妻のオンパレード The cream of the notes 12 (講談社文庫)

  • 講談社 (2023年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784065328156

作品紹介・あらすじ

書下ろし人気エッセィ、ついにシリーズ第12作登場!

「楽園」とはどんな場所なのか?/
ついていないな、と思ったことはないが、運が良いなとは、いつも思う/
その人にとって満足できる金額を所有している人を「お金持ち」という/
AIは答えることしかできない ほか

みんなの感想まとめ

多様なテーマを扱ったエッセイが、読者に深い思索を促します。年末恒例のシリーズとして、多くのファンに親しまれている本作は、森博嗣独特の文体を楽しむことができ、時には熱く語る姿勢も見られます。コロナ禍を経...

感想・レビュー・書評

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  • 年末恒例の森先生のエッセイシリーズ。買った本は基本的に積むことが多いのですが、このシリーズは一昨年くらいから年末年始の風物詩として楽しむようにしました。少しずつ読み進めて本日読了。いつも通りの森博嗣節をきかせたかと思えば、珍しく熱く語っているような所もあり、今回も大変楽しめました。ごちそうさま。

  • 森さんの文章は癖になるね。コロナを超えて思うことがあります。

  • エッセィ集12作目! そんなに続けて出版されるのであれば、おもしろいに違いないと思える。エッセイは鮮度も大事、。本書がおもしろかったら、早いうちに過去作も読んでみよう

    #妻のオンパレード
    #森博嗣
    23/12/15出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/3GOBM6w

  • いつものエッセイ。
    順調に執筆活動を減らしているようだが、ファンとしては新作を待ち望んでいます。
    個人的に面白いと思ったトピックは、
    "「生放送」も「中継」もいらない、と視聴者はTV局に教えた方が良い。"
    "愛知万博からそろそろ二十年。当時から太陽光発電の問題点を書いていたが……。"
    "時事ネタを取り入れたところ、わりと好評だった。同時性が求められている?"
    の3つ。

  • 2025/10/4 Amazonより講談社フィクション本50%ポイント還元キャンペーンにて704円(352pt)でDL購入。

  • 6 「宗教って、そもそも全部、霊感商法なのではないか」と書いたら叱られる?
    p33
     神ではなく、馬を信じる人たちが沢山いる。

    55 再び、「推し」について考察してみよう。
    p131
    「推し」は異性でなければならない、とマスコミは暗黙の了解をしている可能性が見える。

    71 日本が技術後進国になったのはどうしてなのか?
    p162
    労働力が安いからアジア諸国で生産する。すると、その他で技術者が育つ。育った人たちが、今はその業界を牛耳っているだけだ。一方で、日本の企業は、世代が代わり、技術に関心がない役員ばかりになり、開発よりも儲かる事業(たいていは金融絡み)で会社を維持しようとしている。

    p163
    たまたま戦後にアメリカの傘下にあり、近くで戦争もあり、特需に沸いただけのことで、日本人が勤勉だとか、細かい作業が得意だとか、そんな勘違いをしばらくしていただけ。今は、観光立国になろうとしているが、観光もデジタル化することを忘れない方が良い。

    72 AIは今後どのように社会に進出してくるのか?
    p165
    人間は何をすれば良いのか、それもAIに尋ねて、AIの指導を受けるようになる。


    今作も面白かったです。
    時事関連のテーマが増えてきて、周回遅れ感が否めないけれど、何かしらの気づきが得られるところもあるかもしれません。
    AIに関して、答えることではなく、問いの内容が重要になってくるという示唆はまったくその通りで、扱う人によってはツールとしての機能を活かすことができないどころか、下手に依存度を高めるのでは、とも思う今日この頃。

  • 241215*読了
    森博嗣さんを敬愛している。
    小説もエッセイもどちらも好きだし、くまなく読み尽くしたい。
    そんな森博嗣マニアとして、このシリーズは押さえておくべきものなのだけれど、好きだからこそ読み終えてしまいたくない気持ちもあった。

    さて、つで始まり伸ばし棒の加わるこのエッセイシリーズは本作で12作目。
    ほぼ読み終えていたのに中断していて、この度13作目が出版されるにあたり、そろそろ…と今作も読了した。

    森博嗣さんの飄々とした意見は読み手を驚かせる。
    そこには読者におもねる様子がまったくない。
    かといって、拒絶しているわけでもない。
    それが森博嗣さんらしさなのだ。

