風が吹いたり、花が散ったり (講談社文庫)

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  • 講談社 (2023年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784065340844

作品紹介・あらすじ

『あめつちのうた』の著者が贈る、ブラインドマラソン×青春小説!

フリーターの亮磨は、夢が持てない日々を送る。
ある日、視覚障害があるランナーから、伴走者に誘われ――

大学生から熱い支持!
【第24回島清恋愛文学賞受賞作】


漫然と過ごすフリーターの亮磨。
バイトからの帰り道、視覚障害者の女性にぶつかり転倒させてしまう。
気が動転して無言で立ち去りかけたが、罪悪感から第三者を装って助けに戻る。
その場で、ブラインドマラソンの伴走者に誘われてしまい――。
爽やかな風が吹き抜ける青春小説!

みんなの感想まとめ

視覚障害を持つランナーとの出会いをきっかけに、フリーターの亮磨が成長していく姿を描いた青春小説です。物語は、ブラインドマラソンを通じて彼らの心の葛藤や友情が深まる様子を中心に展開され、単なる恋愛や成功...

感想・レビュー・書評

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  • 42195キロを走るのは並大抵じゃないのに、目が見えないで、よくぞよくぞだよ。走るサチの心の中は描かれていないが本当に凄いって事。あの場面で自分がついた嘘の告白とそうじゃない私もだよ、亮磨を選んで私は間違ってなかったと叫ぶサチ 甲子園の園芸にブラインドに主役ではないけど無くてはならない重要な役割にスポットを当てるの凄くて、世の中の風潮も盛り込んで、単なる誰と誰が付き合うとか成功したとか浅い話じゃない朝倉さん素敵だな

  • 「あめつちのうた」「サクラの守る街」
    の印象から、これもまた熱い青春小説だという
    【思い込み】で楽しみに読み始めると、
    ドロドロが止まらない…

    バイト先の「底辺」が重く、さちの眩しさ。
    眩しさに導かれて浮上していく亮磨。
    怪しさ満点のバイト先と店長のこともいつしか、見方が変わってくる。

    青少年の成長、視覚障害者のブラインドマラソンの伴走、愛のアスペルガー、恋愛、過去の事件を乗り越える。
    盛りだくさん。

    中でもハッとしたのは、
    目次の色使い。
    どういった配色なのか途中から気になって
    早く先を読みたくなりました。

  • 立て続けに走る話を読んでいます。
    私には衝撃的なときに購入した、ある意味色んな思い出のある本…です。笑

    さて、盲人マラソンに出場する女の子と過去に犯罪歴をもつフリーターの伴走者を務める男の子の話。

    さちちゃんは非常にキラキラして眩しかったー!
    生命力溢れ出てるのが紙面から伝わってました。

    なんかこう愛ちゃんとの対比?眩しいさちちゃんと深海の愛ちゃんと。
    実は愛ちゃんも精神障害持ちで見た目には分かりやすくわからなくて…っていう展開。
    そういうところに焦点を当てたい小説だったのかな?
    なんかこう若干の詰め込み感がありました。

    あと伴走者の彼が案外なかなかクソだと思うんですよね…。個人的に。
    嘘ついて逃げてって、ありがちな部分で大いに共感もするんですが、なんかそれ差し引いても…。
    もういっそ彼いないほうが良かったんじゃ…(なんてこというんだ!)

    @手持ち本

  • Amazonの紹介より
    漫然と過ごすフリーターの亮磨。
    バイトからの帰り道、視覚障害者の女性にぶつかり転倒させてしまう。
    気が動転して無言で立ち去りかけたが、罪悪感から第三者を装って助けに戻る。
    その場で、ブラインドマラソンの伴走者に誘われてしまい――。
    爽やかな風が吹き抜ける青春小説!



    第24回島清恋愛文学賞受賞作。
    平坦ではない道を歩んできた3人の走者。協力し合ってゴールを目指していく描写は勇気を与えてくれました。マラソンのシーンは、躍動感があって、手に汗握りました。

    てっきり、本番のマラソンや練習している様子を描いているかと思いきや、その部分は控えめに、それぞれの心理描写を中心にしています。

    自分は本当にバディと組んでいいのか?
    マラソンをやっていていいのか?

    といった具合に、心のモヤモヤを重視して表現されているので、個人的にちょっと意表を突かれました。もう少し練習シーンやマラソンの本番をじっくり味わいたかったなと思いました。
    展開としてはトントン拍子で、ちょっと無理矢理感はあるように感じましたが、それぞれの心の葛藤がじっくりと描かれていたので、全体として、物語に浸れたなと思いました。
    その背景にあるそれぞれの苦悩も、胸が痛かったです。
    高い目標だろうとも、一歩踏み出す気持ちが大切であり、その姿はかっこいいなと思いました。

    ラストは、「春」を感じさせてくれるような恋愛模様や手に汗握るマラソン大会は、圧巻でした。読んでいるこちらまで、爽やかな気持ちにさせてくれました。

  • ありがちなストーリーと思っていたが、やっぱりよかった。なんだろう?走ることで人は変わるからかな

  • 最後のマラソン大会のシーンは、こっちも隣で走っているかのような緊迫感がありました。
    みんな何かを抱えている中で、どう生きていくかを考えさせられました。

  • マラソン大会前にモチベーションを上げるために読んだ本。
    視覚障害者の伴奏ランナーに挑戦する主人公。
    過去に犯罪を犯し家族とも疎遠の中、ひょんなことからさちと出会う。

    マラソン大会での最後の場面は、鳥肌が立った良いシーンであったな。

  • 視覚障害者マラソンの伴走を通じて主人公が成長するストーリー。
    登場人物は皆何かしら過去を引き摺って生きており、乗り越える様に目頭が熱くなる。
    とても面白かった。

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著者プロフィール

1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。2012年『白球アフロ』(受賞時タイトル「白球と爆弾」より改題)で、第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。選考委員の伊集院静氏、角田光代氏から激賞された同作は2013年に刊行され話題を呼んだ。2018年『風が吹いたり、花が散ったり』で島清恋愛文学賞を受賞した。甲子園球場の整備を請け負う阪神園芸をモデルにした『あめつちのうた』で話題を呼んだ。他の著作に『野球部ひとり』『つよく結べ、ポニーテール』『僕の母がルーズソックスを』『エール 夕暮れサウスポー』などがある。元高校野球児で、ポジションはセカンド。


「2023年 『サクラの守る街』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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