったのだが・・・。
世界観は、中世ファンタジーを思わせる王道ものだが、魔法は今のところ無さそうで、その代わりに、銀呪病などの不思議な現象や生物が多少存在するけれども、そういった特殊なものは極力入れないようにしている雰囲気があり、種族もいくつかあるものの、いずれも現代社会で言うところの外国人のような違いに留めている感じには、読み手に親しみやすさや共感を得やすい形にしたのではないかと思われながらも、冒険ものとしては世界を変えるための地味な第一歩的な内容に、これは中々良いのではと、最初は思いました。
読み始めて、まず気になったのが、序章を始めとした重厚さのある文体とは対照的に、登場人物の語り口の、そのあまりの軽さとのギャップ感であり、しかもそれはかなり現代的なそれであり、ファンタジーなんだけど、まるで現代社会で生きている人達が、そこにタイムスリップしたような感覚に陥ってしまい、異世界感を味わえなかったことが一つ。
次に物語本編の内容でして、約500ページある中の約6割が冗長に感じられてしまい、日常のちょっとした生活ぶりや季節感を細かく書くのは別に良いとは思うのだけれど、そうした点を細かく書くのであれば、終盤のあの急展開はなんだったのだろうと感じてしまい、本編が「ユリア」や「トリスタン」、「ヘクトル」、それぞれの物語を平行して書く意図があったのだとしても、もう少し短縮できたのではないかと思い、ページ数が多いのは別に構わないのですが、多ければ多いなりの、それに見合った内容であってほしかったです。
それから、これが最も気になったことなのですが、登場人物の個性がもう少しくっきりしてればなあ、ということで、メインの人物はイラスト付きで紹介されてるから、本編ではあまり詳細に描写しないのかもしれませんが、その全ての人物が、過去の出来事と今何をしたいのかという思いだけで表現されていて、とても真摯に書いてくれてるとは思うのですが、あともう一捻りとして、その人特有の口癖であったり、決まった仕種があるだけで、登場する度に「あっ、この人だ」という、忘れ難いイメージとして焼き付けられるのではないかと思いました。
なんて色々書きましたが、それでも終盤の展開には、思わずのめり込んでしまい、ストーリーテラーとしての魅力は十分にあると感じられましたし、ここでの出来事やメインの3人以外の登場人物が、次巻以降に於いて、どのような関わり方をしていくのか、そこに期待しながら、もう少し読み続けてみようと思います。-
たださん
こんばんは!
『レーエンデ』読みましたか〜
これ、本屋大賞にノミネートされたくらいなので、高評価の方も多くてまぁ人気作なんですが...たださん
こんばんは!
『レーエンデ』読みましたか〜
これ、本屋大賞にノミネートされたくらいなので、高評価の方も多くてまぁ人気作なんですが、自分も含めてあまり評価が高くない人は、ほぼほぼ「重厚匂わせ詐欺(詐欺言うな)」に言及してる気がしますね
物語としては悪くないんだけど…やり口が…(やり口言うな)
たださんのレビューを読んでちょっと安心したひまわりめろんでした〜(^^)/~~~2024/06/17 -
たださん
こんばんは!
『レーエンデ』読みましたか〜
これ、本屋大賞にノミネートされたくらいなので、高評価の方も多くてまぁ人気作なんですが...たださん
こんばんは!
『レーエンデ』読みましたか〜
これ、本屋大賞にノミネートされたくらいなので、高評価の方も多くてまぁ人気作なんですが、自分も含めてあまり評価が高くない人は、ほぼほぼ「重厚匂わせ詐欺(詐欺言うな)」に言及してる気がしますね
物語としては悪くないんだけど…やり口が…(やり口言うな)
たださんのレビューを読んでちょっと安心したひまわりめろんでした〜(^^)/~~~2024/06/17 -
ひまわりめろんさん
こんばんは!
コメントありがとうございます(^^)
読んでいて、どうしてもランスや小野不由美さんのあのシリーズ、その他...ひまわりめろんさん
こんばんは!
コメントありがとうございます(^^)
読んでいて、どうしてもランスや小野不由美さんのあのシリーズ、その他諸々と比較してしまう自分がいて、まだ若い作家さんなんですかね?
何だか自分の創造した世界なのに持て余しているような印象があって、ひまわりめろんさんの『革命の話をしよう』と最初に書いてあったやつ、あれどうなったんだも、まさに同感でしたが、おそらくシリーズ全体のキーワードなのかもしれないと思い、今は気にしないことにしました。
それからランスはすみませんね。
『魂の戦争』読む気満々でいたのですが、それが唯一ある図書館が休館になってしまって・・・まあ読み始めていたら、却って中途半端なところで止まってたかもしれないので何とも言えませんが、12月になったら一気に読みますよー!2024/06/17
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Audibleにて。
切なく美しい。
ファンタジーは苦手と思い込んでいたけど、全くそんなことはなかった。
家事をしながら聴く事が多いのだけど、終盤に差し掛かる頃には「お料理しながら聴いてる場合じゃない!集中しなければ!」みたいな気持ちになった。
時間を有効に使いたくてはじめたAudibleだったのに、完全に手を止めて聴くことになったので本末転倒ではある。
でも、そう思わせてくれる本に出会えて幸せ。
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ずっと気になっていたこの本。
先延ばしにしていたけど、やっと読んでみた。
先延ばしにしていた理由は…カタカナや外国の名前がたくさん出てくるファンタジーにすごく苦手意識があるから。
人名、地名を覚えるのに時間がかかり過ぎて内容がなかなか入ってこないのです。
案の定その現象が起こって、しばらく頭の中が???
(地図だけじゃなくて、相関図もお願いしたかった)
でも、一通り頭に入ってからは、壮大なファンタジーを楽しませてもらった。(帯に書いてあるとおり、めちゃくちゃ王道だった!)
1作目は序章に過ぎないというレビューもあったので、2作目以降もっと面白くなるといいな。