    森博嗣さんのように生きられたらどれほどいいだろう…。
    それはそれは多くの著作を出し、活躍されてきて、今もこうして読者を夢中にさせる著作を出されている。
    にもかかわらず、森博嗣さんは自身の趣味に没頭し、読者側におもねることなく飄々と工作しつづける日々をおくっていらっしゃる。うらやましい。
    運が味方をしている面だってありそうだけれど、それを上回る実力でここまできたのだと思う。
    つくづく好きで敬愛する作家さん。

  • 初めて森博嗣のエッセイ(クリームシリーズ)を読んだ。
    時事ネタもありながら抽象的な話も織り交ぜられていて、わかったり、わからなかったり。
    筆者がいうように、理解でもなく、共感でもなく、こんな考え方もあるんだなぁという軽い感覚(知覚?)で読み進めた。
    知ってどうなるわけではないけれど、作者の頭の中に少しでも触れられるのは魅力的

  • 妻がたくさん出てくる話ではない。
    毎年末に出ているエッセイ集。
    もはや、自分の中で風物詩になっている。

    抽象的に捉えるといつも同じことを言っているのだけど、リマインドとして読んでいるのかも。

  • 年に一回のエッセイ集。毎度共感できたりできなかったりの内容だが、森博嗣の考え方は時に妙に納得感があるから毎年楽しみしている。五十嵐律人による巻末の解説は、よく整理されていて読みやすかった。

  • 森博嗣にしては時事が多いなと思ったけど、そのように書いたらしい。
    膨大なデバイス容量をアリバイ証明に使っているみたいな単元が面白かった。
    その他の項も、相変わらず独特なんだけど、シンプルで洗練されている思考に触れられる良いエッセィ。

    それにしても年間の刊行数が減ってきている。
    そろそろ本当に引退が近いのだと寂しい気持ちになる。

  • 毎年年末の出版されるこの「クリームシリーズ」を読むことが歳末の恒例行事化しているが、今回は読了が年を越してしまった。
    国語が嫌いだったと言う著者だが、相変わらず世の中の日本語の乱れには手厳しい。これが作家としての矜持だろうか。
    さて、今回、おっ、と思ったのは、著者の趣味を評して「奥様は良き理解者なのですね」と言われたことに関して、痛烈な反論をしている件だった。
    いつもは他人に何を言われても人は人、自分は自分と柳に風という感じで受け流すのだが、今回はちょっと気持ちが出ているような印象を受けたのが面白かった。よほど腹に据えかねたのかと親しみを覚えた。
    また、AIは質問に対して適切に答える能力は有しているが適切な質問はできない(現時点においては)という指摘はそうなのかもしれないと納得した。

  • 「百%」や「全面的」ではなく、最初から「九十%」や「大部分は」と述べる事で、その意見の精度が上がるだろう。自分は残りの十%について述べたい、という意思表示にもなって、論点の重心がより明確になる したい事に向かって、出来るような活動をする事は、誰にでも出来るし、大抵の場合、何時でも出来る。考えるだけでも、実現への活動と言える。すると、未だ出来ていない状態であっても、何だか幸せな気分になるだろう。つまり、空を飛べなくても、空を飛ぶ為に何が必要で、どうすれば良いかと具体的に考えるうちに、まるで空を飛んでいるような感覚になる。人間は、結局全てのものを頭脳で認識している。だから、夢へ向かって考える事が、既に夢の実現と同じ位楽しく感じる。そして、其れこそが「自由」なのである。目的をあっさり実現出来るよりも、寧ろ長い時間、自由を楽しめる。 リバウンドで一時的に繁盛を取り戻しても 古い頭はパラダイムシフトを迫られている ニュースで報じられる犯罪者は、「どうしてあんな馬鹿な事をしたのだろう?」と大勢から不思議がられるのだが、全然不思議ではない。欲望の赴くままに行動しただけの事。寧ろ素直で正直で、最も簡単な道を選択しただけなのである。 それでも、人生はせいぜい六十年と予測していた。それまでにやりたい事はやり切った方が良い、と予定を立てた。仕事を早々に離脱し、今のような生活になったのも、ある意味、気が焦っていたからだろう。そして、もう六十年を過ぎた。今はロスタイムだ。

  • エッセイ,と括るべきなのかは判らないが,変わらず森羅万象に対し自分の頭で考え,出てきた腑に落ちる自分なりの解答に忠実に行動する.一般的な島社会民族日本人の行動理念は,輪を尊ぶことだが,我々は(回答の正否に依らず)自分の行動理念は自分で導出した解にのみ依存する.社会不適合に移る我々の行動だが,帯に書いてある通り本書が支持されているのなら,世間の絆あるいは束縛と呼ばれる概念が強く支配していて不自由で世知辛い世の中と思う.

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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