この間取り、ここが問題です! (講談社+α新書)

  • 講談社 (2024年1月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784065344637

作品紹介・あらすじ

「カズレーサーと学ぶ。」(日本テレビ系、2025年3月4日)に著者出演で話題!
間取りが変わるだけで大きく生活も変わります。
一見すると、おしゃれで素敵そうに見える間取り。でもそこには大きな落とし穴が隠れていることも多い。
注文住宅でも3分の1以上の人が「不満足」という調査結果の大部分、じつは間取りへの不満だった!
住んでみないとなかなか見えてこない「隠れた暮らしにくさ」。いままで3000件以上の間取りを診断してきた建築士が、25の具体的な間取りから、その問題点を指摘。具体的な事例をもとに、より住みやすい間取りを提案する。
間取りを変えると、毎日の生活が劇的に変わる!
〇日々のことだから、小さな不満がたまりやすい家事動線。
〇子どもを見守りやすい間取り。
〇家族の対話が増える間取り、減る間取り。
〇おしゃれに見えたスペースがデッドスペースに。
〇二世帯住宅の落とし穴。
〇夫婦の営みと間取り。
〇災害に強い間取り、弱い間取り。
〇「流行」に隠された使いにくさ。
〇ライフステージによって適切な間取りも変わっていく。

感想・レビュー・書評

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  • マイホームを建てるとき「ぐるぐる回れる回遊動線」にこだわった。結果的に妻には不評で、たまに不満を漏らされる。「回遊動線」についての項目があるので読みたい

    #この間取り、ここが問題です!
    #船渡亮
    24/1/18出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/48Vx5E6

  • 借りたもの。
    間取りのセカンドオピニオンを行っている、かえるけんちく相談・アキラ先生の著書。
    憧れや流行で間取りを設計して、いざ実生活で不便さが露呈する……
    そうならないためのヒントを紹介。

    家族全員の一日の動き(動線)を間取り上でイメージすることを提唱。
    [ステップ1]家具・家電・モノを間取りに配置する
    [ステップ2]一日を5分割してシミュレーション
    [ステップ3]自宅と比較する
    [ステップ4]子供の成長や家族の変化を織り込む
    著者は家を「理想の――今ある問題を解決した――暮らしを実現するための手段」と捉えている。

    一見、よく考えられた間取りのようでも、玄関からリビングへたどり着くまでドアの開閉が多くなっていたり、
    パントリーは広いけど収納が少なかったり、回遊動線が複雑だったり狭すぎて寛げない等…
    実際に“人が動く”事を想像すると出てくる問題点。

    子育ての場であり、終の棲家となるかもしれない我が家。
    子供の成長とライフスタイルの変化に、この間取りは理にかなっているのか…
    アベナオミ『賃貸か持ち家か?こだわりマイホームを手放して賃貸生活でお金も貯まりました』( https://booklog.jp/item/1/4046831774 )では、マイホームが合わないと感じて手放す理由のいくつかになっていた。
    それに通じる話もあった。
    興味深かったのは「子育てと間取りについて」(p.118)の話。
    リビング階段は引きこもり対策にはならない、家で子供の能力は伸ばせない…!!
    だからこそ、「親(私たち)が機嫌よく過ごせる」間取りにする。……そちらの方が子供に良い影響を与えるというのは頷ける。

    家事、生活、帰宅動線を考えるだけでなく、「売却しやすい間取り」という視点を持つ…これは資産価値という意味でも重要だと思う。

    印南和行『プロ建築士が絶対しない家の建て方』( https://booklog.jp/item/1/453405940X )とも併読。
    前述書と異なって面白いと思った点は、「プロならこうした不便さが分かると思うのに、何故そんな間取りが黙認され施工されてしまうのか?」を赤裸々に指摘している点。
    不動産業者は「暮らし」を説明しない。
    動線を説明する住宅会社は3割。
    施主考えた間取りは神聖不可侵。
    映える・盛るが好きな建築家……

