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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784065340356
作品紹介・あらすじ
“今”の京都の声でよみがえる、源氏物語!
「紫式部が隣でおしゃべりしているかのように綴られる、
若き日の「光君」の物語に、ぐっと引き込まれました」
―本上まなみ(俳優・エッセイスト)
「桐壺」帖から「葵」帖までの9帖を原文に忠実に訳した、
作家・いしいしんじによる平安京の大ベストセラー恋愛物語。
光源氏が誕生する「桐壺」帖から、のちに最愛の女性となる紫の上が登場する「若紫」帖を経て、
正妻・葵の上のもののけによる死が描かれる「葵」帖(源氏23歳頃)まで、
9帖を抄訳して収録。光(ひかる)君(くん)の若き日の成長譚と、さまざまな姫君たちとの華麗な恋愛絵巻が描かれます。
源氏物語に詳しい人はもちろん、読むことを敬遠してきた人へ。
令和に蘇る平安の宮中恋愛劇を、ゆるりとお楽しみください。
みんなの感想まとめ
平安時代の恋愛物語が現代の京都の声で新たに息を吹き返します。著者の訳は、古典的な源氏物語を現代語で表現しつつ、京都弁を巧みに取り入れています。その結果、登場人物たちの性格や感情がより鮮明に描かれ、特に...
感想・レビュー・書評
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今の言葉での訳
ちょー‥とか、めっちゃとか、スルーとか
今風の言葉があふれる
が、かえってその言葉ばかり飛び込んできて
内容が今ひとつ入ってこなかった
流し読みしてしまった
また、少しずつ読んでいきたい
いろんな源氏物語を読んで理解を深めたくなった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古文が苦手で避けて通ってきたのだけれど、楽しく読み切れました。それどころか、その後が気になるので続きが読みたいです。
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源氏物語の現代語訳をいくつか読んでみようと探していたら、なんと、いしいしんじが書いていたのを知り早速読んでみる。こちらは、現代語訳なだけでなく京都弁口語訳なのが斬新…なのだけど、正直ちょっと読んでいて疲れました(^_^;)
語尾がねえ「~はるん」「~はんのん」「~はんの」など、いかにも京都なのだけど、ずっとその連続なのでだんだん飽きてくる…といいか正直イライラしてくる。私は京都生まれの京都育ち、今も京都在住の京都弁ネイティブだけど、京都弁ってこんなんやっけ?と、たまに引っかかり。無論いしいしんじも関西弁ネイティブで京都在住なので、間違えてはいないと思うのだけど…つまりわざと大袈裟に誇張されているということなのかなあ。
あと、語り手がどの立ち位置で言ってるのかよくわからなくなるんですよね。紫式部って感じじゃなくて、光源氏を知ってる女性の噂話みたいな距離感の語り口で、どっか無責任。それも狙ってそう書かれているのかしら。だとしても私はしばしば「お前誰やねん」と突っ込みながら読んでしまった。とりあえず、「はるん」「はるん」うるさい。
現代語とひとことに言っても、当時の雰囲気や世界観を保ちつつだった角田訳の普遍性のある言葉遣いと違い、こちらはあえて、今風の言葉、例えば返歌することを「リプ」と言ったり、イケメン、チャラい、セレブ、などの軽い言葉が随所にちりばめられており、無論意味はわかりやすいけれど、自分にはしっくり来ず…。なにより笑えない。いや別に著者は笑かしてやろうと思って書いてないのかもしれないけど、これが町田康の古典現代語訳だったら爆笑ポイントなのになあと思ってしまい。
単純に自分にはつまらなく、序盤でちょっと心折れそうに。いしいしんじは大好きな作家なのになあ。まあすじがきはわかっているので、流し読みとなりました。平安京の物語を京都弁で書いたら(読んだら)どうなるかという実験的な試みは面白いと思うけれど、個人的にはイマイチ乗り切れませんでした…。
すじがきについては他の訳との重複になるので割愛。ただどの訳で読んでも基本的にやはり光源氏の言動は現代人の感覚ではアウトなんだよなあ。
※収録
きりつぼ/ははき木/うつせみ/夕がほ/わかむらさき/すゑつむ花/もみぢの賀/花の宴/あふひ -
◼️ いしいしんじ「げんじものがたり」
京ことばで、くだけた語りの源氏物語。
関西弁というか、やはり京言葉、そして今ふうの言葉で訳してある源氏物語。大谷崎をはじめ多くの方が現代語訳している源氏物語。専門的なことは知らないが、私的に紫式部は素晴らしい物語作家で、一文が長すぎる人だと思う。特に日本人が訳すと古語の知識にどうしても引きずられてしまう傾向があるかなと。私が通読した与謝野晶子も苦戦している跡が見えた気がした。
まあともかく今作はある意味思い切った、パロディ的な訳。目的が違うかもと思う。
まずは「桐壺」に、「雨夜の品定め」の「箒木」。プレイボーイ光源氏が唯一?逃げられてしまう「空蝉」、そして儚い運命で、怨霊に取り殺される「夕顔」、なんといっても犬君がスズメを逃した「若紫」。光源氏、はっきり言って誘拐犯。ただ、架空の物語ということで、私は若紫をマジっと描いた絵が見たい気もする。そもそも桐壺の更衣〜藤壺〜若紫と続く系譜もなんか絵画化がいいような・・。美人画の大家と呼ばれた鏑木清方が樋口一葉「たけくらべ」のヒロイン美登利を描いたような感じで。
