メルカトル悪人狩り (講談社文庫)

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  • 講談社 (2023年10月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784065330197

作品紹介・あらすじ

悪徳銘探偵メルカトル鮎に持ち込まれた「命を狙われているかもしれない」という有名作家からの調査依頼。
“殺人へのカウントダウン”を匂わせるように毎日届く謎のトランプが意味するものとは?
助手の作家、美袋三条との推理が冴えわたる「メルカトル・ナイト」をはじめ、
不可解な殺人事件を独自の論理で切り崩す「メルカトル式捜査法」など、驚愕の結末が待ち受ける傑作短篇集!

みんなの感想まとめ

独特な視点で描かれるミステリー短編集は、名探偵メルカトル鮎の存在が事件に歪みをもたらす様子を巧みに表現しています。読者は、彼の推理が進むにつれ、思わず眩暈を覚えるような興奮を体験します。作品全体を通じ...

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりのメルカトル鮎の新作、相変わらずの縦横無尽、唯我独尊ぶりを大いに楽しみました! 大山誠一郎さんの解説に、この作品は「名探偵が事件に歪みをもたらしている」とありますが、メルカトルが謎を解くと、眩暈を起こしたような感覚に襲われるのがクセになるのです。
    ところで、「翼ある闇」が「最後の事件」として書かれているのに、美袋さんがスマホの水没で事件に巻き込まれたり、コロナ禍で大阪に戻れなかったり…というこの作品、存在自体も歪みをもたらしている?

  • これは何と言っていいのか…
    縦横無尽、唯我独尊のメルカトル鮎が事件に歪みをもたらす短編集
    ミステリーというフォーマットをこれでもかと弄る麻耶雄嵩ってほんとへそ曲がり(素敵)

  • 短編集。
    シリーズものだったみたいなんだけど、予備知識なく読み始めました。
    きっと一冊丸々同じ話だったら1作目から読めばよかった!ってなるやつだけど、短編集なのでなんとなくの雰囲気も分かりつつ関係性も分かりつつ。
    まぁ最初から読むと間違い無いとは思う(当たり前)

  • 「愛護精神」★★★
    「水曜日と金曜日が嫌い」★★★
    「不要不急」★★★
    「名探偵の自筆調書」★★★
    「囁くもの」★★★
    「メルカトル・ナイト」★★★★
    「天女五衰」★★★
    「メルカトル式捜査法」★★★

    メルカトル鮎は無謬であること。
    銘探偵であるがゆえ、自身の存在や行動にも必ず意味があること。
    基本的にはそうした前提に基づいて物語が進む、クセの強いミステリ。
    ただし、そんな歪みがあってもイロモノの類いではなく、しっかり面白いのが見事。

  • かっこよくて性格が悪い。キャラが立っているので、話が頭に入ってこない感じもするけれど、やはり面白い

  • メルカトルシリーズの短編集だが、かなりレベルが高い。メルカトルだから成り立つ物語ばかりで、おもしろい。逆説的な推理の「メルカトル式操作法」や、麻耶雄嵩らしい毒の効いた「水曜日と金曜日が嫌い」、椅子の配置についての論理的推理の光る「囁くもの」、意外な結末がおもしろい「メルカトル・ナイト」。久々に粒揃いの短編を読んだ。今回はどの作品でもメルカトルがまともに見えた笑

  • 全八編から成る推理短編集

    推理パートよりもその前段階の方がページ数的に多い印象
    そして推理から解決まではかなり頁数が短い、というかこれ解決できるのか?という頁数の短さ
    かと言って齟齬があるかと言われればそういうことは無い
    一編あたり60頁なので読みやすいのも良

    ただ好き嫌いの好みが別れそうな作品

  •  傲岸不遜で良心の欠片もない銘探偵メルカトル鮎のこれでもかと言うくらいミステリーに変化球を織り交ぜた短編集。個人的には「メルカトル式捜査法」が最も印象に残った。

  • メルカトル鮎シリーズは昔に読んだ記憶がありますが、ハッキリとは覚えてません(笑)

    ただ癖が強かった記憶はあり今作【メルカトル悪人狩り】読みましたがやはり癖は強かった!

    長い話、短い話があり楽しめましたが万人受けはしないかも!?
    私はこれを機会にメルカトル鮎シリーズ全て読もうと決めました。

  • 麻耶雄嵩はすごい。
    そして、解説はまさにそのとおり。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00577280

  • メルカトルと美袋の短篇集。
    何が起きようと何を起こそうと無謬であるメルカトルがあっという間に解決するので、過程はあまり書かれていない。
    急に出てくる「旧ドリカム編成」という麻耶先生のワードチョイスが謎すぎる。

  • 面白かった!!!!前作『メルカトルかく語りき』よりもエンタメ色とメタが増した完全体。前作同様、消化不良で強引に終幕する感じが堪らなく良い。そのうえ既存の数多のミステリーを踏みつけて変梃な新境地に連れて行くような高慢さが良い。ペテンに騙されたような、それでいて充実感のある奇妙な読後感はここでしか味わえない。最高だ。私はもう麻耶雄嵩の虜になっている。
    全部好きなのだが、個人的に刺さったのは『名探偵の自筆調書』『囁くもの』『メルカトル式捜査法』。

  • 麻耶雄嵩さんにしては普通すぎるミステリーの短編集だった。

  • 普通にメルが腹立つ笑

  • 突飛な小説。
    長編で読みたいメルカトル鮎

  • 8篇からなる短篇集.いずれも,メルカトル鮎というヒトの存在意義を問う内容で,ミステリィ要素は付随的道具として機能する.ミステリィ小説で必須の存在を追求することで,ミステイリィ小説そのものの,延いては作者自身の存在意義を探しているように感じる.

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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