    ◆アキラ先生の住まいの間取り教室【船渡亮】
     https://www.youtube.com/@AkiraSensei-Madori

  • 家の間取りの問題点を暮らしの観点から洗い出す本。
    本書は「間取りで暮らす」というシミュレーション方法の説明と、5つの観点と25の事例によるケーススタディで構成されている。
    私自身はITエンジニアであり、建築業ではないし施主になったこともなくて間取りの作成に縁はないが、ヒトの行動や人間工学に基づいて複雑な工業製品を構築するという点では似た点があり学びがあった。IT土方という言葉もあるくらいだし。
    事例は多いが問題点や解決方法は共通点も多く、全体的に内玄関やシューズクロークは好まれず、吹き抜けによる採光が好まれる傾向にあるのがおもしろかった。

    21ページ
    「注文住宅の世界では、施主が考えた間取りは、「神聖不可侵」なものとして扱われます。施主(お客様)が考えた間取りなのだから、(客観的に残念に見える場合でも)尊いものであり汚すべきではない、という意識があるようです。また「言われなければ、それでよし」というスタンスもあります。」
    →ITエンジニアリングでもありがちだけど、良くない風潮だと思う。尊いという認識をするのは良いけど、本当に良いものや適切なものにしたいなら口や手を出さないといけなくて、これがプロの仕事であろう。

    33ページ〜34ページ
    家具・家電・モノを間取りに配置する
    「間取り図に書いたほうがよい家具・家電・モノはこちらです。
    (中略)
    ・靴、スリッパ(土間・床に置く場合)」
    →良い観点。靴は間取りではないし家具・家電のように固定するわけでもないけど、実際の利用シーンでは置きっぱなしになって通過するときに邪魔にならないかをシミュレーションしましょうという主張。神は細部に宿ると言うし、細部とはいえ影響は小さくないことはちゃんと解像度高く考えるほうが望ましい。

    38ページ
    「ポジティブプランニング&ネガティブシミュレーション」
    →これが良い場合と逆が良い場合の両方があるような気がするけど、この言葉と発想は覚えておきたい。計画と予測や構想は似て非なるものだからスタンスが異なっていても良い。

    41ページ
    「人の運動の強さを示す指標にアメリカスポーツ医学会が発表しているMETs(代謝当量)がありますが、日本では厚生労働省が健康づくりのための運動指針として使用しています。これによると、自宅でモノを持って階段を移動することは、フラットな床を移動する時の3倍ほどの労力がかかるそうです。」
    →たしかにそんな気もする。建築士は建築自体だけではなくスポーツ医学のなど幅広い知識が要求されるようだ。具体的な数値とその根拠が示されている点が良い。

    162ページ
    「一般的に総2階は耐震性が高く、下屋がある間取りは耐震性が低くなります。ただ後者の場合でも、2階外壁下に1階壁があるなら耐震性を担保できます。」
    →おもしろい建築知識。プロジェクトマネジメントのリスク管理における対策の考え方に近いものがある。

    184ページ
    「2つある玄関框が狭い」
    →玄関框という言葉を初めて見たし、読み方も全然わからず、漢字を表現するのも難しくて検索するのも難しかった。「げんかんかまち」と読む。

  • 可変性の低い戸建住宅を施主が若い内に建てしまうのは大きなリスクを抱えてしまうと思う。

    ふすまで仕切った日本建築は断熱性やプライバシーの問題はあるものの、可変性の高さはこれからの建築に示唆を与える事が多いし、人生のステージ毎に住み替え、リノベーションを頻繁に行うアメリカとかの暮らしかたも大いに参考になる。

    阿笠不文律にて購入。

  • 満足できない家に住み続ける日本人 印象と実際:不動産会社・暮らし/動線を説明せず 建築家・映える/盛る 間取りで暮らしを理解:間取り→暮らし 動線≒暮らし 配置→シミュレーション→比較→変化織り込み 家事時短できない:家事動線=間取り+動線 子育てで不機嫌に:消費期限は極めて短い 親が機嫌よく子育てできる間取り セックスレスになる:夫婦の営も設計で考える 人生100年時代に対応できない:長期優良住宅 ダメ間取り→建て替え  取り扱い注意:間取り≒家の骨格 10年スパンでのトレンド 流行<実際の暮らしやすさ

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