超絶引っ込み思案の「末摘花」、光源氏と藤壺、不義の子が産まれる「紅葉賀」、光源氏が楽器を弾きちょっと舞う「花宴」ではのちに重大な結果を招く朧月夜との出逢いがあり、先へと続く。そして、初めての子が産まれた矢先、光源氏は正妻葵の上に先立たれる。嫉妬した者たち、ことに六条御息所の強力な怨霊が取り憑いたためで、光源氏、娘を失った左大臣家は深い悲しみに包まれる。
特になにも注釈はないが、続く・・んだよね。確かにこの9つの帖はそれぞれアクティブで有名ではあるが、原作に忠実に進んでるし。帖のタイトルはひらがなになってたりしますちなみに。
やはり源氏物語はおもしろい。しかしこう、いわばデフォルメしてあっても、どうも主語や動き、心理が少し分からないところが残るような。それが源氏なのかな。私の理解が悪いんだろうか。
いつもながら、空蝉と繋げないということは君の働きが悪いからちゃうのん?と光にいじめられる空蝉の幼い弟、小君のチーくんが、原作を読んだ時と同じく、ちょっとかわいそう。
古語を現代語に訳すと、やはりマイルドな表現になるし、読み手もそれに慣れちゃっている。おそらく込められた意味を率直に表す言葉遣いのこの訳は、違和感もあるが、痛快なところも多々ある。やっぱこれくらいのものもないとね。こちらの方が言動がよく分かるし。
まだまだ続く。先々を期待します。 -
関西弁で語られる源氏物語。笑える。
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いしいしんじさんの訳す源氏物語。訳すというか、いしいしんじのものがたりになっているというか、現代の京都のおじさんがしゃべってるみたいなかなりぶっとんだ訳なのでびっくりした。
セレブとかのカタカナ語、「ぐうかわ」みたいなネットスラング、「三冠王」とかの時代を超えた概念がバンバン飛び出す。登場人物の口調もすごく砕けている。いや、面白いから私はありなんだけど!奥ゆかしさ、格調高さとかは全く失われてる(笑)。その分、各登場人物の性格、特に夕顔の可愛らしさというのが、角田光代訳で読んだ時よりよく伝わってきたかも。夕顔は、ヤリチン光君にとっては死ぬほど都合が良くて、ちょうどいい感じの女だったんだなあ。かわいそう。
現代語になった結果倫理観も現代に引っ張られるのか、光君のヤバさはより際立つ。行動もアレだけど内心のスケベ心とかクズさが現代語だとモロ出しになっちゃう。で、いしいしんじはそのクズっぷりを地の文で面白おかしくくさしてしまうから、ほんとほんと、と溜飲を下げてしまって気持ちがすっきりして読めるところがある。
光君が死んだあとのうじうじして恩着せがましい男たち、プライド高かったりなよなよしてばっかりの女たちもいしいしんじ訳なら面白く読める気がする。全訳してほしいなあ。 -
会話も地の文も京都弁で今風の語り口。ちょっと読みにくい部分もありましたが、その分光源氏が今風のお兄ちゃんで楽しかったです。
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源氏物語のいしいしんじさん訳。
ネイティブ京都弁で語られるやり取りはすごくリアルで、でも関西弁スピーカーじゃない方にとっては少し読みにくいかもしれないなと思ったり、でも光源氏のチャラいけど憎めない茶目っ気というか魅力が引き出されていたと思う。
高校時代、高尚な風に授業とかで教えられてた和歌が、実はこんなにエロティックな内容やったとは!とある意味痛快。
当時、この物語はすごい娯楽やったんやろうなぁと大河ドラマを観おわった後、なおさら思う。 -
私は面白かったよ、もちろん。
主要どころまとめていただき、相関図がやっと頭に入りました!
けど京都人でもあまり使わない言い回しは、京都弁慣れてない人だと相当読みにくかったんではないかと思う。 -
大河ドラマ「光る君へ」をきっかけにこの本を手に取った。大学受験のために漫画あさきゆめみしで概ねの内容を覚えて、もちろん勉強の中で古文でも触れたけど、それ以来の源氏物語。
現代語訳で改めて見ると、光君のキモさが際立つ。あさきゆめみしではもう少し格好良く描かれてた気がする。
現代価値観だからキモさを感じるのかと思いきや紫の上にも「キモい」連呼させていて笑った。金持ちイケメンでも許されない(後に許されるが…この本は途中で終わるので許されないまま)。
でも結局面白い。紫式部の描く姫たちの魅力だと思う。他の現代語訳もまた読みたい。 -
京都弁で綴られる源氏物語です。
まず、源氏物語を読むのが初めてでした。
光くん、かっこいいのをいいことにやりたい放題で、世が世なら捕まってるよ!と思いましたが、さすが長く読み継がれてきた物語、登場人物の心情は今の私にもわかることがあります。
馴染みがないので読みづらさはありましたが、雰囲気が伝わりやすく読んでいて楽しかったです。
これを機会にいろんな源氏物語を読み比べても面白いかもと思いました! -
全編、アンミカさんの声で再生されました。
取っ付きやすさは抜群!
しかし、そもそもキモチワルイと思ってしまった。
読みつがれてきた名作ですが、もっと読みたいとは思えず。 -
教科書の現代語訳とか、全部これにしたらいいと思う。どなたかネイティブの方、私に音読してください〜。
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