- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065337189
作品紹介・あらすじ
〈その日から僕は、死者が視えるようになったのである──〉それは暗い夜のことだった。検事である僕・印藤累(いんどう るい)は、夜道に立ち尽くす幽霊の存在に気づいた。動揺する僕の前に現れたのは「案内人」を自称する親しげな青年・架橋昴(かけはし すばる)。彼はこの世に未練を遺す幽霊を、ある場所に導くというのだ。それは、真夜中にだけ開かれている弁護士事務所……その名は「深夜法律事務所」という。リーガルミステリの旗手が拓く新境地!
感想・レビュー・書評
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五十嵐律人さんの最新作
『幻告』はタイムリープ要素が入っていたが、本作は"成仏できていない死者が視える"という特殊能力設定の、怪奇&ミステリー小説。
ある事件を機に、成仏できずにいる死者が視えるようになった印藤累(検察官)と、同じ能力を持つ深夜朱莉(弁護士)の二人が、死者が彼岸に渡れるよう、事件の真相を追求していく物語。
今まで五十嵐さんの作品は全作読ませていただいたが、これまでの作品よりも、特殊能力の設定や事件の推理に重きが置かれていて、
登場人物のキャラクターの魅力がやや物足りなかったかなという印象。とは言いつつ、やはり五十嵐さんのミステリーは面白くて好き。
物語の主軸から外れるが、終盤で出てくる"罪を憎んで人を憎まず"という言葉、私は初めて目にしたのだが、深いなぁと思って調べたら、かの有名な孔子の言葉だった。そう簡単に実行出来るものではない気もするが、日々心掛けていくことで少しでも懐の広い人間になりたい。
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なかなか新鮮な設定。
真夜中にしか開いていない弁護士事務所と、相談しにくる死者。
重くないので、さくっと読めたかな。 -
面白かった〜✨
一風変わったストーリー。
結構ホラーなのかな?と思ったら、ミステリー色強めだった。
頭いい人たちの集まりだから、ややイメージに苦戦したけども(笑)、設定がなかなかに面白かった。
これ、続くかな?
架橋くんの事件の解決編もぜひ読みたい✨ -
2023/11/22読了
著者プロフィール
五十嵐律人の作品






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